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今日の一句(73)-香り抜群・・柊木犀(ひいらぎもくせい)・2016


今日の一句
(73)

花譜の館・別館」へようこそ。


香り
抜 群
柊 木 犀
(ひいらぎもくせい)

狭き道の手は聊かに柊木犀
(さきみちのてはいささかにひいらぎもくせい)
注・それぞれ古語で
「さし(形ク)」とは、せまい。
「て」とは、手傷。負傷。
「いささか(形動ナリ)」とは、大したことないさま。わずかである。ほんの少し。
の意。
初案は
誰そ彼柊木犀芳しき
(たそかれひいらぎもくせいかぐはしき)
です。


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イメージ 1



ヒイラギモクセイ
(柊木犀)

学名
Osmanthus × fortunei Carrier
ヒイラギモクセイ O,  × fortunei
分類
モクセイ科 モクセイ属  常緑小高

{解説}
ギンモクセイとヒイラギの雑種と考えられている。
生垣によく利用される。
高さ4~7mになる。
樹皮にはコルク質のこぶがある。
葉は対生。
葉身の長さは4~9cmの楕円形で、
先はとがり、ふちには刺状の鋸歯が8~10対ある。
葉はヒイラギより大きく、鋸歯は小形で数が多い。
全縁の葉はほとんどない。
ヒイラギに比べて表面の光沢は少ない。
雌雄別株。
葉腋には香りのよい白い花を束生する。
花は直径8~10mm。
雄株だけが知られている。
花期は10月頃。
(樹に咲く花)
似た花にヒイラギがあり、花冠裂片が反り返る。 
【ヒイラギモクセイ】による

落花
すでに落花が始まっており、少々撮影の時期が遅れたようです。

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イメージ 2



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イメージ 3



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イメージ 4



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イメージ 5


短かきものの逢ふ瀬の証柊木犀
(みじかきもののあふせのあかしひいらぎもくせい)
注・それぞれ古語で、
「ものの(接続助詞)」とは、逆説確定条件(のに・けれども)を表す。接続は活用語の連体形である。
ここは、字数を整えるために単純に「も」の使用を考えたか゜、精査すると
「も」の接続は、動詞・動詞型助動詞の連体形であり、形容詞は含んでおらず、断念しました。
短きも逢ふ瀬の印柊木犀
(みぢかきもあふせのしるしひいらぎもせい)
としたかったのですが・・・



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イメージ 6

本ブログの画像はすべて、本年(2016年)10月29日、
自宅付近の4つのうちの1つ生垣になる柊木犀の花を撮影したものです。
毎年、見るのですが、花の生る生垣は1つで不思議に思っていましたが、
解説を精読し、私が撮影するのは、雄花ばかりが咲く雄株と初めて知りした。
なお、ヒイラギモクセイについては過去
2013年11月9日
URL
にて投稿しています。
こちらの画像の方が、数多く花が咲いており、見栄えは上々です。
宜しければご覧ください。
この花の香りの良さは抜群としか言いようがありません。
ご完読まことにありがとうございました。
梨雨


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