今日の一景
(228)
「花譜の館・別館」へようこそ。
四季の風景
春
クロッカス
クロッカスに肖りたき両刃の剣
(クロッカスにあやかりたきもろはのけん)
[注・「あやかる」とは古語で、他のものや人に感化されて、それに似る、
「もろは」とは刀身の両側に刃のあるもの、の意]
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クロッカス
インターネットの みんなの花図鑑 によりますと
クロッカス
(ハナサフラン)
[crocus]
学名
Crocus vermus
分類
アヤメ科 サフラン属
開花時期
1~4月
花の色
白、黄、紫、他
名前の読み
くろっかす(はなさふらん)
分布
原産地はヨーロッパ南部
生育地
庭植え
植物のタイプ
多年草
花言葉
嬉しい知らせ
誕生花
1月5日
花の特徴
花びら ( 花被片 ) は6枚である。花の大きさは4~6センチくらいである。花の色には黄色、紫色、白、白と黄の絞りなどがある。
葉の特徴
葉は短い線形で、真ん中に白い筋が入る。
実の特徴
花の後にできる実はさく果 ( 熟すると下部が裂け、種子が散布される果実 ) である。
この花について
クロッカスは80種くらいある。クロッカスの名で流通しているものは、「花サフラン」 と呼ばれるダッチ・クロッカス ( Dutch crocus ) とその近縁種の春咲き品種をさす。花柱が生薬や食用として使われるサフランと似ていが、こちらのほうは秋咲きである。俳句の季語は春である。属名の Crocus はギリシャ語の 「croke ( 糸 ) 」 からきている。雄しべが糸状になることから名づけられた。種小名の Vernus は 「春咲きの」 という意味である。
と説明されています。
阜へのすがらに咲くや春沮夫藍
(つかさへのすがらにさくやはるさふらん)
[それそれ古語で、「つかさ」とは小高いところ、「すがら」とは途中、の意]
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俳句上
蔵書の 草木花・歳時記・春 によりますと
季語
クロッカス
花(はな)サフラン 春沮洎藍(はるさふらん)
クロッカス アヤメ科
早春の日の当たる庭、あるいは鉢植えで花を楽しむ小型の球根草花。松葉のように細い葉が出はじめると、その間からすぐに花が咲き出す。花は6弁花で上向きに咲き、黄色、紫色、白、縞などの園芸品種がある。ヨーロッパ中部から北アフリカ、小アジア、西アジアにかけて80から90種が自生し、これらを交雑して多くの園芸品種が出来上がった。寒さには強く、秋植えにして早春に花をつけ、温度が高くなる時期には休眠してしまう。
サフランはクロッカスの一種である。これは晩秋に淡紫色の花が咲き、赤色の雌しべを摘んで乾燥させ、薬用やブイヤーベースなどの料理にも使われる。
と説明されています。
おはようの声聞こえたり花サフラン
(おはようのこゑきこえたりはなさふらん)
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晴朗にして明朗なるクロッカス
(せいらうにしてめいらうなるクロッカス)
[注・「せいらう」とは空が晴れわたってうららかなさま、「めいらう」とは明るくて朗らかなさま、の意]
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ご完読ありがとうございました。
(梨雨)