今日の一景
(238)
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四季の風景
春
山桜
(やまざくら)
Ⅱ
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山桜日のつれなくて陰に落つ
(やまざくらひのつれなくてかげにおつ)
[注・「つれなし(形シ)」とは古語で、無情だ。すげない。冷淡である。の意]
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ヤマザクラ
蔵書の よくわかる樹木大図鑑・平野隆久著・永岡書店 によりますと
ヤマザクラ
バラ科 サクラ属
種類
落葉広葉高木
漢字名
山桜
樹高
15~25メートル
幹はまっすぐに育つ
分布
本州 (東北中部以南) 、四国、九州
開花時期
3~4月
花色
白、薄紅
結実期
5~6月
実色
紫黒
山地に生える
サクラの代表種
山野に自生するサクラのなかで、最も広く親しまれています。
葉は長さ8~12cm、縁には細くて鋭いギザギザがあります。
新芽は赤褐色とされていましたが、赤色、茶色、黄色、緑色など、さまざまな色のものが発見されています。
花は2~5個ずつ集まって咲きます。新芽が出るのと同時に咲くので、新芽とのコントラストが楽しめます。
実はほぼ球形で、紫黒色に熟します。
日本の野生のサクラを代表する種。吉野山のサクラが有名です。
と説明されています。
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霊山の懐深し山桜
(れいざんのふところふかしやまざくら)
[注・「れいざん」とは神仏をまつった神聖な山。また、社寺の霊域である山。
「ふところ」とは周りを囲まれて奥深くなったところ。の意]
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(梨雨)