今日の一句
(103)
「花譜の館・別館」へようこそ。
牡 丹
(ぼたん)
2品種
水際に酒旗の揚がらで観る牡丹
(みなぎはにしゅきのあがらでみるぼたん)
注
本句は、杜牧(とほく)の漢詩・「江南の春」の二句目の
水村山郭酒旗の風
(すいそんさんかくしゅきのかぜ)
を参考に作句したものです。
「すいそんさんかく」とは、水辺の村。山ぞいの村。
「しゅき」とは、酒屋のめじるしの旗。
の意です。
「みなぎは」とは古語で、水のほとり。みぎわ。
「で」とは、打消しの意を表す接続助詞。・・・ないで。・・・なくて。・・・ずに。
接続は活用する語の未然形。
上五に、山郭の方を選ぶと
山際に酒旗の揚がらで観る牡丹
注
「やまぎは」とは、山のそば。山のほとり。山のふもと。
の意
となります。
一
八千代椿
(やちよつばき)
1
ボ タ ン
[牡丹]
学名
Paeonia suffruticosa
分類
ボタン科 ボタン属 落葉低木
別名
富貴草、富貴花、百花王、花王、花神、花中の王、天香国色、
名取草、深見草、二十日草(廿日草)、忘れ草、鎧草、
ぼうたん、ぼうたんぐさ、
原産地
中国西北部
樹高
原種で3m、接木でつくられる園芸品種で1-1.5m
戦後に芍薬を使用した接ぎ木で、急速に普及。
鉢植えや台木苗で市場に出回る。
園芸品種
[春牡丹]
春牡丹は4-5月に開花する一般的な品種
[寒牡丹]
春と秋に花をつける二季咲きの変種。
通常は、春にできる蕾は摘み取り、
秋にできる蕾のみを残し10月下旬から1月に開花させる。
[冬牡丹]
春牡丹と同じ品種を1-2月に開花するよう、特に手間をかけて調整したもの。
寒牡丹と混同されることが多いが、これは放置すると春咲きに戻ってしまう。
フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』参照
二
太 陽
(たいよう)
2
3
本ブログの全ての画像は、今月(2017年4月)3日、福智山ろく花公園にて撮影したものです。
ご完読ありがとうございました。
梨雨