今日の一景
(197)
「花譜の館・別館」へようこそ。
神社
宗像大社
⑵
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七日目や巫女の歩みの粛々と
(なぬかめやみこのあゆみのしゅくしゅくと)
2
境内の 表札 によりますと
国指定重要文化財
本殿・拝殿
宗像三宮の総社(そうしゃ)である辺津宮(へつぐう)は往古より「第一宮(ていいちぐう)と呼ばれ、全国約6200社の宗像神を祀(まつ)る神社の総本宮です。現在の本殿と拝殿は、約500年前の弘治3(1557)年の消失により再建してものです。
本殿は戦国時代真っ只中の大正6(1578)年時の大宮司第80代宗像氏貞(うじさだ)公が、拝殿は本殿再建の12年後の大正18(1590)年毛利元就の三男で「毛利両川(りょうせん)の一人として知られ、当時の筑前國の領主であった小早川隆景(たかかげ)公によって再建されました。本殿・拝殿ともに国の重要文化財に指定されています。
平成25年には社殿塗装の修復が実施され、同26年12月8日には遷座祭(せんざさい)を斎行しまなした。
本殿
五間社両流造(ごけんしゃりょうながれづくり) 杮葺(こけらぶき)
5間とは建物の横幅のことで1間が6尺(約1.8メートル)です。流造は屋根が流れるような曲線を描いた建築様式で、前後対称ではなく、後ろより前が長い神社独特の工夫がされた美しい建物です。全体の構造は豪壮で、戦乱の時代に建立されたとは思えないほど優美な姿は、桃山時代初期の特色がよくあらわされています。
拝殿
切妻造妻入(きりづまづくりつまいり) 杮葺(こけらぶき)
切妻とは屋根を四方ではなく、左右二面に本を伏せたように葺き、前後を切り落としたような様式で、妻入とは裏側に入口を設けて正面とする造りです。全体的な印象は簡素かつ雄大です。
と説明されています。
本殿を見ずして立ち去る人のをり
(ほんでんをみずしてちさるひとのをり)
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本殿を裏から拝む初詣
(ほんでんをうらからおがむはつまうで)
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ご完読ありがとうございました。
(梨雨)