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四季の風景・秋-藤袴(じばかま)2014-今日の一景(132)

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今日の一景
(132)
 
花譜の館・別館」へようこそ。
 
四季の風景
 
藤袴
(ふじばかま)
 
薫るして在処も近し藤袴
(かをるしてありかもちかしふぢばかま)
 
 
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フジバカマ
 
 
インタ-ネットの ウィキペディアフリー百科事典 によりますと
 
フジバカマ
 
キク Asterales
キク Asteracae
亜科
キク Asteroidease
ヒヨドリバナ Eupatorium
フジバカマ E.japonicum
学名
Eupatorium japonicum yhunb.(1784)
シノニム
E.fortunei Turcz (1851)
和名
フジバカマ
英名
Thoroughwort
 
フジバカマ
   フジバカマ(藤袴)とはキク科ヒヨドリバナ属の多年草植物。秋の七草の1つ。
 
特徴
   本州・四国・九州、朝鮮、中国に分布している。原産は中国ともいわれるが、万葉の昔から日本人に親しまれてきた。8-10月、散房状に淡い紫紅色の小さな花をつける。
 
   また、生草のままでは無香のフジバカマであるが、乾燥するとその茎や葉に含有している、クマリン配糖体が加水分解されて、オルト・クマリン酸が生じるため、桜餅の葉のような芳香を保つ。
 
・中国名 : 蘭草、香草
・英名 : Joe-Pye Weed ; Thoroughwort ; Boneset
 
Agueweed(ヒヨドリバナ属の花)
   かつては日本各地の河原などに群生していたが、今は数を減らし、環境省のレッドリストで準絶滅危惧(NT)種に指定されている。また「フジバカマ」と称する植物が、鑑賞用として園芸店で入手でき庭に好んで植えられる。しかし、ほとんどの場合は本種でなく、同属多種または本種との雑種である。
 
と説明されています。 
 
 
 
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人もまた蝶ほど来たれ藤袴
(ひともまたてふほどきたれふぢばかま)
[「てふ」とは古語で、チョウと発音し、蝶の、意]
 
 
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ヒヨドリバナとフジバカマ
 
インターネットの
によりますと
 
    ヒヨドリバナは万葉集の中で山上憶良が「萩の花 尾花、葛花 瞿麦子の花 女郎花また藤袴 朝顔の花」と読んだ秋の七草のフジバカマ(藤袴)と同属で、花の色も白から紫がかったものまであり、花だけで見るとフジバカマとそっくりである。
  フジバカマの葉は3裂し、葉の斑点等でもヒヨドリバナと区別はできるが現代ではフジバカマの自生種がほとんど見られなくなったのに対し、ヒヨドリバナは全国で自生しており、いたるところで見られ、散歩道の観音山と呼ばれる古墳程度の丘にも群生している。又、ヒヨドリバナの変種と考えられるヨツバヒヨドリも少し高地に行けば見られ、ヒヨドリバナの葉は対生するのに対し、こちらは下部の葉が3-5枚輪生し、アサギマダラ蝶の主な吸蜜植物である。
   フジバカマは古来より、蘭草(らんそう)の名で利尿、通経の漢方薬として用いられ、又、刈り取った根茎を半渇きの状態にすると香りがし、匂い袋として使われたので平安の頃から名が有り、紀貫之が
宿りせし 人の形見か フジバカマ 忘れがたき 香に匂いつつ
と読んで、一夜を共にした人の匂い袋とフジバカマを重ね合わせている。
   又、フジバカマは中国から渡来したとされており(日本自生説もあるが)、現代人が外国製を尊重するように、薬草、匂い袋としてより重用され、秋の七草の1つになったと思われる。
   現代でもフジバカマは園芸種として出回っており一般の目に触れる事も多く、ヒヨドリバナは有名な花と同じ姿をしていながらひっそりと咲いている。
   名の由来はヒヨドリが里に下りてきて鳴く頃に咲くのでヒヨドリバナと呼ばれたとする説が有力で、フジバカマは花の色が藤色で、形が袴を帯びているように見えることから来ている。
   姿、形は良く似ているキク科の同属の花でありながら、フジバカマは平安の時代からもてはやされ、ヒヨドリバナは名も知られぬ野草であるが、自生のフジバカマが絶滅の危惧に瀕し、ヒヨドリバナはしっかりと生き残っているのが面白い。
 
と説明されています。
 
 
 
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ご完読ありがとうございました。
なお
鵯花
(ヒヨドリバナ)
については10月9日
URL
にて投稿済みです。
クリックして、ご覧ください。
(梨雨)
 

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