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今日の一句(72)-藤袴(ふじばかま)-北九州市立白野江植物公園

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今日の一句
(72)

花譜の館・別館」へようこそ。

藤 袴
(ふじばかま)

藤袴今かと身をも焦がれつつ
(ふじばかいまかとみをもこがれつつ)
本句は口語調て゜、
蝶のアサギマダラの飛来を、今や遅しと待ちわびる、フジバカマの気持ちを代弁して作句したものです。


イメージ 7


フジバカマ

和名
フジバカマ
(藤袴)
学名
Eupatorium japonicum
(Eupatorium fortunel
その他の名前
アララギ、香草(こうそう)、 蘭草(らんそう)
分類
キク科 ヒヨドリ花属

{特徴}
フジバカマは「秋の七草」の一つで、
万葉の時代から人々に親しまれてきた植物です。
夏の終わりから秋の初め、
茎の先端に直径5mmほどの小さな花を、
長さ10cm前後の房状に多数咲かせます。
川沿いの湿った草原やまばらな林に見られ、
真っすぐに伸びる茎に、3裂する葉が対になってつきます。
地下茎が大量に伸びて猛烈な勢いで広がるため、
自生地では密生した群落になるのが普通ですが、
現在の日本には自生に適した環境が少なくなったため激減し、
絶滅危惧種となっています。
フジバカマの名で市販されているものの多くは、
サワフジバカマ
(フジバカマとサワヒヨドリの雑種)
です。

生乾きの茎葉にクマリンの香り(桜餅の葉の香り)があり、
中国では古く芳香剤として利用されました。
また、『論語』にある「蘭」はフジバカマを指します。
しかし、後世、
蘭がシナシュンランなど花に香りのある
温帯性シンビジウム属の種を指すようになったため、
現在の中国では、フジバカマは「蘭草」とされています。


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俳句上

蔵書の 草木花・歳時記・秋 によりますと

季語
藤袴
(ふじばかま) (ふぢばかま)

フジバカマ  キク
   秋の七草の一つとして
萩の花尾花葛花瞿麦の花女郎花また藤袴朝貌の花
(はぎのはなおばなくずばななでしこのはなおみなえしまたふじばかまあさがおのはな」
   『万葉集』に読まれ、『源氏物語』に藤袴の巻があるほどに、昔からよく知られた草花ではある。しかし、なぜか野生ではなかなかお目にかかれず、同じ仲間のヒヨドリ花を七草の代用とすることもある。かつては、人家近くの川岸や池のふちなど、湿った草地によく見られたが、今では絶滅危惧種となってしまった。

   高さ1~1.5メートルの多年草。下部の葉が深く3裂することなどでヒヨドリバナと区別できる。筒形で藤色の小花が藤袴の名の由来だといわれるが、確かではない。東北地方南部から九州までに分布するが、朝鮮半島や中国にもあり、万葉時代に渡来した帰化植物とみる向きもある。

旨、解説されています。



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藤袴パステルカラーの似合う花
(ふじばかパステルカラーのにあうはな)



イメージ 8

本ブログの画像の全ては、今月(10月)、北九州市立白野江植物公園にて撮影したものです。
撮影日時は
4、5、が3日
1、2、6~8が15日です。
なお、このブログは次回投稿の
「花(フジバカマ)と蝶(アサギマダラ)」
13画像構成
の前座として、ご覧いただきたけるのならば幸いです。
2015年10月25日
に藤袴を単独して
URL
で投稿していますので
宜しければご覧ください。
ご完読ありがとうございました。
梨雨


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