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北九州の近代化遺産Ⅻ-春吉眼鏡橋(はるよしめがねばし)-今日の一景(163)-小倉南区春吉

今日の一景
(163)
 
花譜の館・別館」へようこそ。
 
北九州
近代化遺産
 
北九州市指定
重要文化財
春吉眼鏡橋
(はるよしめがねばし)
 
 
初時雨悲しきことの忘るまじ
(はつしぐれかなしきことのわするまじ)
「初時雨(はつしぐれ)」とは、
冬11月の季語
その年の冬、初めて降る時雨のことである。
時雨だけでも情のこもる季題であるが、初時雨というと、さらに懐かしいような気持ちがする。
いよいよ冬が来たという感じがそこはかとなく漂う。
「まじ」
とは活用語の終止形に接続・(ラ変)には連体形に接続の助動詞で
打消し意思の~すまい、の意
ここは
初時雨悲しきことの忘るまじき
初時雨悲しきことこそ忘るまじけれ
を考えもしましたが字余りを解消し定型に徹しました。
 
 
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春吉眼鏡橋
(はるよしめがねばし)
 
北九州市設置の 立看板 によりますと
 
市指定史跡
春吉の眼鏡橋一基
(つけたり)
平4・3・26指定
 
   この橋は、大正8年(1919)に完成した長さ20・5メートル、幅3・6メートルの石造二連アーチ橋である。石材には、玢岩(ひんがん)、輝緑凝灰岩(きりょくぎょうかいがん)などの紫川(むらさきがわ)の用石が使用されている。
   この橋ができるまでは、岩の上に板切れを渡しただけの簡単な板橋を渡っていたが、大正6年、子守の女の子が転落死したことから、地元に恒久的な橋の建設気運が高まった。建設費は悲劇を繰り返さないようにと願う春吉の人々が寄付金を出しあったが、第一次世界大戦後のインフレによる物価高騰のため苦労したという。
   橋のたもとの石碑には、春吉58人の寄付者や寄付金額(1574円)石工(いしく)の名などが刻まれている。石工は春吉に隣接する道原(どうばる)の中山熊二郎と佐藤榮治である。
   春吉の眼鏡橋は市内唯一の石造二連アーチ橋として貴重であり、かつての農村における庶民生活の一端を知ることのできる文化遺産である。
【北九州市教育委員会】
 
と記載されています。
 
 
 
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春吉の冬めき渡る眼鏡橋
(はるよしのふゆめきわたるめがねばし)
「冬(ふゆ)めく」
とは
冬11月の季語である。
はっきり冬景色がととのったというわけではないが、
家のうちそと、身辺が何となく冬らしくなってきた感じをいう。
雲の動き、草木の姿、どこかに冬がきざしている。
 
 
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ご完読ありがとうごさいました。
(梨雨)
 
 

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