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四季の風景・秋-女郎花(おみなえし)・2015-今日の一景(296)-北九州市立白野江植物公園


今日の一景
(296)

花譜の館・別館」へようこそ。

四季の風景

女郎花
(おみなえし)


女郎花噂の風の立つところ
(をみなへしうわさのかぜのたつところ)


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女郎花見えて展望開けたり
(をみなへしみへててんばうひらけたり)
[注・「てんばう」とは、はるか遠くまで見渡すこと。また、その見渡した眺め。見晴し。の意]


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オミナエシ

インターネットの みんなの花図鑑 によりますと

オミナエシ
[女郎花]
学名
Patrinia scabiosaeforia
分類
オミナエシ科 オミナエシ属
開花時期
7~10月
花の色
名前の読み
おみなえし
分布
北海道から九州
朝鮮半島、中国、シベリア
生育地
山野や土手
植物のタイプ
多年草
大きさ・高さ
60~100センチ
花言葉
あの人が気がかり
誕生花
7月23日

花の特徴
   茎の上部で枝分かれをして散房花序 ( 柄のある花がたくさんつき、下部の花ほど柄が長いので花序の上部がほぼ平らになる ) を出し、黄色い小さな花が群がり咲く。一つ一つの花は合弁花で、先が5つに裂けている。裂片の先は丸い。

葉の特徴
   葉は向かい合って生え ( 対生 ) 。羽状の切れ込みがある。

実の特徴
   花の後にできる実はそう果 ( 熟しても裂開せず、種子は1つで全体が種子のように見えるもの ) である

その他
  オミナエシは秋の七草の一つであり、万葉集にも登場する花である。薬用にもなり、解熱や消炎の効果がある。俳句の季語は秋である。属名の Patrinia はフランスの植物採集家 「 パトラン ( E.L.M.Patrin ) 」 の名からきている。種小名の scabiosaefolia は採集家 「 マツムシソウ属のような葉の 」 という意味である。

と、解説されています。



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颱風に取り敢へにけり女郎花
(たいふうにとりあへにけりをみなへし)
[注
「たいふう」は秋9月の季語
太平洋の南西に発生した熱帯低気圧の発達したもので、8月から9月にかけて毎年日本を襲い、
烈しい暴風雨をともなう。
農作物、人家、交通機関、その他が大きな被害を受ける。
二百十日、二百二十日前後に多い。
一方、「野分(のわき)も同じ秋9月の季語である。
秋の疾風のことで、颱風やその余波の風ともえる。
野の草を吹分けるという意味である。
塀や垣根を倒して通り過ぎた野分後の空は青い。野わけ。
「とりあふ」とは古語で、
こらえる。堪える。の意]


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前颱風15号で倒れたものの茎は折れておらず、耐えきった。

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俳句上

蔵書の 草木花・歳時記・秋 によりますと

季語
女郎花
(おみなえし) (をみなへし)
おみなえし
粟花
(あわばな)

オミナエシ  オミナエシ科

名にめでておれる許(ばかり)ぞをみなへし 我おちにきと人に語るな

  『 古今和歌集 』 の僧正遍照の歌である。

   オミナエシはよく知られた秋の七草の一つで、謡曲 「 女郎花 」 では 「 おみなめし 」 という。゛女飯" だろう。方言ではオミナエシを粟花、オトコエシを米花というところもある。だから、オミナエシは女飯で黄色い粟飯を表わし、オトコエシは男飯で白色の米飯にたとえたのではないか、と丸山利雄は 「 しなの植物考 」 ( 1972年 ) に書いている。里山に咲き、飯にたとえられるほどに親しまれてきた草花ではあるが、近年は身近に見かけることもめっきり少なくなってしまった。

   高さ60~100センチの多年草。日当たりのよい里山や高原の草地に咲く。日本全土のほか、東アジアに広く分布する。

旨、解説されています。


里山に黄金が生るや女郎花
(さとやまにくがねがなるやをみなへし)
[注・「くがね」とは古語で、黄金、金。の意、「こがね」とも。]


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ご完読ありがとうございました。
梨雨


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