今日の一景
(134)
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四季の風景
秋
秋桜
こと
コスモス
付けられし花の名コスモス大いなる
(つけられしはなのなコスモスおほいなる)
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コスモス
インターネットの みんなの花図鑑 によりますと
コスモス
[ 秋桜 ]
学名
Cosmos bipinnatus
分類
キク科 コスモス属
開花時期
9~10月
花の色
白、黄、橙、ピンク、赤
花の読み
こすもす
分布
原産地はメキシコ。園芸品種。日本へは明治時代の初期に渡来。
花言葉
乙女の純真
誕生花
9月27日
花の特徴
花径は6センチから10センチくらいである。舌状花は8枚くらいあり、先が3つに裂ける。花の色は淡い紅色である。園芸品種は白、赤、黄色、オレンジなどのものや八重咲きのものもある。筒状花の色は黄色い。
葉の特徴
葉は羽状に細かく切れ込み、向かい合って生える ( 対生 ) 。 葉の裂片は線形となる。
実の特徴
花の後にできる実はそう果 ( 熟しても裂開せず、種子は1つで全体が種子が見えるもの ) である。
この花について
和名は秋桜 (アキザクラ) という。メキシコには20種以上の野生種があるといわれている。
コスモスの名はコスモス属の総称としても用いられるが、一般的には大春車菊 (オオハルシャギク) を指す。俳句の季語は秋である。属名の Cosmos はギリシャ語の 「 Cosmos (飾り) 」 からきている。種小名の bipinnatus は 「i2回羽状の 」 意味である。
と説明されています。
コスモスに見向きもせず旅集団
(コスモスにみむきもせずたびしゅうだん)
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俳句上
蔵書の 草木花・歳時記・秋 によりますと
季語
コスモス
秋桜
(あきざくら)
コスモス キク科
日本に最初にもたらされたのは幕末で、オランダ人が薩摩に伝えたとされる。その後明治12年に東京美術学校の教師のラグーザがイタリアから種子を持参するなど、しばしば導入され、日露戦争以後に各地に広まった。メキシコ原産の一年草で、茎は1メートル以上にも伸び、細く切れた葉を対生する。台風にあってよく吹き倒されるが、けなげに立ち上がり、10月ごろに頭花(とうか)をつける。花色はピンク、赤、白で、最近は淡い黄色の品種も栽培される。晩秋に咲くのは、短日になると花を開く性質によるものだが、日の長さに関係なく6月ごろから開花する早咲きの系統もある。
しかし、コスモスの季節はやはり秋で、青い空をバックに風に揺れて咲くこの花の風情は、日本人の心をとらえるのか、コスモス好きの人は多い。秋になると、各地に「コスモス街道」が出現するのはこのためで、観光客を
期待して地方の街道の両脇にコスモスが植えられ、何キロにもわたって花盛りとなる。
春に種子まきをして育てるが、夏までにまけば、秋には賑やかに開花する。一度植えると種子がこぼれ、毎年のように咲いてくれる。
濃い黄色の花を咲かせるバナコスモスは別種。丈が低く夏咲きで、葉の切れ込みがあらいので区別できる。
< 清水健美 >
と説明されています。
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コスモスの河に入りては浪に咲き
(コスモスのかはにいりてはなみにさき)
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コスモスの今にも宙へなづさはむ
(コスモスの今にもそらへなづさはむ)
[注・「なづさふ」とは古語で浮き漂う、の意]
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ご完読ありがとうございました。
(梨雨)