Quantcast
Viewing all articles
Browse latest Browse all 1281

今日の花-大文字草(だいもんじそう)-一期一会(17)-福智山ろく花公園


一期一会
(17)

花譜の館・別館」へようこそ。

今日の花

大文字草
(だいもんじそう)



忘るまじ大文字草の形見れば
(わするまじだいもんじさうのなりみれば)
[注・それぞれ古語で、「まじ」とは古語で、打消し当然の助動詞で、~はずがない。
「なり」とは物のかたち。形状。かっこう。の意]


Image may be NSFW.
Clik here to view.
イメージ 1



ダイモンジソウ

インターネットの ウイキペディア・フリー百科事典 によりますと

ダイモンジソウ
ユキノシタ・Saxifragales
ユキノシタ・Saxifragaceae
ユキノシタ・Saxifraga
S.fortunei
変種
ダイモンジソウ
S.f.var.alpina
学名
Saxifraga fortunei Hook.f. var.alpina
(Matsm.et Nakai) Nakai
シノニム
本文記載
和名
ダイモンジソウ
(大文字草)

ダイモンジソウ
   ダイモンジソウは、ユキノシタ科ユキノシタ属の多年草。

特徴
   根茎は短く、分岐しない。根出葉に長さ5-20cmになる葉柄があり、葉身は長さ3-15cm、幅4-20cmになる腎円形で、基部はくさび形または心形で、縁は5-17浅裂する。葉にはふつう長い毛が生える。

   花期は7-10月。高さ5-40cmになる花茎を出し、集散花序に白色まれに淡紅色の花をつけ、ときに円錐状になる。萼裂片は長さ2-3mmの卵形から卵状楕円形で、斜開する。花弁は上側の3弁が長さ3-4mmの楕円形で、下側の2弁が中さ4-15mmの線状楕円形になり、「 大 」 の字になるが、上向きに咲く花の花弁はほぼ同じ長さになる。雄しべは長さ3-4mmで10個あり、葯は橙赤色または暗紅色になる。雌しべは2個の心皮からなり、花柱2本を残し上部までほぼ合着する。果実は卵形の果で長さ4-6mm。種子は楕円形で長さ0.8mmになる。

   和名は、花が 「 」 の字に似ることからついた。

分布と生育環境
   日本では、北海道、本州、四国、九州に分布し、垂直的にも海岸から高山までの幅広い範囲に分布し、湿気のある岩上に生育する。世界では南千島、朝鮮、中国、ウスリー、樺太に分布する。

   また変異の幅が広く、特に葉の大きさ、形状、切れ込みの度合いなどから、ミヤマダイモンジソウアカバナダイモンジソウハマダイモンジソウなどの型が区分された。

シノニム
・Saxifraga mutabilis Koidz
・Saxifraga fortunei Hook.f.var.crassa Nakai
・Saxifraga fortunei Hook.f.var.incisolobata (Engl.et Irmsch.) Nakai
・Saxifraga fortunei Hook.f.var.mutabilis (Koidz.) H.Nakai et H.Ohasi
・Saxifraga fortunei Hook.f.var.pilosissima Nakai

下位分類
イズシマダイモンジソウ Saxifraga fortunei Hook.f.var.jotanii (Honda) Wakab.-葉身は腎円形で厚く、茎や葉に   毛が多い。花期は10-翌1月。房総半島南部と伊豆七島に分布する。
・チョウセンダイモンジソウ Saxifraga fortunei Hook.f.var.koraiensis Nakai
ウチワダイモンジソウ Saxifraga fortunei Hook.f.var.obtusocuneata ( Makino ) Nakai -葉身が倒卵形。花期は7
  -10月。本州、四国、九州に分布する。
ナメラダイモンジソウ Saxifraga fortunei Hook.f.var.suwoensis Nakai -葉身は腎円形で掌状に5-7中裂する。  
  花期は7-10月。本州中部地方以西、九州に分布する。


旨、解説されています。



Image may be NSFW.
Clik here to view.
イメージ 2



俳句上

蔵書の 草木花・歳時記・秋 によりますと

季語
大文字草
(だいもんじそう) (だいもんじさう)

ダイモンジソウ  ユキノシタ科

   花を見れば、その名の由来はすぐわかる。5枚の花弁のうち、下側の2枚が細長く、大の字になるからだ。ユキノシタ科では、このように左右対称になる花はダイモンジソウやユキノシタなど、数種しかない。

   花期は7~10月と長いが、株ごとにいっせいに咲くので賑やかである。花が開き、やがて雄しべの葯が離れ落ちると、今度は初め閉じていた雌しべの先の先の2本の柱頭 ( ちゅうとう ) が左右に開いて、他の株からの花粉を受ける。

   ダイモンジソウは多年草で、南千島、北海道から九州までのほか、朝鮮半島、中国、ウスリーに分布する。渓谷の岩上や湿った岩に生え、高さは40センチ止まり。葉は浅く掌状に切れ込み、基部は心形になるのが普通だが、なかには深く切れ込むものや基部が流線形になるものがあり、それぞれナメラダイモンジソウ、ウチワダイモンジソウと呼ばれている。

旨、解説されています。



Image may be NSFW.
Clik here to view.
イメージ 3



大文字草噂に聞くやかねがねと
(だいもんじさううはさにきくやかねがねと)
[注・「うはさ」とは物事や人の身の上について陰で話をすること。また、その話。
「かねがね」とは以前から。かねて。の意]


Image may be NSFW.
Clik here to view.
イメージ 4


大文字草花公園の前面に
(だいもんじさうはなこうえんのぜめんに)


Image may be NSFW.
Clik here to view.
イメージ 5

本ブログの画像は、本年10月2日に花公園の入り口広場の苗売り場にて撮影したものです。
ご完読ありがとうございました。
日陰の花に光を!
梨雨


Viewing all articles
Browse latest Browse all 1281

Trending Articles