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四季の風景・冬-サフラン-今日の一景(153)-福智山ろく花公園

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今日の一景
(153)
 
花譜の館・別館」へようこそ。
 
四季の風景
 
サフラン
 
 
サフランの朽ちて捨てざる香りかな
(サフランのくちてすてざるかほりかな)
 
 
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サフラン
 
インターネットの ウィキペディアフリー百科事典 によりますと
 
サフラン
キジカクシ・Asparagales
アヤメ・Iridaceae
クロッカス・Crocus
サフラン・C. sativus
学名
Crocus sativus L. (1753)
和名
サフラン
英名
Saffron crocus
 
サフラン
  サフラン(Crocus sativus、英 : saffron crocus(植物)、英 : saffron(香辛料)、仏 : saffran)は、西南アジア原産で、最初に栽培されたのがギリシアとされる、アヤメ科の多年草およびそのめしべを乾燥させた香辛料をさす。
地中海沿岸を原産とする。
 
概要
   別名薬用サフランと呼んで、同属植物で鑑賞用の花サフラン(クロッカス)と区別する。
 
   名称はアラビア語「ザアファラーン」に由来する。日本では洎夫藍、泊夫蘭、泊夫藍などの表記も見られるが、いずれも字音が合わず、誤字である。
 
   成分は、α、β、γ、-カロテン。他に色素配糖体であるクロシン(crocin)、無色の苦味配糖体ビクロシン(picrocrocin)、精油(8-10%、テルペン、テルペンアルコール、エステル)、クロセチン(crocetin)などを含む。クロシンは水溶性で油には溶けない。香りの主成分はサフラナールである。 
 
歴史
   紀元前からヨーロッパでめしべが香料・染料として利用されていた。古代ギリシアではサフランの黄色が珍重され、王族だけが使うことを許されるロイヤルカラーとされた時代もある。
 
   日本へは江戸時代に薬として伝わった。国内での栽培は、1886年(明治19年)、神奈川県大磯町(旧国府村)
添田辰五郎が病気の母親のため、球根の輸入と栽培を試みたのが始まり。1897年(明治30年)に内務省横浜衛生試験所の認定を受け、商品化・輸出されるようなった。1903年(明治36年)には、辰五郎から球根を譲り受けた吉良文平によって大分県竹田市へ伝わり、同地は名産地なった。現在、日本国内の約8-9割が竹田市で生産されている。
 
 
サフラン鮮らけき哉花一輪
(サフランあざらけきかなはないちりん)
[注・「あざらけし」とは古語であざやか、の意]
 
 
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l利用
   めしべを乾燥させて、香辛料や生薬として用いる。乾燥の際には、風遠しのよい室内で陰干しにする。1gのサフランを採るのに160個ほどの花が必要であり、収率が低いために貴重で、1gあたり500-1,000円程度と高価である。
 
香辛料
   めしべは、独特の香りを持ち、水に溶かすと鮮やかな黄色を呈するため、南ヨーロッパ、南アジア北部、中央アジア、西アジア、北アメリカにかけて料理の色付けや風味付けのための香辛料として使用される。プロヴァンス地方の名物料理ブイヤベースやスペイン料理のパエリア、ミラノ風リゾット、モロッコ料理のクスクス、インド料理のサフランライスには欠かせない。トルコのサフランボルでは、お湯に入れた「サフランティー」として飲まれている。
 
生薬
   生薬としては番紅花(ばんこうか、蕃紅花とも書く)と呼ばれ、鎮静、通経作用がある(日本薬局方第2部に「サフラン」の名で収録されている)。中国ては西紅花、蔵紅花の名で生薬として流通している。
 
   動物実験では、サフランの黄色色素であるカロテノイドの一種「クロシン」の接種が大腸がん予防に効果があるとされる。
 
安全性
   着色や風味付けなどの通常の用途で、食事から経口で摂取する量では安全と思われるとされている。しかし、以下の場合には注意が必要である。
・堕胎作用、子宮収縮作用、通経作用に注意が必要である。「授乳中の安全性については充分な情報がないため裂けたほうがよい」、「妊婦には禁忌である」との記述もみられる。
・大量摂取は危険と言われており、5g以上摂取すると重篤な副作用が出る。致死量は12-20gである。
・オリーブ属、オカヒジキ属、ドクムギ属の植物に過敏症がある人はアレルギー症状に注意が必要である。
 
と説明されています。
 
 
 
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紫の雨を誘ふやサフランの花
(むらさきのあめをさそふやサフランのはな)
 
 
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蔵書の 草木花・歳時記・冬 によりますと
 
季語
洎夫藍
(さふらん)
サフランの花
 
サフラン   アヤメ科
 
   秋も半ばを過ぎるころ、松葉を束ねたような葉の間から、紫色で少し濃い色の筋の入った6弁花を咲かせ、芳香を放つ。直径3センチほどの花の中心には、糸状に分れた真紅色の3本の雌しべがある。これを鎮痛、鎮静、健胃などの薬用、また料理や染料にも用いる。ヨーロッパ南部では紀元前15世紀の遺跡の壁画に採取の様子が描かれている。
   サフランの雌しべは、乾燥させて高値で取引される。これもサフランとよび、マイヤーベースなどの香辛料として使われる。これが日本名となった。春咲きのクロッカスを「花サフラン」とよぶのは、このサフランが薬用として先に渡来していたことを示唆している。日本への渡来は、幕末の文久年間(1861~64年)という記録がある。
   球根植物で、原産地は南ヨーロッパあるいは小アジアとされる。観賞用には鉢植えや水栽培で楽しむ。球根は白い繊維状の皮に包まれており、秋口に植えて花をながめ、葉は春まで茂るが、夏には枯れて休眠する。
< 鳥居恒夫 >
 
と説明されています。
 
 
 
 
 
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サフランの空中開花の離れ技
(サフランのくうちゅうかいかのはなれわざ)
 
 
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福智山ろく花公園
ホームページ
今こんな花が咲いています
更新年月日
(平成26年11月4日)
によりますと
 
 
サフラン
 
アヤメ科の多年草。
地中海沿岸地方の原産で江戸時代末期に薬用として渡来したといわれています。
11月ごろ、糸のように細い葉のわきに青紫色の6弁の花を咲かせます。
花姿から想像されるようにクロッカスの仲間で、春に咲くクロッカスに対し、秋咲きクロッカスとも呼ばれます。
赤いメシベを集めて乾燥したものは食品などの着色料、染料、香辛料として利用されています。
また薬用としても有用で、鎮静、鎮痛・通経などに薬効があります。
このため、クロッカスに花サフランの別名があるのに対して、薬用サフランとも呼ばれています。
 
と説明されています。
 
 
 
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サフランを眺めて世間の憂晴らし
(サフランをながめてせけんのうさばらし)
 
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画像は本年11月8日に撮したもので、
画像のサフランは品種名
アキサキサフラン
と思われます。
ご完読ありがとうございました。
(梨雨)
 
 

四季の風景・冬-寒牡丹(かんぼたん)-今日の一景(154)-福智山ろく花公園

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今日の一景
(154)
 
花譜の館・別館」へようこそ。
 
四季の風景
 
寒牡丹
(かんぼたん)
 
初咲きに主自慢の寒牡丹
(はつざきにあるじじまんのかんぼたん)
 
 
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ボタン
 
インターネットの ウィキぺディアフリー百科事典 によりますと
 
ボタン
ユキノシタ・Saxifragales
ボタン・Paeoniaceae
ボタン・Paeonia
ボタン・P. suffruticosa
学名
Paeonia suffruticosa
和名
ボタン
(牡丹)
英名
Peony
 
ボタン
   ボタンは、ボタン科ボタン属の落葉小低木。
 
   または、ボタン属(Paeonia)の総称。別名は「富貴草」「富貴花」「百花王」「花神」「花中の王」「百花の王」「天香国色」「名取草」「深見草」「二十日草(廿日草)」「忘れ草」「鎧草」「ぼうたん」「ぼうたんぐさ」など多数。
 
   以前はキンポウゲ科に分類されていたが、おしべ・花床の形状の違いからクロンスキト体系ではシャクヤクとともにビワモドキ目に編入され、独立のボタン科とされた。APGⅢではユキノシタ目とされる。
 
概要
   原産地は中国西北部。元は薬用として利用されていたが、盛唐期以降、牡丹の花が「花の王」として他のどの花よりも愛好されるようになった。たとえば『松窓雑禄』にれば、玄宗の頃に初めて牡丹が愛でられるようになったものの、当時は「木芍薬」と呼ばれていたと記載される。また隋の煬帝や初唐の則天武后が牡丹を愛でたという故事がある。ただし郭紹林はこらの故事を慎重に検討し、虚構であると結論つけている。清代以降、1929年までは中国の国花であったとされることるが、清政府が公的に制定した記録は見られない。1929年、当時の中華民国政府は国花を梅と定めた。中華民国政府が台湾に去った後、公式の国花は定められていなかった。中華人民共和国政府は近年、新しく国花を制定する協議を行い、牡丹、蓮、菊、梅、蘭などの候補が挙げられたが、決定に至らなかった。
 
ボタン属
   シャクヤクとともにボタン属に分類され、英語ではどちらも「Peony」と呼ばれるが、木本姓のものは以下の種。
(9種略)
 
園芸
   樹高は原種で3m、接木で作られる園芸品種で1-1.5m。
 
   従来は種からの栽培しかできなくて正に「高嶺の花」であったが、戦後に芍薬を使用した接木が考案され、急速に普及した。
 
   鉢植えや台木苗で市場に出回る。
 
園芸品種
   春牡丹
     春牡丹は4-5月に開花する一般的な品種
 
   寒牡丹
    春と秋に花をつける二季咲きの変種。通常は春にできる蕾は摘み取り、秋にできる蕾のみを残し10月下    旬から1月に開花させる。
 
 
   冬牡丹
   春牡丹と同じ品種を1-2月に開花するよう、特に手間をかけて調整したもの。寒牡丹と混同されることが多  いが、これは放置すると春咲きに戻ってしまう。
 
   ・ 日本牡丹・中国牡丹・西洋牡丹(ビオニー)
 
   品種改良が盛んに行われ、園芸品種が非常に多い。花色も豊富(原種は紫紅色)で、花形も多彩である。
 
 ・ 赤・赤紫・紫・薄紅・黄・白む
 ・ 一重・八重・千重、大輪・中輪
 
(以下略)
と説明されています。
 
 
 
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俳句上
 
蔵書の 草木花・歳時記・冬 によりますと
 
季語
寒牡丹
(かんぼたん)
冬牡丹
(ふゆぼたん)
 
寒ボタン    ボタン科
 
   ボタンはふつうは初夏に咲くが、寒ボタンは初冬に花をつける変わりものである。実際には初夏と初冬の二季咲きの性質をもったものを使い、初夏の蕾は切り取り、早く枝を充実させる。そして初秋に葉を切り取ると、新芽が伸びて初冬に蕾ができる。これが寒ボタンの咲かせ方で、寒さで花が痛むのを防ぐため、また鑑賞のための演出でワラで霜よけをつけて咲かせる。いくつかの品種があるが花は小型で紅色のものがほとんどである。
   近年、各地に出現した冬期のボタンの名所で目にするのは、じつは「冬ボタン」とよぶものである。ふつうの春咲きのボタンの品種を促成栽培によって冬に咲かせ、一時的に植え込んで見せるもので、寒ボタンのように、二季咲きの性質をもったものではない。
   寒ボタンは1月から2月にかけてが見ごろで、寺院の庭などで良く見かける。牡丹の芽は春、牡丹は夏の季語
< 鳥居恒夫 >
 
と説明されています。
 
寒牡丹眺めで媼の長話
(かんぼたんながめでおうなのながばなし)
 
 
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福智山ろく花公園
ホームページ
今こんな花が咲いています
(平成26年11月4日更新)
によりますと
 
 
 
カンボタン
(寒牡丹)
 
 
中国西北部の原産で、春と冬に開花する2季咲きのぼたんです。
春に咲く普通のボタンは、開花のために必ず冬の寒さにあうことが必要ですが、
カンボタンはその必要がないので秋以降にも蕾ができます。
春の蕾はつみとり、夏の終わりに葉を取って開花を贈らせます。
わらの霜囲いを寒さよをすると、人工的に11月~2月ころに開花させることができます。
当公園のカンボタンの今年の咲き始めです。
これから順次咲いてくれると思います。
 
と説明されています。
 
 
 
 
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ご完読ありがとうございました。
なお
冬牡丹
については、本年1月29日
URL
で投稿しています。
クリックしてご覧下さい。
牡丹(春牡丹)
についても
本年4月30日、5月1日
のべ訪問者数20000名突破記念
で連続投稿していますので
クリックしてご覧ください。
 
(梨雨)

四季の風景・冬-スノードロップ-今日の一景(155)-福智山ろく花公園

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今日の一景
(155)
 
花譜の館・別館」へようこそ
 
四季の風景
 
スノードロップ
 
 
来む年の幸せ固めむスノードロップ
(こむとしのしあわせかためむスノードロップ)
[注・それぞれ古語で「かたむとし」とは来年、「かたむ」とは堅く約束する、の意]
 
 
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スノードロップ
 
インターネットの ウイキペディアフリー百科事典 によりますと
 
スノードロップ
ユリ・Lililales
ヒガンバナ・Amaryllidaceae
Galanthus
学名
Galanthus L
英名
Snowdrop
 
スノードロップ
 スノードロップ(snowdrop)は、ヒガンバナ科ガランサス(Galanthus、スノードロップ属、マツユキソウ属)の総称。ガランサスとも。
 
   マツユキソウ(松雪草)ということもあるが、マツユキソウはガランサス属の1種 Galanthus nivalis (common snowdrop) の和名でもある。
 
   北米では希に、キンポウゲ科アネモネ属のAnemone quinquefolia を呼ぶことがある。また、エゴノキ科ハレーシア属 Halesia を snowdrop treeと総称することがある。
 
   スノーフレークは名前が似ているが別属である
 
特徴
   球根で育つ。種子から育てることもできるが、花が咲く大きさの球根に育つまで数年かかる。
 
   冬の終わりから春先にかけ花を咲かせ、春を告げる花として知られる。
 
   花は白で、3枚ずつ長い外花被と短い内科被を持つ6弁花。いくつかの種では内花被に緑色の斑点がある。
 
   夜になると花を閉じ、昼間吸収した暖かい空気を保管する。
 
栽培
   耐寒性は強いが、土壌を選ぶ
 
分類
   約20種が属する。
 
   よく知られた種は Galanthus nivalis (common snowdrop)。
 
 
階の枯葉纏ふてスノードロップ
(きだはしのかれはまとふてスノードロップ)
[注・「きだはし」とは古語で、階段、の意]
 
 
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分化
   日本では1月1日などの誕生花である。花言葉き「希望、慰め、逆境のなかの希望、恋の最初のまなざし。」
 
   スノードロップは聖燭節との関係゛深く、修道院の庭でよくそだてられていたため、修道院の跡地などに自生していることが多い。
 
   自生地はイギリスとされるが、修道僧がイタリアから持ち帰ったものが定着したとも考えられている。
 
   聖燭節の日に巣の穂ドロップをボウルに集積して持ち帰ると家が清められるという言い伝えが、イギリスの縁フォード・ビーコン近隣で伝わっている。
 
   一方で、イギリスの一部の農村部では『恋人の死を知った乙女けるケルマは、スノードロップを摘んで彼の傷の上に置きました。それはそれは彼わ目覚めさせませんでした。しかし触れた途端、彼の肉体は雪の片(スノードロップ)になってしまいました』という言い伝えがあり、このことから死を象徴する花として扱われることがある言い伝えのある地方では、死者が纏う死に装束を連想させる花として嫌われ、家の中に持ち込むと不幸が起こると言われている。これらのことから、人への贈り物にすると『死』を『希望』することとなり、「あなたの死を望みます」という意味に取られることがあるので注意が必要である。
 
   エデンを追われたアダムとイヴをある天使が励ました際、降っていた雪を天使がスノードロップに変えたという伝説がある。
 
   ドイツには、雪が自らに色がないため色を分けてくれるように花に頼んだが拒まれ、唯一それに応じたのがスノードロップだった、という言い伝えがある。
 
  ロシアの詩人マルシャークの『森は生きている』は、少女が大晦日に継母からこの花を探して積んで来るように、という無理難題を言いつけられたのが話の始まりである。
 
と説明されています。
 
 
 
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マルシャーク(ロシア)の童話劇
『森は生きている』
結末
 
   花が咲いているはずもない吹雪の大晦日に、意地悪な継母にスノードロップを探してくるように言いつけられた少女が森を彷徨っていると、そこへ12月の精が現われて、スノードロップの花を見つけることができた少女に幸運がおとずれるという話。
   スコットランドでは、新年が来る前にこの花を見つけるとその翌年は幸せになるという言い伝えがある。
  
 
入園受付の卓の白ボードには
 
スノードロップ
開花 11/7
 
年内に花を見ると幸せになります。
上のひろばに登る階段の左側に咲いています。
 
と書かれていました。
途中園長と会い、その花の場所を、階段の左横と教えると
私を連れて行き、その場で枯葉を払いのけました。
すると、可愛らしい白い3輪の
スノードロップ
が表れました。
 
園長は、
「年内に見ると幸せになれると言われている。
それほど見つけるのは難しく、翌年の幸せは約束される花だ。」
と言われました。
 
私は、俯せに横たわりその花の丈に合わせて
カメラのファインダーを覗き
シャッターを夢中に切りました。
 
私の来年の幸せは約束されたのでしょうか・・・
 
  
 
臥してより目通り叶ふスノードロップ
(ふしてよりめどほりかなふスノードロップ)
[注・それぞれ古語で、「ふす」とはうつぶす。うつむく、
「めどほり」とは目の高さ、「かなふ」とはのぞみどおりになる、の意]
 
 
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ご完読ありがとうございました。
(梨雨)
 

四季の風景・冬-紅葉Ⅱ・アメリカ楓(ふう)-今日の一景(156)-福智山ろく花公園

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今日の一景
(156)
 
花譜の館・別館」へようこそ。
 
四季の風景
 
紅葉Ⅱ
アメリカ楓
(あめりかふう)
 
 
初紅葉主応ずるアメリカ楓と
(はつもみぢあるじおうずるアメリカフウと)
[注・「はつもみぢ」とは、秋になって初めて色づいたもみじ、の意]
 
 
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アメリカ楓
(アメリカフウ)
 
インターネットの 花図鑑-龍 によりますと
 
アメリカ楓
(アメリカフウ)
 
学名
Liquidamar styraciflua
マンサク
フウ・Liquidamar
種小名
styraciflua
 
アメリカ楓(アメリカフウ)はマンサク科フウ属ま落葉高木である。
原産地は北アメリカや中央アメリカである。
日本へは大正時代に渡来した。
街路樹や公園樹とされている。
別名を紅葉葉楓(モミジバフウ)という。
樹高は5メートルから20メートルくらいである。
葉は手のひら状に切れ込み、互い違いに生える(互生)。
葉の形の似た楓の仲間は、向かい合って生える。(対生)。
また、近縁種の台湾楓(タイワンフウ)の場合は、葉が3つに裂ける。
雌雄同株である。
開花期は4月である。
雄花も雌花も花弁はなく目立たない。
雄花序は総状につき、雌花序は枝の下のほうからのびた柄の先につく。
実はさく果(熟すると下部が裂け、種子が散布される果実)がたくさん集まった集合花である。
落葉後も残る。
秋には紅葉する。
属名の Liquidambar はラテン語の「Liquidus (液体) 」 とアラビア語の 「ambar (琥珀色) 」 からきている。
樹液の様子から名づけられた。
種小名の styraciflua は「樹脂を含む」という意味である。
 
 
 
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迎へたるアメリカ楓の赤極む
(むかへたるアメリカフウのあかきはむ)
 
 
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ご完読あがとうございました。
(梨雨)
 

四季の風景・秋-ペチュニアの一園芸品種=[ビバ・キュート]-今日の一景(157)-福智山ろく花公園

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今日の一景
(157)
 
花譜の館・別館」へようこそ。
 
四季の風景
 
ペチュニア
 
 
ペチュニアの縮みて麓の炭火かな
(ペチュニアのちぢみてふもとのすみびかな)
 
 
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ペチュニア
 
インターネットの みんなの花図鑑 によりますと
 
ペチュニア
学名
Petunia
分類
ナス科  ペツニア属
開花時期
3~8月
花の色
白、黄、ピンク、赤、紫
名前の読み
ぺちゅにあ
分布
ブラジル南部、アルゼンチン、ウルグアイ、パラグアイ、チリ、ボリビアなどに約33種
メキシコに2種
が分布
生育地
日当たりと排水の良い場所に植える
植物のタイプ
1年草
大きさ・高さ
10~60センチ
 
花の分布
   花は上部の葉腋から花柄を伸ばし1個ずつつく、花冠は漏斗状または高盆状で、紫紅色または白色ときに紫桃色である。
 
葉の特徴
  葉は互生するが、上部の花をつける部からは対生する。葉は全縁でときに小形である。
 
実の特徴
  果は2室で多数の種子をつける
 
その他
   全体に粘毛があり直立するがまたははい、分枝する1年草または多年草。
 
と説明されています。
 
 
 
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ペチュニアや木戸を開けたる馴染み客
(ペチュニアやきどをあけたるなじみきゃく)
 
 
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2、3、4の画像のペニチュアの品種名は
Shok Wave
ショックウェーブ
です。
 
 
Viva Cute
ビバキュート
 
インターネットの 小輪・八重咲きペニチュア-Jardin de Vdettes によりますと
 
小輪・八重咲き
ペチュニア
Viva Cute
ビバキュート
 
 
 
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俳句上
 
いつもの 花の俳句図鑑 によりますと
 
季語
ペチュニア
三夏
衝羽根朝顔
(つくばねさがお)
 
[植物・特徴]
   南アメリカ原産の野生種から作られた園芸植物。花壇や鉢植えで栽培する。全体に細毛があり、粘液を分泌する。春から秋ごろまで、ラッパ形の花を多数咲かせる。大輪咲き、ちりめん咲き、八重咲きなどの品種もある。花色も淡紅色、濃紫色、紫紅色、白色など多数。ペチュニアというのは属名で、タバコの花に似ているところから、ブラジル原住民の煙草を意味する言葉からつけられた。
 
例区
夕風やペチュニア駄々と咲き続け
八木林之助
 
[作句のポイント]
  ツクバネアサガオの異名のとおり、アサガオによく似た花である。独特の香りがある。色彩も多様、八重咲きの品種もあるが、一重の方がより可憐な印象。
 
と説明されています。
 
 
 
 
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ペチュニアの色の淡きを競ひけり
(ペチュニアのいろのあわきをきほひけり)
[注・「きほふ」とは古語で、競争する、の意]
 
 
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ご完読ありがとうごさいました。
(梨雨)
 

吉祥草(きちじょうそう)-福智山ろく花公園

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花譜の館」へようこそ。
 
萱山に吉祥草の忍び咲く
(かややまにきちじょうそうのしのびざく)
[注・それぞれ古語で、「かややま」とは草の生えている山、「しのび」とは名詞で、人目をさけること、の意]
 
 
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11月17日
日誌
 
   本日は、早朝から雲の多い空だった。
   予約を入れていた午前10時からの胃の内視鏡検査を受けるため、午前9時に家を出た。検査の結果は異常なしとのことで、1年は安心できる。来年は決めている自分の健診月間の7月中にはひととおりの検査を受けようと思う。
   帰宅したのは午前11時半ごろで、本日未明のペチュニアに対するコメント3件の返信を打った。
   昼食後、明日(11月18日)未明に投稿する花を、今月3日、8日に、直方市の福智山ろく花公園にて撮影した、吉祥(きちじょうそう)と決め、ブログ作りを始めた。
 
 
 
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吉祥草の葉叢の端に見え隠れ
(きちじょうそうのはむらのつまにみえかくれ)
[注・「はむら」とは生い茂った葉、「つま」とは縁、の意]
 
 
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吉祥草山奥の幹の温けし
(きちじょうそうみやまのみきのあたたけし)
[注・それぞれ古語で、「みやま」とは奥深い山、「あたたけし」とは温かい、の意]
 
 
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キチジョウソウ
 
インターネットの みんなの花図鑑 によりますと
 
キチジョウソウ
[吉祥草]
学名
Reineckea camea
分類
ユリ科   キチジョウソウ属
開花時期
9~12月
花の色
赤、紫
名前の読み
きちじょうそう
生育地
林の中や林の縁
植物のタイプ
多年草
 
花の特徴
   淡い紅紫色の花が穂状につく。花は下から上へと咲き上がっていく。花びら(花被片)は6枚あり、まくれるように反り返る。花びらの外側は濃い紅紫色、内側は淡い紅紫色である。6本の雄しべと1本の雌しべが花の外に突き出している。花は葉より低いところにつくので、なかなか見つけにくい。
 
葉の特徴
   根際から生える葉の形は広めの線形である。ジャのヒゲ(蛇の髭)に似ているが、葉の幅がそれより広く、明るい緑色をしている。
 
実の特徴
   花の後につく液果(果皮が肉質で液汁が多い実)は赤紫に熟し、動物に食べられて広がる。
 
この花について
   和名の由来は、吉事があると開花するという伝説からきている。属名のReineckeaはベルリンの園芸家「ライネッケ (H.J.Reinecke)は「肉色」という意味である。
 
 
と説明されています。
 
 
 
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俳句上
 
蔵書の 草木花・歳時記・冬 によりますと
 
季語
吉祥草
(きちじょうそう)
拾遺百花選
観音草(観音草) 解夏草(けげそう)
 
キチジョウソウ   ユリ科
 
   わが家の庭の木陰に、今年は珍しくキチジョウソウの薄紫の花が咲いた。和名は中国名の吉祥草の音読みでめったに花が咲かず、咲いたらめでたいことがあるというのでつけられた。さて、どんな吉事があるのだろうか。
   常緑の多年草。地下茎は年々10センチほど地表を這って伸び、先に7、8枚の葉、条件がよければ花茎も一緒に束になって出る。花茎は高さ8~15センチで淡紅紫色。葉はへら形で、花茎より高く伸びる。花は1つの花茎に10数個が上向きに咲き、6枚の花被(かひ)片が強く反り返るのが特徴。花は両性だが、時には花茎の先が
急に細くなり、そこに雄花が咲くという変わった性質もある。1属1種で本州(関東地方以西)から九州までのほか、中国にも分布する。 < 清水健美 >
 
と説明されています。
 
 
 
 
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福智山ろく花公園
ホームページ
今こんな花が咲いています。
平成26年11月4日更新
によりますと
 
キチジョウソウ
(吉祥草)
 
ユリ科の常緑多年草。
関東以西の本州、四国、九州の樹林の木陰に自生しています。
花期は9月から12月。
長さ20~30cmの鮮やかな緑色の葉の陰に、
高さ10cm程度の花茎を伸ばし、ごく淡く紅紫色がかった白い花を穂状に咲かせます。
花は基部が合着した筒状で5裂しています。
また穂状の花序の上部に雄花、下の方に両性花をつけるのも特徴的です。
この花は咲くのがめずらしく、
その家にめでたいこと(吉祥)があれば咲くと言われ、これか名前の由来のようです。
 
と説明されています。
 
 
 
 
解夏草や凡なることの吉事なる
(けげそうやおほなることのきちじなる)
[注・「おほ」とは古語で、平凡だ、の意]
 
 
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ご完読ありがとうございました。
(梨雨)
 

神社-八釼(やつるぎ)神社と天然記念物の大イチョウ-今日の一景(158)-水巻町立屋敷

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今日の一景
(158)
 
花譜の館・別館」へようこそ。
 
神社
八釼神社
天然記念物
大イチョウ
 
 
風吹けば花も囁く大銀杏
(かぜふけばはなもささめくおほいてう)
[注・「ささめく」とは古語で、ささやく、の意]
 
 
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八劍神社
(やつるぎじんじゃ)
由緒
によりますと
 
 
主祭神
日本武尊
(やまとたけるのみこと)
砧姫命
(きぬたひめのみこと)
 
合祀神社
保食宮・天津神社、国津神社・天満神社・多賀神社・宮地嶽神社・貴船神社
 
境内社
月読神社・馬野神社・天照大神社・猿田彦神社
 
由緒
 
   第12代景行天皇の御代、日本武尊は筑紫の熊襲征伐の途次、この地で砧姫を娶られた。尊が東国征伐の帰途、崩御されたのを聞き、尊の仮宮跡に社祠を築き、「御館大明神」として祭るを当神社の起源とする。後に「八劍大明神」と改称。
   文治元年(1185年)山鹿城主山鹿秀遠が、社殿を造営。その後も尚武の神として大内、小早川、黒田、と城主、国主により、5度、社殿は造営された。
   当神社は、元は水巻の庄数ヵ村の産土神であったが、遠賀川の改修工事(1615年)により分村、分霊して、今では立屋敷区たけの神社となっている。
   境内の大銀杏樹は、日本武尊のお手植えと伝承、樹齢1900年、県指定の天然記念物で、近郷はもとより遠方からも、多くの参拝があり、今も話をきいて祈願者がある。
   社宝として壇ノ浦の源平合戦の戦勝祈願に、山鹿秀遠が奉納した『県内最古の木造の狛犬と随神像』があり、町の文化財に指定され「水巻町歴史資料館」に展示されている。
   社殿内の一対の大型絵馬は天保11年(1840年)近隣の20ヵ村で祈願奉納したもので、裏面に作成経過が詳しく書かれ民族資料としても、貴重なものとされている。境内のチシャの木は県内第3の巨木で町の指定文化財である。
   合祀の「保食宮」は古来より五穀豊穣祈願の郡宗社であった。寛文10年81670年)蝗害発生の際、当村の倉富吉右衛門が、「この神のお告げを受けて、鯨油を駆除剤に使い害を免れた」と人々に伝えた。その後九州はもとより、西日本一帯までにも拡まった。
   これが「日本農業の害虫防除の始まり」とされている。
   この御神徳により享保17年(1732年)黒田継高公の命により「筑前国総鎮守の社となったが、明治17年八釼神社に合祀。
   堤防上の2本の 夫婦銀杏樹 は当時の境内樹である。
 
祭事
(行事)
1月1日 歳丹祭(迎春火まつり)
4月18日 春祭(3月市)
7月末の日曜日 夏越祭(ちの輪くぐり、子供相撲奉納)
7月18日  秋祭り(おくんち)
12月18日直前の日曜日 お宮座
 
と説明されています。
 
 
 
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構ひて戻らむ契りの大銀杏
(かまひてもどらむちぎりのおほいてう)
[注・それぞれ古語で、「かまひて」とはきっと、「もどる」とは帰る、「ちぎり」とは誓い、約束、の意]
 
 
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教育委員会
立て看板
によりますと
 
福岡県指定天然記念物
八劍神社の大イチョウ
 
所在地
福岡県遠賀郡水巻町立屋敷三丁目13蕃30号
所有者
宗教法人八劍神社
法量
樹高
22.26メートル
幹周囲
9.7メートル
推定樹齢
1900余年
指定年月日
昭和53(1978)年3月25日
 
[伝説・由来]
   イチョウは2億数千年前に出現し、最盛期には15種類もありました。気候の変動などではほとんどが絶滅してしまい、現在ではアジア地域に1種類しか自生していません。
   八劍神社の大イチョウは雄株の古木で、神社の由緒には、日本武尊が熊襲征伐の時に立屋敷に立ち寄り、讒言により都からこの地に逃れてきた砧姫という娘と結ばれて、その証として植えられたものと記されています。
   江戸時代の地誌『筑前國續風土記拾遺(ちくぜんのくにしょくふどきしゅうい)』に巨木と記され、その後、明治 45(1912)年、境内の東側に東久世通禧(ひがしくぜみちとみ)の筆による「霊樹碑(れいじゅひ)が立てられました。さらに、大正3(1914)年の『大日本老樹名木誌(だいにっぽんろうじゅめいぼくし)』には、「日本武尊御手植ノ
公孫木」として紹介されています。
   ところで、慶長6(1601)年、この周辺の砧姫墓といわれる小山から鏡などの出土品が見つかり、鏡はその傍らにお堂を作って祭ったということです。
   イチョウの枝には、気根と呼ばれるこぶがあり、母の乳房に似ていることから、皮を煎じた汁を飲むと母乳の出がよくなると伝えられ、昭和30年代までは母娘連れの参拝者も多く、お礼参りの煎じかすを収めた袋が近くに吊り下げられていました。
   一方、近年イチョウの遺伝学的な研究によって、同じ遺伝子をもつものが、韓国慶尚南道亀尾(きょんさんなんどぐみ)市や島根県太田市などに所在することがわかり(平成18年段階)、いずれも推定樹齢600年以上といわれています。
   イチョウがいつごろ中国や朝鮮半島から2本に伝来したのかは諸説がありますが、その手がかりとなるもので興味深いものです。
 
   ※東久世通禧(1834~1912)江戸時代末期、明治事態゛意初期の公卿、政治家。元老院、枢密院の各副議長を努めました。【水巻町教育委員会】
 
と説明されています。
 
 
 
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ご完読ありがとうこざいました。
なお
本ブログは
続く、この大銀杏黄葉、県道の夫婦銀杏黄葉のブログの
予備知識
をお持ちいただくために前篇として急遽作成したものです。
画像は、2009年6月26、9月27日に撮影したもので機器、技術とも劣っております。
その点、ご容赦のほどを !
(梨雨)
 

四季の風景・秋-八劍(やつるぎ)神社と銀杏黄葉・Ⅰ-今日の一景(159)-水巻町立屋敷

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今日の一景
(159)
 
花譜の館・別館」へようこそ。
 
四季の風景
 
八劍神社
銀杏黄葉
 
境内に銀杏落葉の堆し
(けいだいにいちゃうおちばのうづたかし)
[注・「うづたかし(:形ク)」は古語で、高く盛り上がっている、積もって高い、の意]
 
 
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銀杏
(いちょう)
に関する季語
について
 
銀杏(いちょう)は季語ではありません。
銀杏(ぎんなん)、銀杏黄葉(いちょうもみじ)、銀杏落葉、銀杏の実は秋の季語
銀杏の花は春の季語
 
例句
銀杏咲く切支丹寺の化粧ひ妻 八束
銀杏(ぎんなん)が落ちたる後の風の音 汀女
銀杏散るまつただ中に法科あり 青頓
銀杏黄葉一点の灯のごとく人 文子
 
大銀杏は季語ではない。
 
 
 
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緑青の御手洗の屋に散る黄葉
(ろくしゃうのみたらしのやにちるもみぢ)
[注・「ろくしゃう」とは銅に生じる緑色のさびの総称、
「みたらし」とは古語で、神を拝む前に手や口を清める所、「や」とは屋根、の意]
 
 
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ご完読ありがとうございました。
本ブログの画像は2013年12月3日、撮影したものです。
現在、いっぱいに黄葉した大銀杏を狙って、その時期を見計らっています。
さて次回は
境内
大銀杏黄葉
ご紹介します。
(梨雨)
 

四季の風景・秋-八劍(やつるぎ)神社&天然記念物の大銀杏(大イチョウ)黄葉-今日の一景(160)-水巻町立屋敷

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今日の一景
(160)
 
花譜の館・別館」へようこそ。
 
四季の風景
 
八劍神社
(やつるぎじんじゃ)
境内
[天然記念物]
大銀杏黄葉
(大イチョウもみじ)
 
 
八剱神社
(やつるぎじんじゃ)
 
はらはらと銀杏散りをり神の前
(はらはらといちゃうちりをりかみのまへ)
 
 
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天然記念物
大銀杏黄葉
(大イチョウもみじ)
 
 
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砧姫(きぬたひめ)ものがたり
 
   むかし、大和朝廷(やまとちょうてい)と熊襲(くまそ)との戦(いくさ)で、日本武尊(やまとたけるのみこと)が九州に出向いたとき、船を遠賀川(おんががわ)に乗り入れ、立屋敷(たてやしき)の中洲(なかす)で長旅の疲れをいやしていました。尊が水辺を歩いているとき、どこからともなく、「トントン、トントン」とかすかに砧(きぬた)を打つ音が聞こえてきました。尊がそっと中をのぞき込むと、そこには清楚な美しい若い娘が、ひとりでいっしんに砧を打っていました。ふしぎに思った尊は、娘に声をかけました。名前は砧姫といい、以前は都で宮中に仕えており、わけあって都を離れこの地でくらしているのだと話しました。
 
   かわいそうに思った尊が姫に自分の身の回りの世話をさせているうちに、いつしか二人は互いに好きになり愛情が生まれました。熊襲との戦いが終わり、尊と姫は立屋敷のやかたで幸せな日々をおくっていたところに、東国の蝦夷(えぞ)との戦いの知らせが入り、尊は都へ戻らなくてはならなくなりました。楽しい幸せな日々は短く、とうとう別れの時、尊は大切な二人の愛のしるしに一本のイチョウの苗木を植えて、大和の国(今の奈良県)へ帰りました。この樹が今も八劍神社の大イチョウだと言われています。
 
   それからまもなくして姫は砧王(きぬたおう)をお産みになりました。姫とわが子をおもう尊の愛がこもったイチョウの樹は大きく立派に育ち、枝には母の乳房を思わせるこぶがいくつもだきました。
 
   いつのころか、こぶの皮を煎(せん)じて飲むと乳がよく出るとの言い伝えが広まり、立屋敷の近くの村々から、わが子を思うお母さんたちが皮をもらいにおとずれました。
 
   その後、尊が蝦夷との戦いの帰りに伊勢の国(今の三重県)で亡くなったとの知らせがあり、尊が住んでいた立屋敷のやかたあとに社をつくり、まつったものが八劍(やつるぎ)じんじゃだといわれています。
 
※熊襲(くまそ) : 九州地方南部の地名やそこに住んで生活をしていた人々。
※蝦夷(えぞ)   : 古くからの奥羽・北海道にかけての地名やそこに住んで生活をしていた人々。
 
発行・水巻町
編集・水巻町総合学習副読本編纂委員会
発効日・平成21年3月
 
総合学習副読本
「わたしたちのまち 水巻」
より
 
 
(きぬた)
とは
木槌で布を打って柔らかくし、光沢を出すために用いる木や石の台。
また、それを打つこと。秋
「きぬいた(きぬいた)」の変化。
小学館
現代国語例解事典第三版
より
 
 
 
大銀杏残る黄葉も散る定め
(おほいちゃうのこるもみぢもちるさだめ)
 
 
 
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ご完読ありがとうございました。
(梨雨)
 
 

四季の風景・秋-皇帝ダリア・2014-今日の一景(161)-福智山ろく花公園

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今日の一景
(161)
 
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四季の風景
 
皇帝ダリア
 
皇帝は独りその名のダリア一本
(こうていはひとりそのなのダリアいっぽん)
 
 
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コウテイダリア
 
インターネットの 科技研 によりますと
 
コウテイダリア
(皇帝Dahlia)
 
一般名
コウテイダリア
(皇帝ダリア)
学名
Dahlia imperialis
科属名
キク科ダリア属
草丈
3~5m
生活形態
短日性で半耐寒性多年草
開花期
11月
花色
赤・白・桃・紫・青・黄など青以外の色・複色
花の咲き方
ポンポン咲き・アネモネ咲き・デゴラ咲き・ショウ(大輪)咲き・カクタス咲き
シングル咲き・オーキッド咲き・トップミックス咲き
 
   コウテイダリア(皇帝Dahlia)は、冬に背丈が高い薄紫の花を咲かせるダリア界の女王と呼ばれるキク科ダリア属の短日性で半耐寒性多年草です。花色には、桃色、白、赤などもあります。背丈は家の屋根まで届くくらい高くなります。名前の由来は、スウェーデンの植物学者のアンデル・ダール(Anders Dahl)氏にちなみます。
 
と説明されています。
 
 
 
太陽を後ろ盾に皇帝ダリア
(たいようをしろだてにこうていダリア)
 
 
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福智山ろく花公園
ホームページ
今こんな花が咲いています
平成26年11月18日・更新
によりますと
 
 
コウテイダリア
(皇帝ダリア)
 
キク科ダリア属、メキシコ原産のダリアの原種です。
草丈が実に3~4mに達する大型のダリアで、そり威風堂々たる姿から皇帝ダリアの名がついたのでしょう。
晩秋から初冬にかけて、20cmくらいのピンク色のきれいな花をたくさんつけます。
当公園では、茶店下の藤棚の横の花壇に植えられています。
草丈は3mくらい、花も見ごろを迎えています。
ピンク色の花が青空に浮かぶ様は、普通の花にはない雰囲気です。
別名、コダチダリア(木立ちダリア)。
 
と説明されています。
 
 
 
 
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天の皇帝の往にて地の躯かな
(てんのこうていいにてちのむくろかな)
[注・「いぬ」とは古語で死ぬ、の意]
 
 
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遠目にも皇帝ダリアの猛々し
(とほめにもこうていダリアのたけだけし)
[注・「たけし」とは古語で、気が強い、勇ましい、の意]
 
 
 
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ご完読ありがとうございました。
(梨雨)
 

四季の風景・冬-山茶花(さざんか)・2014-今日の一景(162)-河内藤園-八幡東区河内

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今日の一景
(162)
 
花譜の館・別館」へようこそ。
 
四季の風景
 
山茶花
(さざんか)
2014
 
 
山茶花に有無風の囁けり
(さざんかにありなしかぜのささやけり)
[注・「ありなしかぜ」とは古語で微風、の意]
 
 
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サザンカ
 
インターネットの みんなの花図鑑 によりますと
 
サザンカ
[山茶花]
 
学名
Camellia sasanqua
分類
ツバキ科  ツバキ属
開花時期
10~12月
花の色
白、ピンク
名前の読み
さざんか
分布
本州の山口県、四国、九州、沖縄に分布。
海外では、台湾や中国などにも分布。
生育地
山地の林の中や林の縁
植物のタイプ
樹木
大きさ・高さ
2~12メートル
 
花の特徴
  枝先や葉の脇に花茎5センチから7センチくらいの白い5弁花をつける。花は横に平らに開き、雄しべは椿(ツバキ)のように筒状にはならない。園芸品種には、花の色が赤や桃色のもの、八重咲きをするものなどがある。花弁はばらばらに散る。
 
葉の特徴
   葉は楕円形で、互い違いに生える(対生)。葉の先は尖り、縁にはぎざぎざ(鋸歯)がある。椿(ツバキ)の場合はぎざぎざ(鋸歯)はない。葉の質は革質で艶があり、表面は濃い緑色をしている。
 
実の特徴
   花の後にできる実は球形のさく果(熟すると下部が裂け、種子が散布される果実)である。
 
この花について
   果実から採取した油は椿油と同時に用いられる。和名の由来は、山茶花の読み「サザンカ」が訛ったものと言われている。属名の Camellia はイエスズ会の宣教師「カメル(G.J.Kamell)さん」の名からきている。マニラに住み、東アジアの植物を採集した。種小名の sasanqua は「山茶花」のことである。
 
と説明されています。
 
 
 
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山茶花や棚引き初めし雲の波
(さざんかやたなびきそめしくものなみ)
 
 
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俳句上
 
蔵書の 草木花・歳時記・冬 によりますと
 
季語
山茶花
(さざんか) (さざんくゎ)
茶梅(さざんか) 姫椿(ひめつばき)
 
サザンカ  ツバキ科
 
   晩秋から初冬の花とさるが、10月に入ればぼつぼつと咲き始める。花は霜に弱いが、関東地方南部以南の暖地の家々の庭では初冬に花盛りとなり、次々と散った花弁が木の下に積もるほどになる。
   山口県から九州、沖縄地方までと、四国の南西部に自生する日本固有の常緑樹で、高さが10メートルに達する古木もある。同じ仲間のツバキよりはやや寒さに弱い。形の上でも枝が細く葉も小さい。また花は平らに開き、雄しべは筒状にならず、花弁は一片ずつ離れて散り、花冠が丸ごと落ちるツバキと趣きを異にする。野生のものは白色の5弁花だが、改良品種の庭植えのものは、桃色や紅色で、八重咲きも多い。サザンカの名は中国名の山茶花によるが、中国で山茶花と書くとツバキのことを指す。山茶花が首位転換で茶山花となり、サザンカの名が生まれたともいう。サザンカの中国名は茶梅。
   枝葉が細やかなので、かつては生け垣に多く植えられたが、チャドクガの幼虫(毛虫)がつきやすいため、近年は生け垣はあまり見られなくなった。  < 鳥居恒夫 >
 
と説明されています。
 
 
 
山茶花の阜の紅葉服らへり
(さざんかのつかさのもみぢまつらへり)
[注・それぞれ古語で「つかさ」とは岡、「まつらふ」とは従わせる、の意]
 
 
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ご完読ありがとうございました。
(梨雨)
 

北九州の近代化遺産Ⅻ-春吉眼鏡橋(はるよしめがねばし)-今日の一景(163)-小倉南区春吉

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今日の一景
(163)
 
花譜の館・別館」へようこそ。
 
北九州
近代化遺産
 
北九州市指定
重要文化財
春吉眼鏡橋
(はるよしめがねばし)
 
 
初時雨悲しきことの忘るまじ
(はつしぐれかなしきことのわするまじ)
「初時雨(はつしぐれ)」とは、
冬11月の季語
その年の冬、初めて降る時雨のことである。
時雨だけでも情のこもる季題であるが、初時雨というと、さらに懐かしいような気持ちがする。
いよいよ冬が来たという感じがそこはかとなく漂う。
「まじ」
とは活用語の終止形に接続・(ラ変)には連体形に接続の助動詞で
打消し意思の~すまい、の意
ここは
初時雨悲しきことの忘るまじき
初時雨悲しきことこそ忘るまじけれ
を考えもしましたが字余りを解消し定型に徹しました。
 
 
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春吉眼鏡橋
(はるよしめがねばし)
 
北九州市設置の 立看板 によりますと
 
市指定史跡
春吉の眼鏡橋一基
(つけたり)
平4・3・26指定
 
   この橋は、大正8年(1919)に完成した長さ20・5メートル、幅3・6メートルの石造二連アーチ橋である。石材には、玢岩(ひんがん)、輝緑凝灰岩(きりょくぎょうかいがん)などの紫川(むらさきがわ)の用石が使用されている。
   この橋ができるまでは、岩の上に板切れを渡しただけの簡単な板橋を渡っていたが、大正6年、子守の女の子が転落死したことから、地元に恒久的な橋の建設気運が高まった。建設費は悲劇を繰り返さないようにと願う春吉の人々が寄付金を出しあったが、第一次世界大戦後のインフレによる物価高騰のため苦労したという。
   橋のたもとの石碑には、春吉58人の寄付者や寄付金額(1574円)石工(いしく)の名などが刻まれている。石工は春吉に隣接する道原(どうばる)の中山熊二郎と佐藤榮治である。
   春吉の眼鏡橋は市内唯一の石造二連アーチ橋として貴重であり、かつての農村における庶民生活の一端を知ることのできる文化遺産である。
【北九州市教育委員会】
 
と記載されています。
 
 
 
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春吉の冬めき渡る眼鏡橋
(はるよしのふゆめきわたるめがねばし)
「冬(ふゆ)めく」
とは
冬11月の季語である。
はっきり冬景色がととのったというわけではないが、
家のうちそと、身辺が何となく冬らしくなってきた感じをいう。
雲の動き、草木の姿、どこかに冬がきざしている。
 
 
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ご完読ありがとうごさいました。
(梨雨)
 
 

紅葉(もみじ)2014・楓(かえで)-河内(かわち)藤園-八幡東区河内

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花譜の館」へようこそ。
 
 
独り来て紅葉且つ散る夕べかな
(ひとりきてもみぢかつちるゆうべかな)
「紅葉且つ散る」
(もみぢかつちる)
とは
秋10月の季語
紅葉しながらかつ散るのをいう。
単に「紅葉散る」といえば冬季である。
 
 
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11月26日
日誌
 
   本日(11月26日)は朝から低い雲が立ち込め、今にも雨の降そうな空であった。
   翌(11月27日)投稿のテーマは、11月22日(土曜日)に、北九州市八幡東区河内の河内藤園にて撮影した楓紅葉と決めた。通院先の病院の待合室で苦労して作句に挑んだ。
 
 
 
山峡の紅葉且つ散る細川
(やまがいのもみぢかつちるさざれがわ)
[注・それぞれ古語で、「やまがい」とは山と山との間、「さざれがは」とは小川、の意]
 
 
 
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紅葉
(もみじ)
 
 
俳句上
 
蔵書の 草木花・歳時記・秋 によりますと
 
季語
紅葉
(もみじ) (もみぢ)
楓紅葉(かえでもみじ)  紅葉狩(もみじがり)  紅葉見(もみじみ)  照葉(てりは)
 
紅葉
   紅葉は落葉につながる植物の生理現象である。葉を切り捨てようと葉柄(ようへい)の基部に離層ができたため、葉でつくられた栄養分が行きどころをなくして蓄積され、アントシアニン類の赤い色素となったのである。とすれば紅葉は、落葉を約束した死出の化粧といえなくもない。木々が色づいた山の様子を「山装(やまよそお)う」と形容するが、化粧という華やかな現象に、そうした未来を感じてしまうのは私だけだろうか。しかし、そうであるが故に紅葉は美しく、あでやかなのではないか。
   「もみじ」はカエデ類の別称であるように、楓紅葉が紅葉の代表である。低山地でひときわ目につくのは、葉が小型で掌状の切れ込みが深いイロハモミジであろう。庭園などにもよく植えられており、引き締まった装飾的な葉は、絵画などに描かれることも多い。やや高い山なら、葉か二重に切れ込んだコミネカエデが、鮮やかに山を粧おう。  < 鈴木俊作 >
 
と説明されています。
 
 
 
大空を覆い隠して紅葉山
(おほぞらをおほひかくしてもみぢやま)
 
 
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登るほど濃紅葉多き奥河内
(のぼるほどこもみぢおほきおくかわち)
 
 
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四次元を錦織りなす照紅葉
(よじげんをにしきおりなすてるもみじ)
 
 
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踏み入れば紅葉の山の別世界
(ふみいればもみぢのやまのべっせかい)
 
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重箱も連れも無くして紅葉狩
(じゅうばこもつれもなくしてもみぢがり)
 
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ご完読ありがとうございました。
(梨雨)
 
 

四季の風景-紅葉(もみじ)Ⅱ・楓(かえで)2-今日の一景(146)-福智山ろく花公園

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今日の一景
(146)
 
花譜の館・別館」へようこそ。
 
四季の風景
 
紅葉
2
 
もみぢして捨つる命の惜しからず
(もみぢしてすつるいのちのをしからず)
もみぢして
紅葉(もみ)ぢ・[もみづの連用形]+単なる接続を意味する接続助詞の「して」
「もみつ゛」(自ダ上二)
とは、「もみつ」(自タ四)[上代]が中古以降濁音し活用変化したもので
秋になって、草木の葉が霜などのために赤や黄に美しく色づくこと。
「して」
とは、連用形(形容詞・形容動詞は・に、ず)に接続する、単なる接続(て)の意の接続助詞とみることができる
並列(・・・そうして)
状態(・・・の状態で)
原因・理由(・・・ので)
「して」
サ変動詞「す」の連用形「し」+接続助詞「て」から組成した、
手段・方法を示す・・・で、・・・でもってを意味する格助詞「して」
は、連体形か体言の下に来る。
使役の対象(・・・して)
手段・方法(・・・で)
共同者(・・・とっしょに)
を意味する。
よって、
紅葉(もみぢ[名詞])+して[格助詞]
の考えである。
以上2つの考えがある。
私は「して」を接続助詞の状態での⑴をとりたいが、もみぢしてと平仮名で詠めば⑴も⑵も両用することになる。
 
 
 
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もみぢ
[紅葉・黄葉]
名詞
上代は「もみち」
秋・木や草の葉が赤または黄に色づくこと。またその葉。
「楓」類の異称。その紅葉の様子が特にすくれていることかいう。
赤面すること。多く「顔にもみぢを散らす」の形で用いられる。
紅葉襲(もみじがさね)の略。
紋所の名
 
上代における「もみち」の用字の多くは「黄葉」であり、「紅葉」の文字は主として中古以後に使用される。
上代に「黄葉」の使用が多いのは漢籍の影響によるが、
大和(奈良県)では、紅葉よりは黄葉に親しんだ風土性にもよると思われる。
 
 
マドンナの燃え渡る紅葉潜りけり
(マドンナのもえわたるもみぢくくりけり)
[注・それぞれ古語で、「もえわたる」とは燃え上がる、「くくる」とは通り抜ける、の意]
元句は
燃え渡る紅葉潜りし女あり
です
 
 
 
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橋古りて傍の紅葉の貴てやかに
(はしふりてそひのもみぢのあてやかに)
[注・それぞれ古語で、「ふる」とは古くなる、「そひ」とはそば、傍ら、
「あてやか」とは高貴なさま、優美なさま、の意]
 
 
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ご完読ありがとうございました。
なお
古語ないし、古語文法にあたっては
旺文社・古語辞典、第8判
松村 明
山口明穂
和田利政
を参考にさせていただきました。
(梨雨)
 

貯水池-北九州市の水瓶&紅葉の名所-鱒淵(ますぶち)ダム-今日の一景(147)-小倉南区頂吉(かぐめよし)

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今日の一景
(147)
 
花譜の館・別館」へようこそ。
 
貯水池
 
鱒淵 (ますぶち) ダム
 
 
小春日や影踏むばかりに赤き橋
(こはるびやかげふむばかりにあかきはし)
小春(こはる)
陰暦10月を小春といい、ほぼ11月にあたる。
そのころ気候もおだやかなときが多く、ぽっかりとした好い日が続く。
これを小春日和という。
俳句では小春とか小春日といって同じ意味に用いる場合が多い。
小六月(ころくがつ)も小春と同じである。
 
「影踏むばかりに」
とは、古語で、影を踏んでしまいそうなほど、近いのことのたとえ。
 
 
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鱒淵(ますぶち)ダム
 
設計・竣工
鹿島建設(ます渕ダム本体施工者)
竣工・規模等
ます渕ダム、1968年着工、1973年竣工、重力式コンクリート形式、堤体積13.8万㎥、
流域面積18.5k㎥、湛水面積74ha、総貯水容量1360万㎥、有効貯水容量1340万㎥、事業費34.3億円。
頂吉(かぐめよし)ダム
旧・1939年竣工、重力式コンクリート形式(?)、石張り
場所
北九州市小倉南区頂吉(かぐめよし)字鱒渕
 
 
貯水池の堰堤捧ぐや神渡し
(ちょすいちのせきていささぐやかみわたし)
「ささぐ」とは
手に持って高くさしあげる。
高く上げる
神仏に献上する。
声をはりあげる。
 
ここは⑶を採用、
 
「神渡し(かみわたし)」とは
冬11月の季語で
神無月(かんなづき)に吹く西風で、出雲へお旅立ちになる神々を送る風の意である。
風に乗って空を飛び給う神の旅を想うこともできるであろう。
 
  
 
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 初冬や貯ふ水の満々と
(はつふゆやたくはふみづのまんまんと)
初冬(はつふゆ)とは
冬11月の季語で
冬の初めごろをいう。
初冬、仲冬、晩冬に分けた冬にあたるが、そうかたくるしいのではなく、
目に触れるものが冬らしくなってきたころをいう。
山や川の姿、畑の色、雨の音、垣根の末枯(うらがれ)、
その他何を見ても静に澄んだ淋しげな気がただよっている。
しよとう。
 
「たくはふ」とは
古語で、集めて置く、溜めて置くの意、ただこの動詞は(他ハ四・下二)の両刀使いである。
満々(動詞)とは、遠くひろびろとしたさま。
 
 
 
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 ご完読ありがとうございました。
なお、本プログはこのダム湖畔に盛る素晴らしい
楓(紅葉)
基礎知識となるものです。
次回をお楽しみに  !
(梨雨)
 

四季の風景・秋~冬-紅葉(もみじ)2014Ⅲ・楓3-今日の一景(148)-鱒淵ダム-小倉南区頂吉(かぐめよし)

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今日の一景
(148)
 
花譜の館・別館」へようこそ。
 
四季の風景
秋~冬
 
紅葉
 
 
 
細波の紅葉の間に耀へり
(さざなみのもみぢのあはひにかがよへり)
[注・それぞれ古語で、「あはひ」とは隙間、狭間、「かがよふ」とは煌(きら)めく、の意]
 
 
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この岐右や左や冬紅葉
(このちまたみぎやひだりやふゆもみぢ)
注・それぞれ古語で、「ちまた「とは道の分かれるところ、つじ、追分、
冬紅葉
(ふゆもみぢ)
とは、冬11月の季語で
紅葉の華やかなのは晩秋であるが、冬になってもなお美しく残っている紅葉もある。
時雨にあい、霜にあたるといよいよ色を増して真赤になる。
半ば散り失せて濃い紅葉が残っているのを残る紅葉という。
 
 
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かさかさと踏めば調ぶる散紅葉
(かさかさとふめばしらぶるちりもみぢ)
散紅葉
(ちりもみぢ)
とは、紅葉散る、の派生季語で
「紅葉且散る」は秋季であるが、時雨にあい、北風にあいして、本格的に散るのは初冬である。
その散るさまも、地上に散り敷いたさまも美しい。
[「しらぶ」とは古語で、音楽を演奏する、かなでる、の意]
 
 
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この先は小路なりて紅葉狩
(このさきはこうぢなりてもみぢかり)
[注・「こうぢ」とは、幅の狭い道、小道、の意]
 
 
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立舞ふを暫し忘るや紅葉狩
(たちまひをしばしわするやもみぢがり)
[注・それぞれ古語で、「たちまふ」とは立ち交わる、つきあう、で世間でつき合ふこと、
「しばし」とは一時、しばらく、の意]
 
 
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日帰りてふ暇なき間の紅葉狩
(ひがへりてふいとまなきまのもみぢがり)
[注・それぞれ古語で、「いとま」とは、暇、余裕、「てふ」とは「といふ」が転じたもの、の意]
 
 
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ダム一巡燃ゆる紅葉の傘をさし
(ダムいちじゅんもゆるもみぢのかさをさし)
 
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ご完読ありがとうございました。
(梨雨)
 

四季の風景・秋~冬-紅葉(もみじ)Ⅳ楓(かえで)4-今日の一景(149)-鱒淵(ますぶち)ダム-小倉南区頂吉(かぐめよし)

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今日の一景
(149)
 
花譜の館・別館」へようこそ。
 
四季の風景
秋~冬
 
紅葉
 
雑木
 
鱒淵のダムの山面片紅葉
(ますぶちのダムのやまづらかたもみぢ)
[注・「やまづら」とは古語で、山の表面、の意]
片紅葉
(かたもみじ)
とは
季語集にはないものの
 
大木にしてみんなみに片紅葉
松本たかし
にもあるように、どちらかの片側に限り紅葉・黄葉しているありさま。
 
紅葉
が秋10月の季語であり
それから派生して、よく使われている季語には、
夕紅葉、むら紅葉、下紅葉、紅葉川、紅葉山
などがある。
そろそろ片紅葉も公に季語と認められてもいいのではなかろうか。
 
 
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末辺に登る彩なすもみぢかな
(すゑのへにのぼるあやなすもみぢかな)
[注・それぞれ古語で、「すゑのへ」とは頂上、「あやなす」とはいろどる、の意]
 
 
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ご完読ありがとうございました。
(梨雨)
 

四季の風景・秋~冬-紅葉(もみじ)Ⅴ2014・楓(かえで)4-今日の一景(150)-j鱒淵(鱒淵)ダム-小倉南区頂吉(かぐめよし)

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今日の一景
(150)
 
花譜の館・別館」へようこそ。
 
四季の風景
秋~冬
 
紅葉
 
 
 
紅葉して光目透かす万華鏡
(もみぢしてひかりますかすまんげきょう)
[注・「ますかす」とは古語で、透して見る、の意]
 
 
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沿道の空は見えねど照紅葉
(えんどうのそらはみえねどてりもみぢ)
「てりもみぢ」
とは、秋10月の季語
照葉
(てりは)
から派生したも季語
紅葉した木の葉の、いかにも光沢があって照り輝いているのをいう。
 
 
 
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鱒淵の水辺の錦照紅葉
(ますぶちのみづべのにしきてりもみぢ)
注・「にしき」とは、数種の色糸や金糸、銀糸で文様を織り出した厚手の織物。
また、美しいもの。立派なもの。紅葉などをたとえて言う。
『錦織りなす山々』、『錦をまとう』
 
 
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ご完読ありがとうございました。
(梨雨)
 

橋梁(きょうりょう)-赤き吊橋-鱒淵橋(ますぶちばし)-今日の一景(169)-鱒淵(ますぶち)ダム-小倉南区頂吉(かぐめよし)

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今日の一景
(169)
 
花譜の館・別館」へようこそ。
 
橋梁
 
吊り橋
(つりばし)
 
吊り橋も百歩で半ば冬日和
(つりばしもひゃっぽでなかばふゆひより)
冬日和
(ふゆびより)
とは、冬11月の季語
冬の晴れわたった穏やかな日和をいう。小春よりも冷たい感じである。
冬晴
(ふゆばれ)
 
 
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ます渕橋
(ますぶちばし)
 
昭和47(1972)年に竣工した、吊橋。
詳細(緒元)については、現在調査中。
ある、ホームページには、長さ402mと説明されていたが、
私が見たところ鱒淵ダムの堰堤(205.5)メートルと同じくらいの長さに見えた。
正式の字についても、明確ではないが、橋の碑には
ます渕橋
と刻まれている。
 
 
 
 
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橋脚の山より高き小春かな
(きょうきゃくのやまよりたかきこはるかな)
 
 
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 小春日やどこまで届くさざらなみ
(こはるびやどこまでとどくさざらなみ)
[注・「さざらなみ」とは古語で、細波(さざなみ)、の意]
 
 
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 紅葉より岸根を責めしキャスティング
(もみぢよりきしねをせめしキャスティング)
[注・それぞれ古語で、「きしね」とは水際、「せむ」とは、追及する、極める、の意]
 
 
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渡りをる終の吊り橋紅葉色
(わたりをるつひのつりばしもみぢいろ)
ダム湖畔での紅葉狩を一巡し、最後、にます渕橋を渡る時に、詠みし句
[注・「つひ」とは古語で、下に助詞の「の」を伴って、終わり、最後、または死ぬこと、の意]
 
 
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ご完読ありがとうございました。
(梨雨)
 

四季の風景・秋-八劍神社&天然記念物の大銀杏(大イチョウ)黄葉-今日の一景(170)-水巻町立屋敷

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今日の一景
(170)
 
花譜の館・別館」へようこそ。
 
四季の風景
 
八劍神社
(やつるぎじんじゃ)
境内
[天然記念物]
大銀杏黄葉
(大イチョウもみじ)
 
 
八剱神社
(やつるぎじんじゃ)
 
 
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福岡県指定
天然記念物
大銀杏
(おおいちょう)
黄葉
(2014年11月23日撮影)
 
 
 
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大銀杏黄葉散る紙垂の新たなる
(おおいちゃうもみぢちるしでのあらたなる)
[注・「しで」とは注連縄(しめなわ)、または玉串(たまぐし)につけて垂らす紙、の意]
 
 
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気根
 
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道散るに貫く黄葉の有り難し
(みちちるにつらぬくもみぢのありがたし)
[注・それぞれ古語で、「みち」とは途中、「つらぬく」とは貫徹する、「ありがたし」とは貴い、の意]
解釈
大銀杏(おおいちょう)の葉は完全に黄葉することなく道半ばで、多くが散っていったが、
こうして枝に残って黄葉している黄葉を見上げると、なんと貴い気持ちになることだろう。
 
 
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大銀杏黄葉風情見せたり堤の上
(おおいちゃうもみぢふぜいみせたりつつみのへ)
[注・それぞれ古語で、「あぜい」とは姿、「つつみ」とは土手、「へ」とは上、の意]
 
 
遠賀川河川敷から撮影
南北の堤防の上は県道73号線である。
この階段を上り。県道を渡ると、八劍神社境内に下りる、鳥居と向かい合う。
 
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ご完読ありがとうございました。
(梨雨)
 
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