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今日の一句(29)-冬至・・・花は日本水仙・Ⅱ・2015-北九州市立白野江植物公園


今日の一句
(29)

冬至
風景

日本水仙
(にほんずいせん)


明日よりは幸高ぶらむ冬至かな
(あすよりはさきたかぶらむとうじかな)
それぞれ古語で
「さき」とはさいわい。幸福。さち。本句では気運。
「たかぶる」とは、高まる。
よって
解釈は
今日(12月23日)は冬至で夜が一番長いものの明日からは昼の時間が伸び始めるように
私の運気も徐々に上り調子になっていくことだろうよ。
冬至
冬12月の季語
二十四節季の一。12月22日ごろにあたり、
一年中で昼がもっとも短く、夜が最も長い日である。
冬至を境にして日脚が伸び始める。
冬至粥(とうじがゆ)を食べ、冬至南瓜(かぼちゃ)を食べ、
また「柚子風呂」に入る習慣がある。
【ホトトギス・改訂版・新歳時記・稲畑汀子編・三省堂】による


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イメージ 2
 

 
 
ニホンズイセン
 
インターネットの 科学技術研究所 によると
 
ニホンズイセン
(日本水仙)
 
一般名
ニホンズイセン
(日本水仙)
学名
Narcissus tazetta var.chinensis
(ナルシッサス)
別名
日本寒水仙
寒咲き日本水仙
スイセン(水仙)
フサザキスイセン(房咲き水仙)
 科・属・名
ヒガンバナ科 スイセン属
原産地
地中海沿岸→中国南部→日本
花色
黄と白
草丈
30cm
開花期
12~翌2月
花茎
3cm
 
   ニホンズイセン(日本水仙)は、日本で通常の水仙と認識される花で、12~翌4月、芳香のある小さな盃上の花を咲かせる耐寒性多年草(球根植物)です。葉と茎は色です。細長く厚みがありショウブの葉を小さくした形をしています。球根で増やします。全草、特に球根に毒があるので食べると危険です。伊豆下田の爪木崎、兵庫県淡路市、福井県越前海岸などが群生地として知られます。
 
と説明されています。



里村は色付き初む日本水仙
(さとむらはいろづきそむにほんずゐせん)
[注・それぞれ古語で
「さとむら」とは村里。
「いろづく」とは
草木の葉や花や実に季節の色がつく。
の意]


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イメージ 1




  蔵書の 歳時記・草木花・冬 によりますと
 
季語
水仙
(すいせん) (すゐせん)
水仙花(すいせんか)  雪中花(せっちゅうか)
 
スイセン  ユリ科(ヒガンバナ科)
 
   冬の殺風景な海岸のあちこちには、潮風を受けながらスイセンの白い花がうなだれ気味に咲いている。花の中央には、黄色い副花冠が襟(えり)のように環状に立ち、アクセントとなってひときわすがすがしい。そのけがれを知らない清らかさは、牧童ナルシスが水面に映る美貌(びぼう)に見とれて動かず、とうとうスイセンになったというギリシャ神話を思い出させる。スイセンの属名は、少年の名にあやかってナルシッススとつけられた。
  地中海沿岸地方の原産で、古く観賞用に中国経由で移入され、各地て゜野生化している。なかでも越前岬や伊豆半島、淡路島の灘海岸は、スイセンの群生地としてよく知られる。
  高さ20~40センチの鱗茎(りんけい)を持つ多年草。葉は10月こ゜ろ、1つの球形から4~6枚が生じ、帯状でねじれ、白っぽく、晩春には姿を消す。花期は12月~4月。蕾は上向きだが、開花すると横を向く。時には、雪中から咲き出すので雪中花の名もある。(春に咲く黄水仙は春の巻参照)                       
 
と説明されています。

日本水仙早咲き初めて兆し良し
(にほんずゐせんはやさきそめてきざしよし)
[注・「はや」とは古語の副詞で本句では、早くも。すでに。の意]

本ブログの画像は。今月(12月)6日に、
北九州市立白野江植物公園の「花の谷」にて、早咲きの一株を撮影したもので、
画像不足についてはお詫び申し上げます。
いずれ、盛りの群生落を提供したいと思います。

以上「花譜の館・別館」より
ご完読まことにありがとうございました。
梨雨


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