今日の一景
(253)
「花譜の館・別館」へようこそ。
四季の風景
春
米国からのハナミズキ寄贈100週年
特別企画
花水木
(はなみずき)
Ⅲ
紅花花水木
(べにばなはなみずき)
2
百年の愛を祈らむハナミズキ
(ひゃくねんのあいをいのらむハナミズキ)
1
ハナミズキ
いつもの 花の俳句図鑑 によりますと
季語
花水木
はなみずき
(はなみづき)
(晩春)
アメリカヤマボウシ
ハナミズキ ミズキ科
[植物・特徴]
北米原産。庭木や公園樹、街路樹として植えられる。5月ごろ、径4~6センチの花を枝先につける。花色は淡紅、白、まれに紅。花びらに見えるのは萼(がく)で、先端がへこむ。木がミズキに似て花が目立つのでこの名がついた。また、花が日本に自生するヤマボウシによく似ているため、別名をアメリカヤマボウシという。
[歴史・文化]
日本へ渡来したのは大正初年、東京市長の尾崎行雄がアメリカにサクラの苗を寄贈した際、その返礼として送られた。アメリカではバージニア州、ノースカロライナ州の州の花になっている。
[作句のポイント]
花は上向きに咲くので、普通は葉裏から透かすようにして見上げることになる。高所から眺めると、違った句が生まれるかもしれない。
と説明されています。
2
花水木の紅を散らせるこの山河
(はなみずきのべにをちらせるこのさんが)
3
4
夜明けかな花水木のけざやぎて
(よあけかなはなみづきのけざやぎて)
[注・「けざやぐ」とは古語で、はっきりする。の意]
5
花水木紙風船の高く舞い
(はみずきかみふうせんのたかくまい)
6
薄紅色のハナミズキを今君に
(うすべにいろのハナミズキをいまきみに)
7
なお、1と7の画像の搭載句については、
2004年2月11日リリース
一青窈
(ひととよう)
が唄った、本人作詞の楽曲
ハナミズキ
の歌詞を参考に作句させていただきました。
ご完読ありがとうございました。
梨雨