今日の一景
(212)
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四季の風景
春
柊南天
(ひいらぎなんてん)
葉の赤張れば柊南天の花こそ物げ無けれ
(はのあかばればひいらぎなんてんのはなこそものげなけれ)
[注・それぞれ古語で、「あかばる」とは赤味ががる、「ものげなし(形ク)」とは、目立たない、の意]
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ヒイラギナンテン
インターネットの ウィキペディアフリー百科事典 によりますと
目
キンポウゲ・Ranunculaes
科
メギ・Berberidoidaceae
亜科
メギ・Berberidoideae
連
メギ・Berberideae
亜連
Berberidinae
属
メギ・Berberis
種
ヒイラギナンテン
B.japonica
学名
Berberis japonica
(Thunb.) R.Br.
シノニム
Mahonia japonica (Thunb.) DC
ヒイラギナンテン
ヒイラギナンテン(柊南天)は、メギ科メギ属の常緑低木。
形態・生態
葉は奇数羽状複葉で、互生し、小葉は硬く、ヒイラギの葉に似て鋸葉はとげとなる。常緑で落葉はないが、冬に赤銅色になる部分があり、紅葉のようになる。
春先に総状花序に黄色い花をつける。その中にあ雄しべは、昆虫などが触れることによる刺激で内側に動いて花粉をなすりつける。
果実は液果で、秋に青く熟す。
分布
中国南部、台湾、ヒマラヤ原産。
人間との関わり
庭や公園などに栽培される。果実を実生として、果肉をとり、植える。
近縁種
ヒイラギナンテン属には約70あ、中国から北米・中米にかけて分布する。小葉の細長いホソバノヒイラギナンテンもよく栽培されている。
と説明されています。
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柊南天咲くや床几の彼方此方と
(ひいらぎなんてんさくやしやうぎのをちこちと)
[注・それぞれ古語で、「しゃうぎ」とは椅子、「をちこち」とはあちこち、の意]
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葉の垂れて柊南天咲き初めけむ
(はのたれてひいらぎなんてんさきそめけむ)
[注・「そむ」とは始(はじ)める、「けむ」とは現在の伝聞・婉曲の助動詞~とかいう、の意]
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御完読ありがとうございました。
(梨雨)