Quantcast
Viewing all articles
Browse latest Browse all 1281

貯水池-北九州市の水瓶&紅葉の名所-鱒淵(ますぶち)ダム-今日の一景(147)-小倉南区頂吉(かぐめよし)

今日の一景
(147)
 
花譜の館・別館」へようこそ。
 
貯水池
 
鱒淵 (ますぶち) ダム
 
 
小春日や影踏むばかりに赤き橋
(こはるびやかげふむばかりにあかきはし)
小春(こはる)
陰暦10月を小春といい、ほぼ11月にあたる。
そのころ気候もおだやかなときが多く、ぽっかりとした好い日が続く。
これを小春日和という。
俳句では小春とか小春日といって同じ意味に用いる場合が多い。
小六月(ころくがつ)も小春と同じである。
 
「影踏むばかりに」
とは、古語で、影を踏んでしまいそうなほど、近いのことのたとえ。
 
 
Image may be NSFW.
Clik here to view.
イメージ 1
 
 
 
 
Image may be NSFW.
Clik here to view.
イメージ 2
 
 
 
 
 
Image may be NSFW.
Clik here to view.
イメージ 3
 
 
 
 
 
Image may be NSFW.
Clik here to view.
イメージ 4
 
 
 
 
Image may be NSFW.
Clik here to view.
イメージ 5
 
 
 
 
 
鱒淵(ますぶち)ダム
 
設計・竣工
鹿島建設(ます渕ダム本体施工者)
竣工・規模等
ます渕ダム、1968年着工、1973年竣工、重力式コンクリート形式、堤体積13.8万㎥、
流域面積18.5k㎥、湛水面積74ha、総貯水容量1360万㎥、有効貯水容量1340万㎥、事業費34.3億円。
頂吉(かぐめよし)ダム
旧・1939年竣工、重力式コンクリート形式(?)、石張り
場所
北九州市小倉南区頂吉(かぐめよし)字鱒渕
 
 
貯水池の堰堤捧ぐや神渡し
(ちょすいちのせきていささぐやかみわたし)
「ささぐ」とは
手に持って高くさしあげる。
高く上げる
神仏に献上する。
声をはりあげる。
 
ここは⑶を採用、
 
「神渡し(かみわたし)」とは
冬11月の季語で
神無月(かんなづき)に吹く西風で、出雲へお旅立ちになる神々を送る風の意である。
風に乗って空を飛び給う神の旅を想うこともできるであろう。
 
  
 
Image may be NSFW.
Clik here to view.
イメージ 6
 
 
 
 
Image may be NSFW.
Clik here to view.
イメージ 7
 
 
 
 初冬や貯ふ水の満々と
(はつふゆやたくはふみづのまんまんと)
初冬(はつふゆ)とは
冬11月の季語で
冬の初めごろをいう。
初冬、仲冬、晩冬に分けた冬にあたるが、そうかたくるしいのではなく、
目に触れるものが冬らしくなってきたころをいう。
山や川の姿、畑の色、雨の音、垣根の末枯(うらがれ)、
その他何を見ても静に澄んだ淋しげな気がただよっている。
しよとう。
 
「たくはふ」とは
古語で、集めて置く、溜めて置くの意、ただこの動詞は(他ハ四・下二)の両刀使いである。
満々(動詞)とは、遠くひろびろとしたさま。
 
 
 
Image may be NSFW.
Clik here to view.
イメージ 8
 
 
 
 
Image may be NSFW.
Clik here to view.
イメージ 9
 
 
 
10
 
Image may be NSFW.
Clik here to view.
イメージ 10
 
 
 ご完読ありがとうございました。
なお、本プログはこのダム湖畔に盛る素晴らしい
楓(紅葉)
基礎知識となるものです。
次回をお楽しみに  !
(梨雨)
 

Viewing all articles
Browse latest Browse all 1281

Trending Articles