今日の一句
(93)
「花譜の館・別館」へようこそ。
五島の銘花
庭園・「芦屋釜の里」
玉 乃 浦
(たまのうら)
1
タマノウラ
五島の銘椿
玉の浦
[玉乃浦]
(たまのうら)
学名
Camellia japonica
`Tama-no-ura'
玉の浦
`幻の椿'
とも言われ長崎県原産の椿
{特徴}
ヤブツバキの一種で
赤い花弁の縁を白い縁取りで包まれた清楚な一重の花をつける。
2
右手にキブシ
玉乃浦障子の前の影柔ら
(たまのうらしゃうじのまえのかげやはら)
注・それぞれ古語で
「かげ」とは、(光に照らし出された物の)姿・形。
「やはら」とは、(熟語に用いられて)しなやかなさま。やわらかなさま。
の意
3
インターネットの 五島市・ナビ・長崎県五島市観光ポータルサイト によりますと
玉乃浦つばき
ヤブ椿の突然変異種であり、濃紅地に白覆輪のコントラストが美しい五島の名花
「玉乃浦」
五島市が生んだ銘花中の銘花。「 玉之浦 」 は、玉乃浦町、岐宿町をまたぐ、父ヶ岳と七つ岳の山の中腹で発見された。
終戦2年後の昭和22年、炭焼きで生計を立てていた岐宿町二本楠の 故有川作五郎氏 が山中で偶然見つけたものである。
その後、昭和48年長崎市で開催された全国椿展で、元の玉乃浦町長・故後藤田友一氏 により発表され、広く知られることとなった。
赤い花の周囲に綺麗な覆輪をまとった可憐な花姿。その珍しさは、国内はもとより、海外でも高い人気を得ている。
アメリカに本部を置く国際ツバキ協会が発行する世界ツバキ名鑑では、玉之浦の図版が巻頭を飾り紹介されたこともある。現在、玉乃浦との掛け合わせにより作られたツバキが世界各地にあり、その数は、数十種類にも上るといわれる。五島椿 「 玉乃浦 」 は、もはや国際的な世界の 「 玉乃浦 」 なのである。
この椿は、突然変異でできた品種と言われており、結実した種から育てても元の真っ赤なヤブツバキに戻ってしまう。このため、挿し木、接ぎ木によることでしか玉乃浦椿は育たないといわれる。五島はおろか、世界でも唯一発見されているものであり、その原木が残っていれば貴重な五島の財産だったはずである。原木の玉乃浦は、発見後、その珍しさが徒 ( あだ ) となって、何人かの盗掘、伐採により枯死してしまっており、今はもうない。
現在は、椿愛好家を中心に、受け継がれている玉乃浦椿、その歴史をたどると、痛ましい過去をも背負って背負っていることが窺える。
花言葉は
「 赤 」 は高潔な理性、気取らない美しさ
「 白 」 は申し分のない愛らしさ、可憐
五島の銘花 玉乃浦 世界に冠たる椿である。
旨、解説されています。
名の椿目にも紅白鮮やげり
(なのつばきめにもこうはくあざやげり)
注・それぞれ古語で
「な」とは、うわさ。評判。名声。
「あざやぐ(自ガ四)」は、きわだっている。目立つ。
の意
4
本ブログの画像はすべて、本年、庭園・「芦屋釜の里」にてさつえいしたものです。
撮影日は
1が、1月16日
2~4が、2月8日です。
なお、「椿・玉の浦」については
2016年2月8日
URL
で投稿しています。
宜しければご覧ください。
ご完読まことにありがとうございました。
梨雨