今日の一景
(254)
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四季の風景
春
米国からのハナミズキ寄贈100週年
特別企画
花水木
(はなみずき)
Ⅳ
最終回
緋色
の
紅花花水木
(べにばなはなみずき)
花水木燃えども然るべき西のあり
(はなみずきもえどもさるべきにしのあり)
[注・それぞれ古語で、「さるべき」とはそれ相応の。「にし」とは西風。の意]
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ハナミズキ
インターネットの ウィキペディアフリー百科事典 によりますと
ハナミズキ
目
ミズキ Comales
科
ミズキ Comaceae
属
ミズキ Comus
亜属
ヤマボウシ
C. subg.
Benthamidia
種
ハナミズキ C.florida
学名
Comus florida
L
シノニム
Benthamidia florida (L) Spach
Cynoxylon florida (L) Raf.ex jacson
英名
flowering dogwood
亜種
C.f.subsp.florida
C.f.subsp.urbiniaria
ハナミズキ
ハナミズキ ( 花水木 ) は、ミズキ科ミズキ属ヤマボウシ亜属の落葉高木。別名、アメリカヤマボウシ。
ハナミズキの名は、ミズキの仲間で花が目立つことに由来する。またアメリカヤマボウシの名は、アメリカ原産で日本の近縁種のヤマボウシに似ていることから。
形態・生態
葉は楕円形となっている。秋には紅葉する。
花期は4月下旬から5月上旬で、白色や薄いピンクの花をつける。但し、花弁のように見えるのは総苞で、中心の塊が花序である。実際の花は、4弁の直径5mm程度の目立たない花が集合して、順次開花する。
秋につける果実は複合花で、赤い。
分布
北アメリカ原産。
日本における植栽は、1912年に当時の東京市長であった尾崎行雄が、アメリカ合衆国ワシントンD.C.へサクラ ( ソメイヨシノ ) を贈った際、1915年にその返礼として贈られたのが始まり。この話は、1981年改訂版の日本の中学生向け教科書 『 NEW PRINCE 』 中3版でもエピソード的に取り上げられた。なお、2012年にサクラの寄贈100周年を記念して、再びハナミズキを日本に送る計画が持ち上がっている。
人間との関わり
庭木のほか、街路樹として利用される。栽培する際には、うどんこ病などに注意する。また、アメリカシロヒトリの食害にも遭いやすい。ハナミズキの深刻な病害であるハナミズキの炭疽病に抵抗性があるヤマボウシまたはハナミズキのヤマボウシ交配品種に植え替える病害対策が行われることがある。
ハナミズキは英語では dogwood と呼ばれる。dogwood の語源には諸説かあるが、一説には17世紀頃に樹皮の煮汁がイヌの皮膚治療に使用されたためと言われ、他には、木製の串 ( 英古語 : dag dog ) を作る材料に使われる堅い木であったことからとも言われる。ただし、イヌの皮膚治療に使ったとされる dogwood は、同じミズキ科の植物でもセイヨウサンシュユと考えられており、ハナミズキとは異なる。
と説明されています。
目抜き通りにただいっぽんの花水木
(めぬきどおりにただいっぽんのはなみずき)
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真青なる空押し上げて花水木
(まさおなるそらおしあげてはなみすき)
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日本郵便
の
ホームページ
特殊切手
「米国からのハナミズキ寄贈100周年」の発行
発行日
2015(平成27)年4月10日(金)
種類
82円郵便切手
において
日本郵便株式会社 ( 東京都千代田区、代表取締役社長 高橋 享 ) は、日本から寄贈された桜の返礼として、1915 ( 大正4 ) 年に米国からハナミズキが寄贈されてから2015 ( 平成27) 年で100周年を迎えることを記念して、特殊切手 「 米国からのハナミズキ寄贈100周年 」 を発行します。
この切手は、一部を共通のデザインとして、日米両国で共同発行します。
米国からのハナミズキの寄贈について
1912 ( 明治45 ) 年に尾崎行雄東京市長 ( 当時 ) によって、日本から米国首都ワシントンD.C.へ桜が寄贈されました。その返礼として、1915 ( 大正4 ) 年にタフト米大統領 ( 当時 ) から日本に40本のハナミズキ ( 白花種 ) が寄贈されました。
なお、米国から寄贈されたハナミズキは日比谷公園などに植えられましたが、専門家の調査によれば、現存することが確認されているものは東京都立園芸高等学校の1本だけとなっています。
と説明されています。
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江上の夕陽直差す花水木
(かうじょうのゆうひたたさすはなみづき)
[注・「かうじゃう」とは川の辺、「たださす」とは古語で、(日光が) 直接照らす。直射する。の意]
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ご完読ありがとうございました。
梨雨