今日の一景
(153)
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四季の風景
冬
サフラン
サフランの朽ちて捨てざる香りかな
(サフランのくちてすてざるかほりかな)
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サフラン
インターネットの ウィキペディアフリー百科事典 によりますと
サフラン
目
キジカクシ・Asparagales
科
アヤメ・Iridaceae
属
クロッカス・Crocus
種
サフラン・C. sativus
学名
Crocus sativus L. (1753)
和名
サフラン
英名
Saffron crocus
サフラン
サフラン(Crocus sativus、英 : saffron crocus(植物)、英 : saffron(香辛料)、仏 : saffran)は、西南アジア原産で、最初に栽培されたのがギリシアとされる、アヤメ科の多年草およびそのめしべを乾燥させた香辛料をさす。
地中海沿岸を原産とする。
概要
別名薬用サフランと呼んで、同属植物で鑑賞用の花サフラン(クロッカス)と区別する。
名称はアラビア語「ザアファラーン」に由来する。日本では洎夫藍、泊夫蘭、泊夫藍などの表記も見られるが、いずれも字音が合わず、誤字である。
成分は、α、β、γ、-カロテン。他に色素配糖体であるクロシン(crocin)、無色の苦味配糖体ビクロシン(picrocrocin)、精油(8-10%、テルペン、テルペンアルコール、エステル)、クロセチン(crocetin)などを含む。クロシンは水溶性で油には溶けない。香りの主成分はサフラナールである。
歴史
紀元前からヨーロッパでめしべが香料・染料として利用されていた。古代ギリシアではサフランの黄色が珍重され、王族だけが使うことを許されるロイヤルカラーとされた時代もある。
日本へは江戸時代に薬として伝わった。国内での栽培は、1886年(明治19年)、神奈川県大磯町(旧国府村)
添田辰五郎が病気の母親のため、球根の輸入と栽培を試みたのが始まり。1897年(明治30年)に内務省横浜衛生試験所の認定を受け、商品化・輸出されるようなった。1903年(明治36年)には、辰五郎から球根を譲り受けた吉良文平によって大分県竹田市へ伝わり、同地は名産地なった。現在、日本国内の約8-9割が竹田市で生産されている。
サフラン鮮らけき哉花一輪
(サフランあざらけきかなはないちりん)
[注・「あざらけし」とは古語であざやか、の意]
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l利用
めしべを乾燥させて、香辛料や生薬として用いる。乾燥の際には、風遠しのよい室内で陰干しにする。1gのサフランを採るのに160個ほどの花が必要であり、収率が低いために貴重で、1gあたり500-1,000円程度と高価である。
香辛料
めしべは、独特の香りを持ち、水に溶かすと鮮やかな黄色を呈するため、南ヨーロッパ、南アジア北部、中央アジア、西アジア、北アメリカにかけて料理の色付けや風味付けのための香辛料として使用される。プロヴァンス地方の名物料理ブイヤベースやスペイン料理のパエリア、ミラノ風リゾット、モロッコ料理のクスクス、インド料理のサフランライスには欠かせない。トルコのサフランボルでは、お湯に入れた「サフランティー」として飲まれている。
生薬
生薬としては番紅花(ばんこうか、蕃紅花とも書く)と呼ばれ、鎮静、通経作用がある(日本薬局方第2部に「サフラン」の名で収録されている)。中国ては西紅花、蔵紅花の名で生薬として流通している。
動物実験では、サフランの黄色色素であるカロテノイドの一種「クロシン」の接種が大腸がん予防に効果があるとされる。
安全性
着色や風味付けなどの通常の用途で、食事から経口で摂取する量では安全と思われるとされている。しかし、以下の場合には注意が必要である。
・堕胎作用、子宮収縮作用、通経作用に注意が必要である。「授乳中の安全性については充分な情報がないため裂けたほうがよい」、「妊婦には禁忌である」との記述もみられる。
・大量摂取は危険と言われており、5g以上摂取すると重篤な副作用が出る。致死量は12-20gである。
・オリーブ属、オカヒジキ属、ドクムギ属の植物に過敏症がある人はアレルギー症状に注意が必要である。
と説明されています。
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紫の雨を誘ふやサフランの花
(むらさきのあめをさそふやサフランのはな)
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蔵書の 草木花・歳時記・冬 によりますと
季語
洎夫藍
(さふらん)
秋
サフランの花
サフラン アヤメ科
秋も半ばを過ぎるころ、松葉を束ねたような葉の間から、紫色で少し濃い色の筋の入った6弁花を咲かせ、芳香を放つ。直径3センチほどの花の中心には、糸状に分れた真紅色の3本の雌しべがある。これを鎮痛、鎮静、健胃などの薬用、また料理や染料にも用いる。ヨーロッパ南部では紀元前15世紀の遺跡の壁画に採取の様子が描かれている。
サフランの雌しべは、乾燥させて高値で取引される。これもサフランとよび、マイヤーベースなどの香辛料として使われる。これが日本名となった。春咲きのクロッカスを「花サフラン」とよぶのは、このサフランが薬用として先に渡来していたことを示唆している。日本への渡来は、幕末の文久年間(1861~64年)という記録がある。
球根植物で、原産地は南ヨーロッパあるいは小アジアとされる。観賞用には鉢植えや水栽培で楽しむ。球根は白い繊維状の皮に包まれており、秋口に植えて花をながめ、葉は春まで茂るが、夏には枯れて休眠する。
< 鳥居恒夫 >
と説明されています。
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サフランの空中開花の離れ技
(サフランのくうちゅうかいかのはなれわざ)
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8
福智山ろく花公園
の
ホームページ
今こんな花が咲いています
更新年月日
(平成26年11月4日)
によりますと
サフラン
アヤメ科の多年草。
地中海沿岸地方の原産で江戸時代末期に薬用として渡来したといわれています。
11月ごろ、糸のように細い葉のわきに青紫色の6弁の花を咲かせます。
花姿から想像されるようにクロッカスの仲間で、春に咲くクロッカスに対し、秋咲きクロッカスとも呼ばれます。
赤いメシベを集めて乾燥したものは食品などの着色料、染料、香辛料として利用されています。
また薬用としても有用で、鎮静、鎮痛・通経などに薬効があります。
このため、クロッカスに花サフランの別名があるのに対して、薬用サフランとも呼ばれています。
と説明されています。
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サフランを眺めて世間の憂晴らし
(サフランをながめてせけんのうさばらし)
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画像は本年11月8日に撮したもので、
画像のサフランは品種名
アキサキサフラン
と思われます。
ご完読ありがとうございました。
(梨雨)