今日の一景
(294)
「花譜の館・別館」へようこそ。
四季の風景
秋
ホンアマリリス
こと
べラドンナ・リリー
1
べラドンナリリーの明るき色や過疎の街
(ペラドンナリリーのあかるきいろやかそのまち)
2
ペラドンナ・リリー
インターネットの ヤサシイエンゲイ によりますと
分類上はこちらがホンとのアマリリス
ヘラドンナ・リリー
科名
ヒガンバナ科
学名
Amaryllis belladonna
別名
ホンアマリリス
原産地
南アフリカ
草丈
50cm-70cm
主な開花期
8月~9月
ペラドンナ・リリーとは
南アフリカ・喜望峰に分布するヒガンバナ科アマリリス属の球根植物です。リリーとつきますが、ユリの仲間ではありません。また、薬草として一部で知られてるペラドンナはナス科の植物で、こちらも関係ありません。見た目も全然違います。
正式な名前 ( 学名 ) はアマリリス・ペラドンナですが、園芸で一般に親しまれているアマリリスとは別の植物です。ペラドンナとはイタリア語で 「 美しい淑女 」 という意味です。日本には明治の末に入ってきました。
球根は直径5cm~10cmで、上部が少し伸びた球形です。葉っぱが肥大して球根状になった鱗茎 ( りんけい ) とよばれるタイプで、表面は乾いた皮で包まれています。わかりやすくいうとタマネギとかニンニクと同じタイプの球根です。
開花期は真夏から初秋で、球根から花茎をにゅっと伸ばしてその先端に10輪前後の花を咲かせます。花茎は高さ50cm~70cmになります。花は筒状で先端が大きく開き、ユリに似ています。色は淡いピンクや白、紅色があります。
冬頃に球根から帯状の葉っぱが左右交互に出てきます。葉っぱはツヤのある濃緑色で長さは50cmほどになり、初夏頃まで育ってその後黄色く枯れます。葉が枯れ落ちた後に花茎がでちくるので、開花期は葉っぱがありません。
3
ホントのアマリリス?
かつてアマリリス属にはたくさんの仲間がいましたが、ペラドンナ・リリー以外の仲間は他の属に引っ越ししてしまいました。現在のアマリリス属はペラドンナ・リリーと、1988年に新種として発表されたバラディシコラ種 ( A.paradisicola ) の2種があります。
園芸で一般的に 「 アマリリス 」 と呼ばれている植物も、かつてはアマリリス属に分類されていましたず、分類の細分化に伴いヒッペアストルム属に引っ越ししてしまいました。しかし、引っ越し後も園芸では、旧属名のアマリリスの名で親しまれています。
両方が 「 アマリリス 」 ではややこしいので、アマリリス属に残ったほうを、園芸では 「 ペラドンナ・リリー 」 と呼ぶのが一般的になりました。「 ホン ( 本 ) アマリリス 」 「 シンセイ ( 真正 ) アマリリス 」 などの別名がありますが、あまり聞きません。
寒さには比較的強く、凍らせなければ外で冬越しできます。球根の植付け時期は6月の終わりから7月頃です。地植えは深さ10cm、鉢植えは球根の肩あたりまで露出する程度の浅植えにします。球根はおおむね大型なので、6号~7号の鉢に1球を目安とします。
地植えは3~4年程度植えっぱなしでかまいません。球根が自然に分れて葉をよく茂らせるようになり、花茎もたくさん上がってくるようになります。子球が十分大きくなったら植え替えと同時に親球から外しますが、乱暴に扱って傷めないように気をつけます。
水はけがよくある程度肥えた土なら、肥料がなくても球根は衰えずによく育ちます。
旨、解説されています。
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べラドンナリリー影貯へて桜色
(ベラドンナリリーかげたくはへてさくらいろ)
[注・「たくはふ」とは古語で、集めておく。貯めておく。の意]
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山陰に媼が生すべラドンナ
(やまかげにおうながおほすベラドンナ)
[注・それぞれ古語で、「おうな」とは、おみな、の転。老女。「おほす」とは生えさせる。生長させる。の意]
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本ブログの画像は全て、本年9月5日北九州市立白野江植物公園にて撮影したものです。
句は、ある老人の過疎の街をモデルにしています。
ご完読まことにありがとうございました。
梨雨