今日の一景
(394)
「花譜の館・別館」へようこそ。
四季の風景
秋
玉 簾
(たますだれ)
1
老舗かな茶店の縁台玉簾
(しにせかなちゃみせのえんだいたますだれ)
2
タマスダレ
タマスダレ
(玉簾)
学名
Zephyranthes candida
分類
ヒガンバナ科(ユリ科) タマスダレ属
球根草
和名の由来は、白い小さな花を「玉」に、
葉が集まっている様子を「簾」に例えたことにる。
別名のレインリリー(雨ユリ)とは、
ゼフィランサス属及び近縁のハプランサス属の総称であり、
タマスダレたけの別名ではない。
まとまった雨後に一斉に花茎を伸ばし開花することに由来する。
また、タマスダレを「ゼフィランサス」ということもあるが、
本来ゼフィランサスは属名であるので注意を要する。
【フリー百科事典『ウイキペディア(Wikipedia)】にる
3
葉群は簾花は玉にて白らかに
(はむらはすだれはなはたまにてしろらかに)
注・それぞれ古語で
「はむら」とは葉の茂。、「しろらか」とは白くて、鮮やか。
の意
4
5
俳句上
いつもの 花の俳句図鑑 によりますと
季語
玉簾の花
(たますだれのはな)
三夏
タマスダレ ヒガンバナ科
[植物・特徴]
南アメリカ原産で、日本には明治の初年 ( 1868 ) ごろ渡来した。庭園などで観賞用に栽培され、各地に逸出している。濃い緑色で肉厚の線状の葉が根ぎわから生える。夏、葉の間から花茎を伸ばし、6弁の花を一つずつつける。日中咲いて、夜には閉じる。葉を簾に純白の花を玉にたとえて、タマスダレの名がつられた。
[作句のポイント]
非常に丈夫で増やすのも容易なため至るところで栽培されている。日当たりの良いところを好み、夏の日差しのもとで花の白色は鮮やかに映える。
旨、解説されています。
6
7゜
8
9
10
狭き道の詳らかなり玉簾
(さきみちのつまびらかなりたますだれ)
注・それぞれ古語で
「さし(形ク)」とは、せまい。
「つまびらか(形動ナリ)」とは、明瞭なさま。
の意
11
本ブログの撮影日時場所は
8、10、11が、2015年9月5日、北九州市立白野江植物公園
1、3、4、5、6が、2015年9月13日、福智山ろく花公園
9が、2015年9月14日、北九州市立白野江植物公園
2、7が、2016年10月3日、北九州市立白野江植物公園
です。
ご完読まことにありがとうございました。
梨雨