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今日の花-黄海老根(きえびね)-一期一会(1)-福智山ろく花公園

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一期一会
(1)

花譜の館・別館」へようこそ。

今日の花

黄海老根
(きえびね)


黄海老根を挿頭に越さむ手向山
(きえびねをかざしにこさむたむけやま)
[注・それぞれ古語で、
「かざし」とは頭髪、冠などに花の枝、または造花などをさすこと。また、そのもの。
「たむけやま」とは、{手向けの神}のいる山。
「たむけのかみ」とは幣などを供えて、旅の安全を祈る神、峠の神。道祖神。の意]



イメージ 1


キエビネ

インターネットの みんなの花図鑑 によりますと

キエビネ
[黄海老根]
学名
Calanthe sieboldii
分類
ラン科  エビネ属
開花時期
4~5月
花の色
名前の読み
きえびね
分布
本州の紀伊半島から沖縄
海外では、台湾や済州島などにも分布
生育地
山地の林の中
花言葉
-
誕生花
-

花の特徴
   鮮やかな黄色い花を10数輪つける。花の形はエビネ ( 海老根 ) と同じだが、花弁は幅広く、3つに裂けた唇弁の真ん中の裂弁の先が尖って垂れる。また、花のつけ根の部分につく距が短い。

葉の特徴
   葉は長さが45~60センチくらいある幅広い楕円形で、縦に襞 ( ひだ ) がある。

実の特徴
   花の後にできる実はさく果 ( 熟すると下部が裂け、種子が散布される果実 ) である。

その他
  「海老根」の名は地下茎の形を海老に見立てたものである。環境省のレッドリスト ( 2007 ) では、絶滅危惧ⅠB類 ( EN ) に登録されている。俳句の季語は春である。属名の Calanthe はギリシャ語の 「 calos(美) + anthos ( 花 ) 」 からきている。種小名の sieboldii は日本植物研究者 「 シーボルトの 」 という意味である。

と説明されています。




イメージ 2




王冠の歩揺が如き海老根蘭
(おうかんのほようがごときえびねらん)

世界大百科事典
によりますと

歩揺
(ほよう)
とは

冠より
  漢文化の浸透する以前の匈、鮮卑などは頭部を覆ったり周囲を飾る金製の冠を用い王様の象徴とした。4世紀以降の鮮卑、高句麗、百済、加羅、新羅では、以前の匈奴や鮮卑の制をうけつぎ、歩揺と呼ばれる金片をちりばめた金製の冠を用い、その他に羽をつけた樺を付した冠があった。とくに古新羅の墳墓からは多くの金製の優品が発見されている。

と説明されています。



イメージ 3

ご完読ありがとうございました。
梨雨


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