今日の一景
(210)
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四季の風景
冬
ヒマラヤ雪の下
(ヒマラヤユキノシタ)
ヒマラヤ雪の下筑紫に雪嶺あらなくに
(ヒマラヤユキノシタちくしにせつれいあらなくに)
[注・「せつれい」とは雪山、「あらなくに」とは古語で、ないのに、の意]
1
ヒマラヤユキノシタ
インターネットの みんなの花図鑑 によりますと
ヒマラヤユキノシタ
[ヒマラヤ雪の下]
学名
Bergenia stracheyi
分類
ユキノシタ科 ヒマラヤユキノシタ属
開花時期
1~4月
花の色
白、赤
名前の読み
ひまらやゆきのした
分布
原産地は中国からアフガニスタンにかけてのヒマラヤ山脈周辺の地域
生育地
林の中や岩場
植物のタイプ
多年草
大きさ・高さ
15~49センチ
花の特徴
花茎を出し、花径1センチくらいの桃色の花を円錐花序 ( 下のほうになるほど枝分かれする回数が多く、全体を見ると円錐形になる ) につける。花の色には白や濃い紅色のものもある。
葉の特徴
根際から生える葉は大きくて丸く、ロゼット状 ( 茎から葉が重なり合って出て地に接し、円座形になったもの ) となる。葉は革質で固く、葉や茎にはタンニンを含み赤みを帯びる。
その他
日本へは明治時代の初期に渡来した。雪の下 ( ユキノシタ ) と同じ仲間だが、類似点はほとんどない。
と説明されています。
2
末の世に預けて岩根のヒマラヤ雪の下
(すゑのよにあづけていわねのヒマラヤユキノシタ)
[注・それぞれ古語で、「すゑのよ」とは後世、次代、
「あづく」とは、任せる、託す、
「いはね」とは、「いはがね」と同意で、岩の根もと、大地に根を下ろしたような大きな岩、の意]
3
蔵書の 「花と木の名前」1200がよくわかる図鑑・主婦と生活社 によりますと
ヒマラヤユキノシタ
(ヒマラヤ雪の下)
別名
ベルケニア
科
ユキノシタ科
開花時期
2~4月
H
20~30センチ
ヒマラヤ原産の常緑多年草。
太い根茎に丸くて厚い葉がつき、分岐した茎の先に、房状に花をつける。
暑さ、寒さに強く、半日陰で育つ。
庭植え、花壇に。
と記載されています。
細やかなるも一期一会のヒマラヤ雪の下
(ささやかなるもいちごいちえのヒマラヤユキノシタ)
[注・「ささやか(形動ナリ)」とは古語で、小さなさま。小ぢんまりとしているさま。小柄なさま。
「も」とは古語で、逆説の確定条件の接続助詞で、・・・のに、・・・けれども、の意
「いちごいちえ」とは、一生に一度会うこと、また一生に一度限りであること、の意]
4
撮影日
1-2014年2月9日
2-2014年2月9日
3-2015年2月2日
4-2015年1月25日
御完読ありがとうございました。
(梨雨)