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なんじゃもんじゃ
こと
一つ葉たご
&
岡湊神社
(おかみなとじんじゃ)
風立ちぬなんじゃもんじゃの花舞へば
(かぜたちぬなんじゃもんじゃのはなまへば)
[注・それぞれ古語で、「たつ」とは(風や波が)起こる。「まふ」とは回る。の意]
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ヒトツバタゴ
インターネットの みんなの花図鑑 によりますと
ヒトツバタゴ
[一つ葉たご]
学名
Chionanthus retusus
分類
モクセイ科 ヒトツバタゴ属
開花時期
4月~6月
花の色
白
名前の読み
ひとつばたご
分布
原産地は中国福建省で、中国、台湾、朝鮮半島、
日本国内では、木曽川流域の東海地方と長崎県対馬に自生
生育地
山地 庭木
大きさ・高さ
15メートル~25メートル
花の特徴
枝先に円錐花序 ( 下のほうになるほど枝分かれする回数が多く、全体をみると円錐形になる ) を出し、白い花をたくさんつくる。4つに深く裂けた花びらは細く、白糸を束ねたようである。満開時には、全体に雪が降り積もったように見える。
葉の特徴
葉の形は楕円形で、向かい合ってつける ( 対生 ) 。葉には長い柄があり、裏面には毛が生えている。
実の特徴
花の後にできる実は楕円形の核果 ( 水分を多く含み中に種が1つある ) で、黒く熟する。
その他
環境省のレッドリスト ( 2007 ) では、絶滅危惧Ⅱ類 ( VU ) に登録されている。別名を 「 ナンジャモンジャの木 」 という。ナンジャモンジャは、その地方には珍しい樹種や巨木をさす呼称で、一ッ葉たご ( ヒトツバタゴ ) に限定されるものではないのだが、本種をこの名で呼ぶことが多い。なお、和名の由来は、 「 一ッ葉のタゴ ( トネリコの別名 ) 」 からきている。トネリコが複葉なのに対し、本種が単葉であることを指す。
と説明されています。
大鳥居潜る隅より一ッ葉たご
(おほとりゐくくるくまよりひとつばたご)
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岡湊神社
(おかみなとじんじゃ)
蔵書の
アクロス福岡文化誌6・福岡の神社・アクロス文化誌編纂委員会編・海鳥社出版
によりますと
岡湊神社は高倉神社と同じく大倉主命 ( おおくらぬしのみこと ) と菟夫羅媛命 ( つぶらひめのみこと ) の二神を祭神としている。古くは 「 大倉社 」 と呼ばれたというが、後に素戔嗚尊 ( すさのおのみこと ) が合祀され、 「 祇園大倉社 」 「 祇園宮寺 」 「 祇園社 」 などと呼ばれるようになった。
記紀によると、神武天皇の東征の際、菟狭 ( うさ・宇佐 ) から 「 崗の水門 ( おかのみなと ) に至り、 「 岡田の宮 ( おかだのみや ) に1年滞在したという。中哀天皇と神宮皇后もまた征西の折、豊浦宮 ( 現下関市 ) から岡浦 ( おかのうら ) あるいは崗の水門の水門に至ったと至ったと記されている。
崗の水門は、遠賀川河口を左岸の旧天満宮境内 ( 現神武天皇社 ) に比定され、昭和16年、そこに 「 神武聖蹟崗水門顕彰碑 」 が建てられた。岡田宮の所在地は明らかでないが、岡湊神社の辺りが最有力地であろう。
中世までは岡湊神社の社領は多かったが、戦国の戦乱によって社殿が焼失するなど荒廃し、さらに豊臣秀吉によって社領が没収されて衰微した。江戸時代になって社領が再建され、延宝6 ( 1678 ) 年2月には福岡藩3代藩主・黒田光之から社領として六千坪の山林を与えられて本格的に復興し、途絶えていた祭儀も復興された。
昭和4年3月の大火によって焼失し、昭和9年に再建されたのが現在の社殿である。
[河村]
所在地・遠賀郡芦屋町船頭町12-8
主祭神・大倉主命、菟夫羅媛命、神武天皇、素戔嗚命、天照皇大神
と説明されています。
参拝はなんじゃもんじゃ見た後で
(さんぱいはなんじゃもんじゃみたあとで)
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献灯の丹の色きはむ一つ葉たご
(けんとうのにのいろきはむひとつばたご)
[注・「けんとう」とは、神社や寺に奉納する灯明や灯籠。「にのいろ」とは、朱色、赤い色、
「きはむ」とは古語で、極限まで達する。果てまでゆく。の意]
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理についこゑ上げにきなんじゃもんじゃと
(ことわりについこゑあげにきなんじゃもんじゃと)
[注・それぞれ古語で、「ことわり」とは説明、「つい」とは思わず。「あぐ」とは上げる。の意]
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参道の 看板 によりますと
なんじゃもんじゃ
和名 ヒトツバタゴ モクセイ科
樹齢約50年を数え、明治神宮外苑長・伊丹安廣氏(元早稲田大学野球部監督・野球殿堂入り・佐賀県出身)より寄贈されました。大親木は朝鮮王朝李王家から寄贈されたもので、歴史的にも大変貴重なものです。
この他境内には「対馬」「岐阜」「アメリカ」等各地産の「なんじゃもんじゃ」が寄贈され約200本あります。
見頃は、例年4月下旬~5月上旬の間です。期間限定で夜間ライトアップを行っています。
と説明されています。
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白妙の一つ葉たごに神宿る
(しろたへのひとつばたごにかみやどる)
[注・「しろたへ」とは古語で、白いものにかかる枕詞(まくらことば)。の意]
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ご完読ありがとうございました。
梨雨