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四季の風景・秋-秋明菊(しゅうめいぎく)・2015-今日の一景(314)


今日の一景
(314)

花譜の館・別館」へようこそ。

四季の風景

秋明菊
(しゅうめいぎく)

尊き名に頭垂れたり貴船菊
(たふときなにかうべたれたりきぶねぎく)
[注・
「かうべ」とは、くびから上の部分の称。あたま。くび。の意]


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シュウメイギク

インターネットの みんなの花図鑑 によよりますと

シュウメイギク
(キブネギク)
学名
Anemone huehensia var. jaonica
開花時期
9~11月
花の色
白、紫
名前の読み
しゅうめいぎく
(きぶねぎく)
分布
原産地は中国
観賞用に栽培され、また各地に野生化
生育地
庭植え 草地
植物のタイプ
多年草
大きさ・高さ
50~100センチ
花言葉
野心、自然体
誕生花
9月30日

花の特徴
  花柄の先に菊に似た紅紫色ないし白の花をつける。ただし、花びらのように見えるのは花弁ではなく萼片である。八重咲きのものは、萼と雄しべ弁化したものである。花の真ん中には橙色の雄しべと緑色の雌しべがたくさんある。

葉の特徴
  葉は3出複葉 ( 1枚の葉が3つの小さな葉に分れた形 ) で、根際から生える葉と茎につく葉がある。根際から生える葉のほうが大きい。茎につく葉は向かい合って生える ( 対生 ) 。

実の特徴
  花の後にできる実はそう果 ( 熟しても裂開せず、種子は1つで全体が種子のように見えるもの ) である。

その他
  和名の由来は秋に菊に似た花を咲かせるというところからきている。特に京都の貴船山に多いのでキブネギの別名がある。中国名を秋社丹という。属名の Anemone はギリシャ語の 「 anemone ( 属 ) 」 からきている。種小名の hupehenesis は 「 湖北省産の 」 という意味である。変種名の japonica は 「 日本の 」 という意味である。

旨、解説されています。


故郷の都恋しや貴船菊
(ふるさとのみやここひしやきぶねぎく)


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俳句上

蔵書の 草木花・歳時記・秋 によりますと

季語
貴船菊
(きぶねぎく)
秋明菊
(しゅうめいぎく)

シュウメイギク  キンポウゲ科

   9月から11月の菊の季節に合わせるかのように、庭先や里近い山裾に中輪の 『 菊 』 を咲かせる秋明菊。しかし、ピンクの花弁状に見えるのは、じつはがく片で、花の中心には多数の雄しべがあるので、キク科ではなくキンポウゲ科のアネモネの仲間である。かつて、18世紀後半にスウェーデンのチュンベリーによって、『 日本の 』 という学名がつけられ、ヨーロッパに持ち込まれたので、海外では「 ジャパニーズ・アネモネ」 の名で普及している。中国原産で、日本には古く渡来して栽培されていたらしく、京都洛北の貴船の地名にちなんで 貴船菊 ともいう。俳句では、貴船菊の名で登場することが多いようだ。

   高さ50~100センチの多年草。花は直径5~7センチ。実は成熟せず、もっぱら地下茎でふえていく。中国西南部には、がく片が5枚の野生品があり、これには実ができる。ちょうどヤエヤマブキとヤマブキに似た関係である。中国名は重弁のものが秋牡丹、単片のものは打破碗花花。

旨、解説されています。



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撮影の終は広場の貴船菊
(さつえいのつひはひろばのきぶねぎく)
[注・「つひ」とは古語で、終わり、最後。の意]


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ご完読ありがとうございました。
梨雨


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