一期一会
(34)
「花譜の館・別館」へようこそ。
今日の花
春
欧州金鳳花
(おうしゅうきんぽうげ)
こと
姫 立 金 花
(ひめりゅうきんか)
姫立金花頻りに影の挑みをる
(ひめりゅうきんかしきりにかげのいどみをる)
注・それぞれ古語で
「しきりに(副)」とは、[動詞「しきる(頻る)」から派生]
①くり返し起こるさま。しばしば。ひっきりなし。
➁とぎれなくうち続くさま。ずうっと。
③程度のはなはだしいさま。むやみに。やたらに。
「かげ」とは、光
「いどむ(他マ四)」とは、
①競争をしかける。戦いをしかける。挑戦する。
②競争する。張り合う。
1
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ヒメリュウキンカ
[姫立金花]
学名
Ranunculus ficaris
分類
キンポウゲ科 キンポウゲ属 多年草
分布
原産地はヨーロッパ及びシベリア
日本へは園芸用として渡来したものが野生化
生育地
山地の林の中や林の縁
花径
2~3cmの光沢ある黄色い花
葉
心形
艶があり縁には浅いぎざぎざ(鋸歯)がある。
2
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ヒメリュウキンカ と リュウキンカ
の違い
花ひらの枚数
ヒメリュウキンカが8枚、リュウキンカが5枚
花のつきかた
ヒメリュウキンカは1茎の先に1つの花、
リュウキンカは1茎が上部で2つに枝分かれし、
その先に1花ずつつける。
そのため常に1茎に1対で2つの花が咲いているように見える。
この説明の方がヒメリュウキンカの特徴を言い尽くしているように思えます。
背を高み腰も撓をに姫立金花
(せをたかみこしもとををにひめりゅうきんか)
注・それぞれ古語で
「せ」とは、背たけ。身長。
・・・を~(形容詞)み
とは、・・・が~ので、
「とをを(形動ナリ)」とは、しなうさま。たわむさま。
の意
3
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4
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本ブログの画像は全て、今月(2017年3月)
福智山ろく花公園の入り口広場の盆栽棚の鉢になる姫立金花の
同一花一輪を撮影したものです。
撮影日は
2が、4日
4が、12日
1、3が、16日
です。
なお、ヒメリュウキンカを、
2015年2月21日
URL
で投稿しています。宜しければご覧ください。
ご完読まことにありがとうございました。
梨雨