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山紫陽花
(やまあぢさゐ)
の
紅
(くれなゐ)
後編
如何なれば山紫陽花に紅の湧く
(いかなればやまあぢさゐにべにのわく)
注・「いかなれば」とは古語の連語で、〖形容動詞「いかなり」の已然形「いなれ」+接続助詞「ば」〗
どういうわけで、どうして、の意
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2
3
4
深山幽谷花紅に染まりつつ
(しんざんゆうこくはなくれなゐにそまりつつ)
注・「ゆうこく」とは山深い所にある静かな谷。の意
5
闘志起つ紅燃ゆる岡の花
(とうしたつくれないもゆるおかのはな)
注
本句は、旧制第三高等学校寮歌
逍遙す紅燃ゆる岡の花
を参考にさせていただきました。
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ご完読ありがとうございました。
梨雨