今日の一景
(294)
「花譜の館・別館」へようこそ。
四季の風景
秋
大和撫子
(やまとなでしこ)
こと
河原撫子
(かわらなでしこ)
撫子一本立礼席の華やかさ
(なでしこいっぽんりゅうれいせきの華やかさ)
注・「りゅうれいせき」とは、庭園・「芦屋釜の里」の茶室・別館である。
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カワラナデシコ
インターネットの みんなの花図鑑 によりますと
カワラナデシコ
[河原撫子]
学名
Dianthus superbus var. longicarycinus
分類
ナデシコ科 ナデシコ属
開花時期
6~9月
花の色
白・ピンク
名前の読み
かわらなでしこ
分布
北海道から九州
朝鮮半島や中国
生育地
草地や河原
植物のタイプ
多年草
花言葉
可憐な純情
誕生花
7月14日
花の特徴
淡い紅色や白い可憐な花を咲かせる。花びら ( 花弁 ) は5枚で、先が細かく裂ける。雄しべは10本、雌しべの花柱は2本である。
葉の特徴
葉は線形ないし披針形で、向かい合って生える ( 対生 ) 。葉のつけ根は茎を抱く。
実の特徴
花の後にできる実はさく果 ( 熟すると下部が裂け、種子が散布される果実 ) である。
その他
別名をヤマトナデシコ ( 大和撫子 )ともいう。これはカラナデシコ ( 唐撫子 ) とも呼ばれるセキチク ( 石竹 )との対比でつけられた名である。また、単に 「 ( 撫 ) でるようにかわいい花 」 ということてある。古名を 「常夏 ( とこなつ ) 」と言う。これは、夏期が夏から秋に渡ることからついた名である。秋の七草の一つで、俳句の季語も秋である。分類上は、エゾカワラナデシコ ( 蝦夷河原撫子 ) の変種とされている。本種のほうが萼が長く、苞 ( 花のつけ根につく葉の変形したもの ) の数も多い。属名の Dianthus はギリシャ語の 「 Dios ( ジュピター ) + anthos ( 花 ) 」 からきている。「 ジュピターの花 」 の意味で、花の美しさを称えて名付けられた。種小名の superbus は 「 気高い 」 という意味である。変種名の longicalycinus は 「 長い萼 」 という意味である。
旨、解説されています。
2
3
草原に光るものあり撫子の花
(さうげんにひかるものありなでしこのはな)
4
俳句上
蔵書の 草木花・歳時記・秋 によりますと
季語
撫子
(なでしこ)
大和撫子
(やまとなでしこ)
河原撫子
(かわらなでしこ)
カワラナデシコ ナデシコ科
ナデシコは 『枕草子』 に、
草の花は なでしこ、唐のはさらなり、大和のもいとめでたし
とある。平安時代中期にすでに中国産のカラナデシコ ( 石竹 { せきちく } )が入り、日本産のものはヤマトナデシコの名が通用していた。大和撫子はカワラナデシコのことであり、単にナデシコともいい、日本女性のたとえとしても知られる。細長い枝先に咲く芸術作品のような精巧で繊細なピンクの花には、慈しむべきものとして、撫子の字が当てられたのだろう。ナデシコの仲間のカーネーションはすでに2000年も前に作られていたというから、ナデシコは東でも西でも古くから愛されてきた草花といえる。
カワラナデシコは、河原や里山の開けた草地に生える多年草で、7~10月に咲く。高さ50~80センチで。株全体が白っぽく、細くて切れ込みのない葉を対生する。花に長さ3~4センチの細い円筒形のがく筒があるのが特徴。日本の本州から台湾、中国と朝鮮半島に分布する。
北日本や本州の高原では、花がややつまってがく筒が短くなったエゾカワラナデシコに置き換わる。したがって北国で詠む俳句はエゾカワラナデシコということになる。こちらは、北半球北部を全域に分布し、夏期は少し早い。
と解説されています。
撫子を見返らで急ぐ修行僧
(なでしこをみかへらでいそぐしゅぎゃうそう)
[注・それぞれ古語で、「みかへる」とは古語で、振り向いて見る。「しゅぎゃう」とは、仏の道を振り返る。の意]
初案は
雲水の見返らで去る大和撫子
(うんすいのみかへらでさるやまとなでしこ)
5
6
下から、カワラナデシコ、タイマツソウ、シオン、イブキトラノオ、です。
撫子ややうやう家督成りにける
(なでしこややうやうかとくなりにける)
母が他界しその始末というべき相続の司法手続きがやっと今日9月3日に終わりました。
[注・
[それぞれ古語で、「やうやう」とは、やっと。「かとく」とは跡目。それを相続すること。の意]
7
1、6は本年7月25日、7は本年8月7日、「芦屋釜の里」の立礼席にて
他は8月2日、北九州市立白野江植物公園の、花の谷にて撮影したものです。
ご完読ありがとうございました。
梨雨