蔵出しの花
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一般流通名
君子蘭
こと
受け咲き君子蘭
(うけざきくんしらん)
拝謁に襟を正さむ君子蘭
(はいえつにえりをたださむくんしらん)
[注・「はいえつ」とは、天皇、君子などに面会することの謙譲語。
「えりをただす」とは、姿勢や服装をきちんと直す。気持ちを引き締めて事に当たる態度を示す。の意]
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ウケザキクンシラン
インターネットの みんなの花図鑑 によりますと
ウケザキクンシラン
(クンシラン)
[受け咲き君子蘭]
学名
Clivia miniata
分類
ヒガンバナ科 クンシラン属
開花時期
1~6月
花の色
赤
名前の読み
うけざきくんしらん
(くんしらん)
分布
原産地は南アフリカのナタール地方
生育地
林の中 庭植え 鉢植え
植物のタイプ
手年草
大きさ・高さ
40~50センチ
花言葉
気品あふれる
誕生花
-
花の特徴
茎先に散形花序 ( 枝先に1個ずつ花がつく ) を出し、10~20輪の花をつける。花は漏斗状で、花被片は6枚である。雄しべは6本、雌蕊は1本である。花の色は赤褐色でが基本だが、白やクリーム色、桃色などの園芸品種がある。
葉の特徴
葉は幅の広い線形で、根際から束になって生える ( 束生 ) 。葉の質は分厚く、縁にぎざぎざ ( 鋸歯 ) はない。
実の特徴
花の後にできる実は楕円形のさく果 ( 熟すると下部が裂け、種子が散布される果実 ) である。
その他
クンシランの名で流通しているが、植物学上のクンシラン ( Clibia nobilis ) は別にある。「 受け咲き 」 という名は花が上向きに咲くという意味である。クンシランのほうは花が下向きに咲き、先端がわずかしか開かないため人気がなく、姿を消してしまった。なお、「 蘭 」 の名がつくがランの仲間ではなく、高貴な花のイメージからつけられた名前である。俳句では 「 君子蘭 」 が春の季語である。属名の Cliviia は19世紀のイギリスの 「 クライブ家( Clive ) 」 出身の公爵夫人にちなんで名づけられた。
旨解説されています。
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一鉢で花舗の活気君子蘭
(ひとはちではなほのかっきくんしらん)
4
なお、すべての画像は
本年4月9日、福智山ろく花公園にて撮影したものです。
以上「花譜の館・別館」より
ご完読あがとうございました。
梨雨