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四季の風景・秋-み(見)せばや-今日の一景(149)-福智山ろく花公園

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今日の一景
(149)
 
花譜の館・別館」へようこそ。
 
四季の風景
 
みせばや
 
 
みせばやの燻みにけるになほ顕証
(みせばやのくすみにけるになほけしょう)
[注・それぞれ古語で、「くすむ」とはかざりけがなく、じみである、「けしょう」とはめだつ、の意]
 
 
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ミセバヤ
 
蔵書の 草木花・歳時記・秋 によりますと
 
季語
みせばや
玉の緒
(たまのお)
 
ミセバヤ   ベンケイソウ科
 
   現在、香川県の小豆島だけに自生が確認されており、寒霞渓(んかけい)の手の届かぬ岸壁にぶら下がっているのを時たま見かける。茎の先に無数のピンクの花が"たま"になって咲き、長い茎を緒に見立てて「玉の緒」ともよぶ。ミセバヤの名は、柳原紀光の随筆集『閑窓自話』(18世紀本)によると、吉野山の法師が奥山でこの花を見つけ、歌の師匠に"君に見せばや"と詩を添えて贈ったことにちなむという。古くから栽培され、挿木で容易にふやせるが、自生地ではめっきり少なくなって、日本の絶滅危惧種の筆頭格になった。
   茎の長さ15~30センチの多年草。小型の扇形の多肉の葉が3枚ずつ段々につく。花期は10~11月。
< 清水健美 >
 
と説明されています。
 
 
 
みせばやの陰にて彩を隠したり
(みせばやのかげにていろをかくしたり)
 
 
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みせばやの肯の机に置かれたる
(みせばやのうけがひのつきにおかれたる)
[注・それぞれ古語で、「うけがひ」とは承諾すること、「つき」とは机、の意]
解釈
花が咲いたミセバヤの鉢が花公園の誰もいない受付の机の上に置かれている
 
 
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ご完読ありがとうございました。
(梨雨)
 
 

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