今日の一景
(175)
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四季の風景
冬
ポインセチア
寄る風の紅浴びをりポインセチア
(よるかぜのくれなゐあびをりポインセチア)
1
ポインセチア
インターネットの みんなの花図鑑 によりますと
ポインセチア
学名
Euphorbia pulcherrima
分類
トウダイグサ科 トウダイグサ属
開花時期
10~1月
花の色
白、ピンク、赤、他
名前の読み
ぽいんせちあ
分布
原産地はメキシコ及び中央アメリカ
植物のタイプ
樹木
大きさ・高さ
5~7メートル
花言葉
祝福する、私の心は燃えている
誕生花
12月22日
花の特徴
花は杯状花序(花が杯状の苞に包まれて茎先につく)である。花弁がなく、花のようにみえるのは苞(花のつけ根につく葉の変形したもの)である。花の色は赤いが、ピンクやクリーム色、白などの園芸品種がある。
葉の特徴
葉は楕円形で、互い違いに生える(互生)。
実の特徴
花の後にできる実はさく果(熟すると下部が裂け、種子が散布される果実)で、上を向く。
この花について
メキシコではノーチェ・ブエナ(聖夜)と呼ばれる。クリスマスを飾る花として親しまれてきた。日本へは明治時代の中期に渡来した。和名は猩々木(ショウジョウボク)である。属名の Euphorbia はローマ時代のモーリタニア王
Juba の侍医「エウフォルプス(Euphorbus)さん」にちなんで名づけられた。この属の植物の1種の乳液を初めて薬に使ったことからきている。種小名の pulcherrima は 「非常に美しい」という意味である。
と説明されています。
2
俳句上
叢書の 草木花・歳時記・冬 によりますと
季語
ポインセチア
猩々木
(しょうじょうぼく)
ポインセチア トウダイグサ科
クリスマスのころに鉢物として売られるほか、飾り付けやプレゼントの包装紙にもこの花のデザインがよく使われる。しかし、たまたまこの季節に葉が美しく赤化するというだけで、本来はクリスマスには何ら関係ない。
原産地のメキシコ中西部では、高さ3~5メートルになる常緑低木。熱帯地方では庭木として植えられるが、日本ではおもに鉢作りにし、寒さとともに温室に入れて育てる。日照時間が短くなると枝先に花序ができ、それを取り囲む包葉(ほうよう)が真っ赤にいろづく。淡紅色や黄白色の品種もあるが、もともとは赤色で、猩々木の和名もそこから生まれた。ポインセチアの名は1833年、この植物を初めて米国に紹介した駐メキシコ大使ポインセットにちなむ。日本に入ったのは明治時代半ばである。 < 鳥居恒夫 >
と説明されています。
ポインセチア立礼席を煌らかに
(ポインセチアりゅうれいせきをきららかに)
[注・「きららか(形動ナリ)」とは古語で、きらきらと輝いて美しいさま、の意]
3
傷心に緋の色眩しポインセチア
(しょうしんにひのいろまぶしポインセチア)
4
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(梨雨)