今日の一句
(102)
「花譜の館・別館」へようこそ。
陽光桜
(ようこうざくら)
1
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ヨウコウザクラ
インターネットの 花図鑑-龍 によりますと
陽光桜
(ようこうざくら)
学名
Prunus `Youkou-zakura'
別名
紅吉野
(ベニヨシノ)
分類
バラ科 サクラ属
属名のPrunusは「plum(スモモ)」を意味する
開花時期
3月~4月
樹高
5~8メートル
陽光桜
陽光桜(ヨウコウザクラ)はバラ科サクラ属の落葉小高木である。
「里桜」の天城吉野 ( アマギヨシノ )と寒緋桜 ( カンヒザクラ )との交配によって作出された。
作者は愛媛県の高岡正明さんである。元は教師だった高岡さんは、送り出した教え子たちが戦場に散ったことを悼む鎮魂の旅に出た沖縄で寒緋桜と出会い、この桜が生まれることにつながったという。
改良25年にして作出された陽光桜 ( ヨウコウザクラ ) を、作者は「平和のシンボル」として各地に贈り続けた。
葉
葉は楕円形で、互い違いに生える ( 互生 ) 。
葉の先は尾状に尖り、縁には重鋸歯 ( 大きなぎざぎざに更に細かなぎざぎざがある ) がある。
葉の表面は濃い緑色で艶があり、毛は生えていない。
花
染井吉野(ソメイヨシノ)よりも早く咲く。
一重咲きで、寒緋桜 ( カンヒザクラ ) の紅色が残されている。
★もう2度と戦うまいと誓いたる思いをこめた陽光桜
と説明されています。
古のまざまざしき哉花の海
(いにしへのまざまざしきかなはなのうみ)
注・それぞれ古語で
「いにしへ」とは、遠く過ぎ去った世。
「まざまざし(形シク)」とは、瞼に浮かぶ。目の前に浮かぶようである。ありありとしている。
の意
本句の古(いにしへ)とは、
源平合戦の平家一門の、
山鹿秀遠(やまがひでとう)を総大将として、
安徳天皇
を戴(いただ)いた御座船(ござぶね)を交え
決戦の場の大門(おおと・かんもんかいきょう)へと大船団が、水脈(みお)を引きながら、
山鹿城(やまがじょう)の河口に面する港から出陣する
時のことです。
この陽光桜はかしこきも大君(おおきみ)の名を拝す
遠賀川(おんががわ)河口の山鹿城跡の城山を展望する地に、植えられています。
この場にたたずんで河口を眺めれば、悲壮感さえ漂うのですが、
若木といえどもこの陽光桜がいっぱいに咲いた時だけは、
なぜかしら、鮮やかさが、この悲壮感を救ってくれていると感じてなりません。
実際は、この場所は河口で、当初、下五を「水戸(みと)の花」としていましたが、
決戦へと向かう海路を思うと、「花の海」の方がより的を射ているものと考えました。
2
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一樹もて消したる愁ひ若櫻
(いちじゅもてけしたるうれひわかざくら)
注・それぞれ古語で
「もて」とは、手段・材料となるものを示す。・・・によって。・・・で。
「けす」とは、あったものをなくする。打ち消す。取り消す。
の意
中古では、主に和文では「けつ」が使用がされ、「けす」は漢文訓読文に使用。
中世以降は「けす」を使用。
「うれひ」とは、悲しみ。嘆き。「うれへ」が転訛したもの。
この句
一樹もて愁ひ消したる若櫻
の方が良いかも・・甲乙つけがたし・・?。
9
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本ブログの全ての画像は、芦屋町大君の展望場に生る若木の陽光桜を撮影したものです。
撮影日時は
1、3、4~7が、2016年3月25日
2、8、9が、2017年3月30日
です。
なお本ブログは指定時刻(0時7分)にカテゴリに流れず現在に至っております。
各方々のマイページには流れましたでしょうか。
現在、その原因を調査中です。
こんな中、投稿当日(4月1日)、「花譜の館」の各ブログ並びに本ブログに到達いただいた103名の方々、
また加えて、本ブログにナイスを打っていただいた50名の方々に対し厚く御礼申し上げます。
4月2日未明
山塔梨雨
こと
ルリの川蝉
ご訪問ご完読まことにありがとうございました。
梨雨