今日の一景
(152)
「花譜の館・別館」へようこそ。
四季の風景
冬
鳥兜触らぬ神に祟りなし
(とりかぶとさわらぬかみにたたりなし)
1
トリカブト
インターネットの ウイキペディアフリー百科事典 によりますと
トリカブト
目
キンポウゲ・Ranunculates
科
キンポウゲ・Ranunculaceae
属
トリカブト・Aconitum L.1753
英名
monkshood
種
本文参照
トリカブト
トリカブト(鳥兜・学名Aconitum)は、キンポウゲ科トリカブト属の総称である。
概要
トリカブトの仲間は日本には約30種自生している。花の色は紫色の他、白、黄色、ピンク色なと゛。多くは多年草である。沢筋などの比較的湿気の多い場所を好む。トリカブトの由来は、花が古来の衣装である鳥兜・烏帽子に似ているからとも、鶏の鶏冠(とさか)に似ているからとも言われる。英名の"monkshood"は「僧侶のフード(かぶりもの)」の意。
塊根を乾燥させたものは漢方薬や毒として用いられ、烏頭(うず)または附子(生薬名は「ぶし」、毒に使う時は「ぷす」)と呼ばれる。
本来「附子」は、球根の周り着いている「子ども」の部分。中央部の「親」の部分は「烏頭」、子球のないものを「天球」と読んでいたが、現在は附子以外のことはほとんど用いられていない。
ドクウツギ、ドクゼリと並んで日本三大有毒植物の一つとされる。
ヨーロッパでは、魔術の女神へカテーを司る花とされ、庭に埋めてはならないとされる。ギリシャ神話では、地域の番犬といわれるケルベロスのよだれから生まれたともされている。狼男伝説とも関連づけられている。
俗に不美人のことを「プス」と言うが、これはトリカブトの中毒で神経に障害が起き、顔の表情がおかしくなったのを指すという説もある。
2
毒性
比較的有名なな有毒植物。主な毒成分はジテルベルン系のアルカロイドのアコニチンで、他にメサコニチン、アコニン、ヒバニチン、低毒性成分のアチシンの他ソンゴリンなどを全草(特に)根に含む。
採集時期および地域によって毒の強さが異なるが、毒性の強弱に関わらず野草を食用することは非常に危険である。
食べると嘔吐・呼吸困難、臓器不全などから死に至ることもある。軽皮呼吸・軽粘膜吸収され、経口から摂取後数十秒で死亡する即効性がある。半数値死量は0,2~1グラム。トリカブトによる死因は、心室細動ないし心停止である。下痢は普通見られない。特異的療法も解毒細もないか゛、各地の医療機関で中毒の治療が行われている。
芽吹きの頃にはセリ、ニリンソウ、ゲンノショウコ、ヨモギ等と似ているため、誤食による中毒事故(死亡例)もある)が起こる。株によって、葉の切れ込み具合が異なる。密、花粉にも中毒例がある。このため、養蜂家はトリカブトが自生している所では蜂蜜を採集しないか開花期を避ける。
漢方薬
漢方ではトリカブト属の塊根を附子(ぶし)と称して薬用にする。本来は、塊根の子根(しこん)を附子と言い、「親」の部分は烏頭(うず)、また、子根の付かない単体の塊根を天雄(てんゆう)と言って、それぞれ運用法がちがう。強心作用、鎮痛作用がある。また牛車賢気丸及び桂技加朮附湯では皮膚温上昇作用、抹消血管拡張作用により血液循環の改善に有効である。しかし、毒性が強いため、附子をそのまま生薬として用いることはほとんどなく、修治と呼ばれる弱毒処理が行われる。炮附子は苦汁に付け込んだ後、加熱処理したもの。修治には、オートクレープの温度、時間が大切である。温度や時間を調節することで、メサコニチンなどの残存量を調節する。この処理は、アコニチンや、メサコニチンのC-8位のアセチル基を加水分解する目的で行われる。これにより、アコニチンはベンゾイルアコニンに、メサコニチンはベンゾイルメサコニンになり、毒性は千分の1程度に減毒される。これには専門的な薬学的知識が必要であり、非情に毒性が強いため素人は処方すべきでない。
狩猟・軍事的利用
古来、毒矢に塗布するなどの方法で、狩猟・軍事的目的で北東アジア・死ヘア文化圏を中心に利用されてきた。
主な種(14種)
抜粋
丹那トリカブト(A.napiforme Lev. et Van.)
化学成分からみて妥当な分類としてトリカブト属が30種、変種が22種、計52種という多くの種類が存在。
観賞用のトリカブト
ハナと兜はその名の通り花が大きく、まとまっているので、鑑賞用として栽培され、切花の状態て販売されている。しかし、ハナトリカブトの全草にも毒性の強いメサコニチンが含まれているので危険である。
と説明されています。
縄張りの一間先の鳥兜
(なわばりのいっけんさきのとかぶと)
3
4
俳句上
蔵書の 草木花・歳時記・春 によりますと
季語
鳥兜
(とりかぶと)
鳥頭(とりかぶと) 鳥甲(とりかぶと)
烏頭(うず) かぶとばな
トリカブト キンポウゲ科
秋の野山に煽ら咲きをちりばめたようにして咲くトリカブトは、よく知られた毒草であ、薬草でもある。ただし、トリカブトという種名はなく、日本にあるエゾトリカブトやサンショウブシなど30種ほどのトリカブト属の総称である。いずれも"鳥兜"(舞楽の楽人の烏帽子)を思わせる特徴ある花を咲かせるので、花をも見れば間違えることはない。しかし、春先に出る根生葉(こんせいよう)は、山菜になるニリンソウなどに似ており、誤って摘んで中毒事件を引き起こしたりするので注意したい。
トリカブトは30~100センチ、ときには2メートルにもなる多年草で、地中に紡錘形の塊根(かいこん)がある。この塊根には猛毒のアルカロイドが含まれ、漢方では烏頭あるいは附子(ぶし)とよんで新陳代謝を高めたり鎮痛などに処方する。一方、この猛毒を、かつてアイヌの人びとはクマやクジラなどを捕る矢毒として使用したという。塊根は茎葉を伸ばして養分を使い果たすと空になり、晩秋には1~2個の子根(附子)を残して親株は全体が枯死する。
トリカブトは分類の難しい植物の代表格。しかも、互いに雑種をつくりやすいのでますます厄介である。だから、ツクバトリカブト(中部地方東部から東北地方に分布)かヤマトリカブト(関東地方の特産)かなど、同定には生育地が大きな決め手になる。
と説明されています。
黒雲の逃げ足早し鳥兜
(くろくものにげあしはやしとりかきぶと)
5
6
福智山ろく花公園
の
ホームページ
今こんな花が咲いています
(平成26年11月4日更新)
によりますと
タンナトリカブト
(丹那鳥兜)
キンポウゲ科の多年草。本州(近畿地方以西)・四国・九州の低い山地・林縁・原野などに生えています。
花茎の高さは50~100cmくらい。9~11月ころ茎先に散房花序を作り、下の方から順次、青紫色の特徴的な花を咲かせます。花の長さは3~4cm。
花といってもキンポウゲ科の花らしく、目に見えるのはがく片です。頂ガク片、側がく片2枚、下がく片の計4枚からなっています。頂ガク片の中に、「イ」の字の形をした花弁が2コあます。よくサスペンス・ミステリーの中で出てくるように、トリカブトはアルカロイドを含む猛毒植物です。タンナトリカブトも全草に毒性があり、とくに地下部分のそれが強いそうです。見た目には清楚な感じの花ですから、ただ見るだけにして触れないように注意すのが無難です。
トリカブトには多くの種類がりますが、葉が深く3裂していること、花柄に毛が生えていること、分布地域情報から、タンナトリカブトと同定しました。
と説明さています。
7
8
花柄に毛が生えています。
毒草の文字歪みけり鳥兜
(どくそうのもじひずみけりとりかぶと)
9