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四季の風景・春-枝垂れ梅(しだれうめ) ・Ⅰ・2015 - 今日の一景(227) - 福智山ろく花公園

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今日の一景
(227)

花譜の館・別館」へようこそ。

四季の風景

枝垂れ梅
(しだれうめ)
( 福智山ろく花公園 )

忉利天の天女降るらし枝垂れ梅
(たうりてんのてんにょふるらししだれうめ)
[注・それぞれ古語で、「たうりてん」とは梵語の音訳、
[「忉利」は三十三の意]
「欲界」六天中の第二天。
「須弥山(しゅみせん)」の山頂にあって、
「帝釈天」の住む喜見城を中心として四方にそれぞれ八天があるという。
人の願うところがすべてかなえられる天界。= 三十三天
「てんにょ」とは天上界に住むという女性の天人。の意]


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枝垂れ梅

インターネットの 名古屋市農業センターの枝垂れ梅 によりますと

農業センターにある12品種の枝垂れ梅

と題して

呉服枝垂(クレハシダレ)
花弁はわずかに紫色を帯び、満開になると、弁先がほんのり淡くなる。
中輪ながら、大柄に見える。
しべが束開きするのも、この品種の特徴の一つ。
樹勢は強く、良く育つ。

難波枝垂(ナニワシダレ)
難波性の枝垂れ梅の代表的品種。
花はほんのりと紅葉がかり、明るく派手なため目立つ。
花弁はわづかに折り合わすように開花する。
樹勢が弱いため、生育が遅い。

紅枝垂(ベニシダレ)
花弁は三重くらいで、全開しないまま抱かえ咲きとなる。
咲き進むにつれ、花弁の裏は色褪せて来る。
花形は端正。
細枝が多く発生し、このためやさしい枝垂れ方となる。

緋の司枝垂(ヒノツカサシダレ)
花弁は鮮明な緋色。
少し波打つため、ほのかな厚味を感じさせる。
花弁の数は多くはないが、しべが多く長いため、花は引き立って見える。

藤牡丹枝垂(フジボタンシダレ)
シダレの八重咲きながら「藤牡丹」といわれるくらい多く出回っている人気品種のひとつ。
蕾の先は紫色を帯びるが、花弁は開花すると淡紅色になる。

玉垣枝垂(タマガキシダレ)
開花すると、花弁の裏が極く薄淡紅色に変化するため、花弁の表と裏の色合いが美しい。
青梅市日向和田の日向山明石院の境内に植栽されている古木は有名。

千鳥枝垂(チドリシダレ)
花弁には、花柄から弁先に向って濃い筋が入る。
花は開ききらないため、抱かえ咲きとなる。
花着きがよい。
立地条件の良い土地では、大輪の花を咲かせる。

唐梅枝垂(トウバイシダレ)
花弁は開花当初は農紅。
満開になると弁先が内側に折れ込むようになり、後に極くほんのりと白くなる。
枝垂れに成らずに、立性にかえりやすい性質がある。

緑萼枝垂(リョクガクシダレ)
花弁の先は波打ち、花は平開する。
萼の緑色が透けて、やや黄白色に見える。
青軸性のため、若い枝は直射日光を受けても赤味を帯びず、緑色を保つ。

満月枝垂(マンゲツシダレ)
咲き始めには花弁が重なるため、花形が満月の様に丸く見えるところから、この名がつけられたといわれる。
樹勢は強くて育てやすい。
やや早咲きの品種。

一重緑萼枝垂(ヒトエリョクガクシダレ)
萼の緑が濃いためか、花は黄色みを帯びて見える。
花形は端正で、花着きも極めて良い。
青軸性のため若い枝は、直射日光を受けても赤味を帯びず、緑色を保つ。

白滝枝垂(シラタキシダレ)
花着きが良く八重咲きのため、満開になると枝が滝の如くに見えるところから、この名がつけられたと言われる。
花弁の端がわずかに外側に反り返るのも特徴。

と説明されています。


花公園にこのブログの画像の枝垂れ梅の品種の照会はしましたが、分らないとのことでした。



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境にて終に紅潮枝垂れ梅
(さかひにてつひにこうてうしだれうめ)
[注・それぞれ古語で、「さかひ」とはほんものの境地、おもしろい境地、佳境、
「つひ」とは終わり、の意
「こうてう」とは顔がほてって赤みを帯びてくること、高調に掛けている。]


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枝垂れ梅小峰の白雲退りつつ
(しだれうめをみねのしらくもしさりつつ)
[注・「をみね」とは古語で、をは接頭語で峰、「しさる」とはしりぞく、=退(すさ)る、の意]


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本ブログの枝垂れ梅の画像は全て同じ樹のもので、本年3月5日に撮影したものです。
御完読ありがとうございました。
(梨雨)



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