今日の一句
(27)
椿
(つばき)
の
園芸品種
西 王 母
(せいおうぼ)
霊薬の桃の実なるやも西王母
(れいやくのもものみなるやもせいおうぼ)
[注・「れいやく」とは不思議な特効のある薬。神薬。
「やも」とは係助詞で詠嘆をあくむ反語の意を表す。(であろう)か(いや・・・ない)。
この語を受けて文を結ぶ語は、連体形になる。]
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セイオウボ
インターネットの 草木図譜 によりますと
ツバキの園芸品種
セイオウボ
学名
Camellia japonica `Seiobo'
西王母
一重の筒咲き中輪、9~4月に開花する。幕末のころに金沢で誕生したとされる。西王母とは中国の神話に登場する女神 ( 仙女 ) で、3000年に一度実を結ぶというモモの木、不老不死の霊薬とされるモモの木の所有者である。( 『 西遊記 』 には孫悟空がそのモモの実を盗む話が載る ) 。園芸品種名の由来は諸説あるようだが、
私には単純にふっくらとした花型を西王母のモモに見立てたもののように思われる。 ( あくまでも個人的な感想 )
。花には`カモホンナミ' と同様の香りがある ( やや弱いようだ ) 。`セイオウボ' はウラクツバキ ( `タロウカジャ' ) の血を引くとも推測されているが、ここでは仮にツバキ ( ヤブツバキ ) の園芸品種として掲載した。
旨、解説されています。
2
セイオウボの苗に取り付けられている、タグです。
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本ブログの画像は全て、今月(12月)5日、北九州市立白野江植物公園の入り口広場で
販売されている、苗を撮影したものです。
ご完読ありがとうございました。
梨雨