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寒椿 (かんつばき) - 北九州市立白野江植物公園

 
あるはずに探し当てたる寒椿あたりは盛る山茶花ばかり
(あるはずにさがしあてたるかんつばきあたりはさかるさざんかばかり)
 
私は寒椿(かんつばき)を求めてあたりをさまよっていました。ホームページには寒椿はアプローチ、花畑他
となっていたからです。声掛けをした委託業社の職人はすぐそこにあるように言っていましたが、
見つからず、鑑賞の客に尋ねたところプレートがかかっている寒椿の場所を教えてくれました。
かなり歩いて、行ってみると、確かに山茶花(さざんか)に似た、少し小さな
ツバキ科の花が低木に咲き綻んでいました。
古く汚れた白いプラスティックの札には黒の活字で、カンツバキと記載されていました。
 
花譜の館」へようこそ。
 
 
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花譜の館」へようこそ。
 
 
 
   本日(1月14日)は、早朝に起床し、本日の投稿のテーマの花を、昨日、市立白野江植物公園にて撮影した 寒椿(かんつばき) とし、画像の取り込みを行い、新規登録のブログを打ち始めました。一時中断して待機させる技術をものにしたため午前中の余裕のある時に大半を終え、後は少しつけ加える状態にし、待機状態にしました。
  午後からは、来客があり、その後、内科医院に通院し、午後6時過ぎに帰宅、夕食を摂り、ゆっくりとブログを
打ち始め、付け加え、午後10時過ぎに打ち終わりました。
   寒椿(かんつばき)の内容は、なかなか難しいもので、最近にはない大作となり、見応え、読み応えのあるものになったと思っております。最後まで宜しくお願い致します。
 
 
寒椿アトリを待ちて人の佇む
(かんつばきアトリをまちてひとのたたずむ)
注・「アトリ」とはスズメ目アトリ科アトリ属の小鳥です。
 
撮影を終えて、後戻りしようとした時、寒椿に背を向けて
高い冬木立の頂を眺めている60歳近くの男性を見かけました。
手には400ミリの望遠レンズ装着のカメラを持ち、首から、双眼鏡をぶら下げていました。
私が
寒椿は撮影しましたか
と声掛けをすると
いいえ、この木に来る「アトリ」を狙っているのです。
というので
バードウォチングですか。
と尋ねると
趣味で、撮影し引き伸ばし、展示会などに出していますよ
と答えた。
 
というわけで帰宅後すぐに「アトリ」なる鳥を、インターネットで調べたのです。
この状況を詠んだのが上梓の句です。
 
 
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カンツバキ
(寒椿)
 
俳句上の寒椿 と 学問上の寒椿
 
俳句上
寒椿
(かんつばき)
 
蔵書の 歳時記・草木花・冬 によりますと
 
季語
寒椿
(かんつばき)
寒の椿(かんのつばき) 冬椿(ふゆつばき)
 
   春のツバキが冬の寒さに耐えて真紅の花を咲かせている。この冬のツバキの風情には俳感があり、とりわけ寒気の厳しい寒中ともなれば健気(けなげ)さをも感じさせよう。寒椿の季語はそういうイメージで用いられることが多く、一般にはカンツバキという種類の植物があるわけではない。
 
学問上
カンツバキ
 
カンツバキ  ツバキ科
 
   俳句はそれでも成立するが、植物学上のカンツバキという種類は立派に存在する。ツバキに比べて木の葉がやや小ぶりで、八重咲きのサザンカに似た赤い花をつける。主幹が立ち上がる型は古くから園芸業者の間で(獅子頭[ししがしら])とよばれており、枝が横に張る型が最近、公園や路傍の植え込みによく見られる。ツバキとサザンカの雑種起源とされ、牧野富太郎がサザンカの品種として命名した。つまり寒椿は冬椿とは別な植物で、本来冬期に花を咲かせるサザンカの仲間ということになる。従って花は「落つ」ではなく、花弁がばらばらと「散る」。
                                                   < 鈴木俊作 >
 
と説明されています。
 
 
 
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カンツバキ
 
インターネットの 科技研 によりますと
 
一般名
カンツバキ
(寒椿)
 
学名
Cammelia hiemalis Nakai
(カメリア、ヒエマリス、ナカイ)
原産地
日本固有種
樹高
1~3メートル
花茎
5~7センチ
花色
淡黄色の八重咲き、赤、白、秋の一重~八重咲き
葉色
暗色
葉形
槍形
葉縁
鋭い鋸葉
 
   カンツバキ(寒椿)はツバキ(椿)とサザンカ(山茶花)の交雑種とされるツバキ目ツバキ科ツバキ属の常緑中低木です。花弁と雄しべが合着している椿の特徴、花弁が1枚ずつ散る山茶花の特徴の性質を合わせ持ちます。冬の代表的な花木であり八重咲きの薄紅花が代表的ですが、赤か白、桃色の一重や八重咲きもあります。は暗色で小さな槍形をしており葉縁に鋭い鋸葉があります。常緑横に広がりやすく、刈込みに強い性質で、庭木や屋根に使われます。
 
と説明されています。
 
 
 
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カンツバキ
 
インターネットの 季節の花300  によりますと
カンツバキ
(寒椿)
 
ツバキ科
 
学名
Camellia sasanqua cv. Fujikoana
 
ツバキ(カメリア属)
 
Camellia
17世紀のチェコスロバキアの宣教師「Kamell」さんの名にちなむ。
 
開花時期
11/25~翌2/10頃
濃い紅色の八重咲き。
花びらは1枚ずつ散る。
公害に強い。道路と歩道の間の植え込みなどによく植えられる。
山茶花とは、葉っぱも花も開花時期もほぼ同じで、なかは見分けがつかない。
学名的にもほとんど同じ。
[寒椿]
枝が横方向に伸びるので背丈が高くならない。せいせ゜い1mぐらい。
ただし、「獅子頭」または「立ち寒椿」と呼ばれる品種は背丈が高くなるので山茶花と区別がつきにくい。
(この品種は寒椿でなく、山茶花の一種として紹介されることもある)
花びらの数は多く14枚以上
花びらはあまりしわにならない。
[山茶花]
背が高い
花びらの数は少なく、5~10枚
(ただし数の多い品種もあるようだ)
花びらはしわしわになるものが多い。
 
と説明されています。
 
今回はこの 季節の花300 の説明が解りやすいと思います。
 
以上のことから、この樹が
「獅子頭」ないしは「立ち寒椿」
という園芸品種であることが考えられます。
この樹の花の特徴は八重咲きで
花が山茶花より極端に小さいことです。
 
寒椿と山茶花が、
葉はどちらも鋸葉
花はどちらも八重咲き
花色も同じ
蕊もばらついている
とあっては、園芸者でも難しく、遠目にも、近め目にも大学の専攻者以外には分らないでしょう。
しかし、職員はプロ意識を持ち研鑽を積んでいただきたい。
と思うこのごろです。
 
 
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寒椿昔の栄華今何処
(かんつばきむかしのえいがいまいづこ)
 
この寒椿(かんつばき)を撮影中、60歳過ぎの女性が次のような会話をしていました。
抜粋して報告致します。
「もう何年も来てこの花を見ているけれども、こんなに花の少ないのは初めてやねえ。」
「草むしりをしたり、植えこんだりする業者はいても、枝を切ったり、葉をとったりする
公園専属の庭師さんが1人でもいたなら、こんなことにはならないのにねえ。」
「毎年見るけど、この樹が寒椿(かんつばき)とは知らなかったねえ。」
「もっと見やすいところに札を下げてくれればいいのにねえ。」
「ここが私有地の『四季の丘』と言われていた時にはこの樹には花いっぱいでそれは綺麗やったけどねえ。」
「今は哀れやねえ。葉ばっかりで花もしわくちゃじゃないね。」
「ここに詰めている人も、専門職の方じゃないから何も知らないもんねえ。」
「プロじゃないから」
等で、この二人は明らかに不満を示していたのです。
これ以上の、公園側を非難する言葉を聞いていますが、差し控えさせていただきます。
 
ただ、プレートは薄汚れており、10数年以上たっているものだと思われます。
では記載されている内容といえば
 
Cawellia sasangua cv.Fujikoana
カンツバキ
ツバキ科
サザンカの園芸品種とされており、12~2月に桃紅色の花をつける。
 
と記載されています。
 
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まず学名のスペルが誤っています。
w が m
g が q
です。
 
 
日進月歩のすさまじい今日にあっては、私見ですが
 
Camellia sasanqua cv.Fujikoana
カンツバキ
ツバキ科
ツバキとサザンカの交雑種で、11~2月に桃紅色の八重咲き他の花をつける。
普通、横に這うように生るのが特徴であり、生垣などに使用される。
しかし
この寒椿(カンツバキ)の樹の品種は「獅子頭」という園芸品種で、
山茶花(さざんか)の一種としてとりあげられたりすることもある。
幹は立ち上がり背は高い。
 
注・用はこの品種が「獅子頭」、なのか「立ち寒椿」なのか、
明確にされていない点が問題なのです。
 
以下の文面は市に対する要望文であり読者は読まなくて結構です。
この件は担当係長に伝えており、月曜日に局長と会議する
とのことでした。
 
北九州市建設局(公園管理課)長殿
 
注文先の業者に問い合わせれば花の品種名は解ることで、
どんな花に対しても、購入時に品種名を問い合わせ、各サイトにて研究する
習慣を管理者が部下に指導しておけば、問題は生じないのであって、
プレートに明確に記入することが出来るのです。
プレートは、毎年点検して、また毎年新しいものに変えるくらいの努力が必要かと思います。
たぶん、景観を損ねるから全ての花や樹に札はつけられない等の苦しい言い逃れをすると思います。
それならば、今設置している「冬牡丹」はいかがでしょう。
すべて品種名を書いた竹の札が横の土に挿しこまれているではありませんか。
他の花を見る初めての鑑賞客は「なんて言う花かしら」と頭をひねっております。
実際、花畑には2本の寒椿(かんつばき)の樹がありますが
それが寒椿とは後でわかったのですが、
沿道からは遠い、土手で手入れされておらず、藪の樹と化していました。
これでさえ、業者は「冬牡丹」の設置に専念しており、
ただ、「そこにあるよ。その看板のところよ。」と座りこんだまま言うのみで
連れて行ってくれるなどの考えは毛頭ありませんでした。
それが解らず、探し回ったのです。
この土手の寒椿ももう少し枝も切り、葉もとり見栄えのするものとしていただきたいと思います。
花畑は階段沿いのみ見栄えがするもので、奥は藪そのものです。
山茶花(さざんか)も沿道沿いは花盛りですが、枝や葉が多すぎます。
これも専属の庭師がいないためと思われます。
かの庭園・芦屋釜の里には3人の庭師がいるのですよ。
牡丹(たん)や、石楠花(しゃくなげ)、など公園の「ウリ」とする花は業者が持って来て植え
大菊は鉢のまま、テントの中に並べます。
もとからある樹に関しては一切無関係と言わんばかりの、対処ぶりです。
業者にも鑑賞客に対する、マナーの向上を求めます。
これは、植物公園の管理者に責任があります。
手入れをさせればいいのです。
市の監督庁の建設局公園管理課と打ち合わせて予算をひねりだせばいいことです。
そして、確かなプレートを付ける、ないしはプレートを土に差し込む
これが鑑賞客に対する、今はやりの言葉でいうなら
「おもてなし」
の親切な態度でしょう。
あまりにも、フ゜レートのない花が多すぎる。
せめて、ホームページに出している花くらいはプレートをつけて欲しい。
園芸花などは業者は植え替えを常時実施し、掲示板に一括して画像と説明文を載せています。
樹といえば哀れなもので、植物公園が雇用する常時専属の庭師がいないことが問題なのです。
要するに樹の手入れがなっていないということを申し上げたいと思います。
私もこれからも、楽しい気持ちで行きたいと思っており善処していただきたい。
珍しい花がホームページに出るからです。
ホームページ作りも大変でしょう。
しかし、過去の画像は載せないで、現在の画像を載せて欲しい。
満開の画像を見て、喜びいさんでいったところ、まだ蕾だったということが多々あります。
・・・現在、咲き初め、見頃、などと
と書いておられますが、現在はビジュアル系の時代ですよ。若い者は文面を読まない者
が多く見受けられ、画像だけで即断する者が多いのです。
ホームページには、過去の画像を合わせて、作っておられます。
現在の状況の画像を搭載すべきではないでしょうか。
実際、見て回ったのかと疑いたくなるし、
他の職員が、そのホームページを見ておらず、
ホームページに出ていたが
と、受付の職員にきけば、そこで初めて、タブレットでホームページを開く
など、嘆かわしいばかりです。
花の在処を聞けば、
そこの事務所に聞いて下さい、詳しい者がいますから。
と答えられるなど、がっかりします。
ホームページを作る女性は孤立していると思われます。
要するに職員の一体感が全くありません。
他の職員があまりにも、花のことを知りません。
詳しいのは、所長くらいなものではないでしょうか。
ホームページは白野江植物公園名で出している公式サイトです。
樹の名のプレートが間違っていたのは、「冬桜」以来です。
本当は「子福桜」でした。
すぐに、植物公園は取り外しました。
また、集団客にはガイドをするが、個人の客にはガイドをしません。
外(そと)に、花の在処を教えるための、解説所、あるいは問い合わせ所、などを設置していただきたい。
それこそ、ボランティアの方にその役目を頼む
などいろいろな方法が、考えれば出て来るのではないでしょうか。
自らが、休憩所の2階へ上がって行って、
事務所のドアを開け、花の在処や名を聞かなければならないなんて
迷惑な話です。
また小さい花は沿道沿いに植えていただきたい。
今植えている、蕾が開かんばかりの福寿草(ふくじゅそう)は見事ですが
一眼レフの400ミリレンズでさえも、撮影は無理な状況です。
また、今植えたばかりの、冬牡丹(ふゆぼたん)こそ、遠くでいいのではありませんか。
そこはいろいろと考えがあるのでしょうか゛?
業者は山の中には入りたくないということは確かなようですね。
何せ、福寿草が沿道から遠いところにあるため、携帯では撮影しにくく
女性の方は中に入って写している次第です。
小さい花は沿道沿いに植えて欲しいと思います。
こんな、不自由なことってあるでしょうか。
まだたまだ書き足りません
以上のことを念頭に考慮され、よろしく改善をされたく一筆啓上申しあげます。
かしこ。
 
北九州市役所建設局長
(公園管理課)
ならびに
白野江植物公園管理所長
殿
 
 
今すぐに記載変更した寒椿(カンツバキ)のプレートをつけてもいいと思いますし、取り付けるべきだと思います。
 
(梨雨)
 
なお、山茶花(さざんか)に゜ついては、昨年11月23日、当ブログにて投稿しておりますので、ご比較下さい。
URLのリンク先は
ですので宜しくお願い致します。
 
(梨雨)
 

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