今日の一景
(２６３)
「花譜の館・別館」へようこそ。
春
の
バラシリーズ
Ⅲ
薔薇
の
塔
エクセルサ
＆
ノイバラ
あへしらふ徴や紅白薔薇の塔
(あへしらふしるしやこうはくばらのとう)
[注・それぞれ古語で、「あへしらふ」とはもてなす。歓迎する。「しるし」とは証拠。の意]
１
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エクセルサ
(Excelsa)
別名
レッド・ドロシー・パーキンス
系統
CL つるバラ
花の形
カップ咲き
花の色
赤
花径
小輪
葉色
濃い緑
樹形
つる
樹高
２～３ｍ
樹勢
普通
仕立て方
壁面向き、フェンス向き、庭植え向き
香り
ほとんどなし
育てやすさ
普通
育成環境
日向を好む
作出年
１９０９年
作出者
Walsh
作出国
アメリカ合衆国
イメージ
かわいい、華やか
特徴
枝が細い、多花性、房咲き
雨やうどんこ病に弱い。枝はしなやかなので、壁面やフェンスなどにポピュラーである。
以上
バラ図鑑>>ＣＬ つるバラ/エクセルサ(えくせるさ)
２０１２/４/２更新
による
２
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ノイバラ
[野薔薇]
Rosa multiflora
(ロサ・ムルティフローラ)
別名
ノバラ
古名
宇万良(うまら)、茨(ウバラ)といっていた。
性状
落葉低木
原産地
日本、朝鮮半島、中国
特徴
高さが２ｍくらいになり、茎には刺がある。葉は奇数羽状複葉で互生する。葉の表面は光沢が無く、葉柄に托葉がある。５弁の白い花を５月ごろから咲かせ秋に赤い小さな実をつける。庭木や垣根、切花、また品種改良されたバラなどの重要な接木の台木として使われる。実際に台木以前に古くにヨーロッパなどに渡ったことで今までになかった房咲き性の性質を導入する元となった。秋に彩を添える赤い小さな実は綺麗。切枝としてよく利用されている。
薬用として
果実を乾燥して用い［永実(エイジツ)］と呼ばれている。瀉下、利尿剤、浮腫、便秘などに使う。また、花や果実はホワイトリカーにつけて果実酒、花酒としてもよい。
和歌
道野辺の荊の未にはほ豆の からまる君を離れか行かむ(万葉集 ; 巻二十の四三五二)
季語
ノイバラの花が夏の季語として使われる。
以上、
バラ類 Rosa その２ 園芸手帳
による
３
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４
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５
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九天へいざ漕ぎ出でな薔薇の舟
(きゅうてんへいざこぎいでなばらのふね)
[注・それぞれ古語で、「きゅうてん」とは天上。
「な」とは、自己の意思、希望を表わす終助詞で、さあ・・・しようよ。の意]
６
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ご完読ありがとうございました。
梨雨