花譜の館・別館
House of flowers tablature
annex
Flower photography by Riw
No_116
北九州市総合農事センター
日本庭園内
の
寒 椿
(かんつばき)
1
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２
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カンツバキ
福智山ろく花公園
の
公式ホームページ
今こんな花が咲いています
平成２９年１１月１３日更新
によりますと
カンツバキ
(寒 椿)
ツバキ科の常緑低木。
ツバキとサザンカとの交雑によって生まれた
シシガシラ
(獅子頭)
と
そのシシガシラから生まれた園芸品種の総称といわれます。
３
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ツバキの名前がついていますが、
むしろサザンカの形質を強く受け継いでおり、
サザンカとカンツバキはちょっと見ただけでは区別がつきません。
相違点を挙げていくと、
サザンカの若い枝、葉柄、葉の主脈に短毛が生えているのに対し、
カンツバキはまったく生えていないか、ごく少ないです。
また、サザンカの花びらとオシベは合着していませんが、
カンツバキは軽く合着しています。
しかし、カンツバキも花びらは１枚ずつ散ります。
落ちた花びらにはときどきオシベもいっしょに着いたものが見られます。
開花時期もサザンカの１０～１２月に対し、
カンツバキはちょっと遅く、１２月～２月です。
それにしても、今年は開花が早いように思います。
旨、説明している。
４
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５
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６
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７
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８
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９
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このカンツバキの品種名を関係者に尋ねるも解らないとのことであった。
寒椿にはカンツバキとカンツバキ群がある。
カンツバキは中国原種の獅子頭椿のことて゜
学名は
Camerllia hiemallis Nakai
です。
カンツバキ群はサザンカとカンツバキとの交雑種で、
交雑でできたものも、日本ではシシガシラというものがあることからややこしくなっています。
とりわけ、カンツバキ群には
矮性のシシガシラ系、と立ち性の勘次郎(立ち寒椿)系があります。
庭園内の寒椿と呼ばれるものは、園芸品種の矮性シシガシラ系と思われます。
よって学名は
Camellia sasanqua Kantsubaki
です。
今ではサザンカとの戻し交配等が激しく、
一般の者には、ほとんどサザンカ本種と見分けがつかなくなっているのが現状と言ってよいでしょう。
私の見たところ、
カンツバキは花が小さく八重咲きで花びらが多く
やや、カップ咲きで、花が海老茶色に近い感じです。
それに比べて
サザンカも八重咲きですが、花びらが大きくて、ピンク色っぽく、数がカンツバキに比べてやや少なく、
開きかたが平っぽいと言ってよいでしょう。
蕊の合着・分散状況、花の散り方、葉の鋸歯の有無、短毛の有無などで
判別することは今や無理と言わずにはおれません。
このカンツバキ群とサザンカの違いは、
私にとっては、タカサゴユリとシンテッポウユリの差異に次いで２枚看板の生涯のライフワークです。
よって、人によって説が違うことは解っており、その論もかたくなです。
今後数回、カンツバキを投稿して数多くの説を紹介するつもりですので宜しくお願いします。
１０
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全ての画像は、いまだ根雪の残る今月(２０１８年１月)１１日、
北九州市総合農事センター内の
日本庭園
に咲く花びらに雪が残る満開の寒椿を撮影したものです。
本日のお運びまことにありがとうございました。
梨雨