今日の一景
(147)
「花譜の館・別館」へようこそ。
四季の風景
秋
金魚草
(きんぎょそう)
庭遼を恋しからむ金魚草
(にはたづみをこひしからむきんぎょさう)
[注・「にはたづみ」とは古語で、水溜り、の意]
1
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キンギョソウ
インターネットの みんなの花図鑑 によりますと
キンギョソウ
[金魚草]
学名
Antirrhinum majus
分類
ゴマノハグサ科 キンギョソウ属
開花時期
4~6月
花の名
白、黄、橙、ピンク、赤
花の読み
きんぎょそう
分布
原産地は地中海沿岸
生育地
庭植え、鉢植え
植物のタイプ
多年草
大きさ・高さ
20~100センチ
花の特徴
茎先に総状花序(柄のある花が花茎に均等につく)を出し、長さ3~4センチくらいの唇形をした花をたくさんつける。花の色は赤、オレンジ、白、黄色、ピンクなど多様である。
葉の特徴
葉は披針形で、下部では向かい合って生え(対生)、上部では互い違いに生える(互生)。
実の特徴
花の後にできる実はさく果(熟すると下部が裂け、種子が散布される果実)である。
その他
分類体系によってはオオバコ科とされる。夏の暑さに弱いので、園芸上は一年草として扱う。花の形が金魚に似ているというのが名の由来である。属名のAntirrhinumはギリシャ語の「anti(似) +rhinos(鼻)」からきている。花冠の形から名づけられたものである。種小名のmajusは「巨大な」という意味である。
と説明されています。
2
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金魚草に開園前の秋時雨
(きんぎょさうにかいえんまえのあさしぐれ)
[注・「しぐれ」とは初冬のころ、急にぱらぱらと降っては止み、晴れてはまた降り出す雨をいう。
晩秋や春にも同様の雨を見ることがあるが、それはとくに「秋時雨」「春時雨」として区別する。
陰暦10月は時雨月もいわれるようにいちばん時雨が多い。
時雨は時雨移りといって夕立のように山から山へと降り移って行くことが少なくない。
京都の北山の時雨などことに趣きが深い。
一方では晴れていながら、一方で晴れているのを片時雨という。
朝時雨、夕時雨、小夜時雨、村時雨。
金魚草の季語の季は仲夏ですが、秋時雨で秋の季節と確定しおります。
3
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俳句上
いつもの 花の俳句図鑑 によりますと
季語
仲夏
金魚草
(きんぎょそう) (きんぎょさう)
キンギョソウ ゴマノハ属
[植物・特徴]
地中海沿岸原産。観賞用に切り花や鉢植えにされるほか、花壇などにも植えられる。日本には江戸末期に伝えられたが、現在見られる品種は明治以降に輸入されたもの。6~7月、茎の先に唇形の花が群れて咲く。花色は白、赤紫、橙色などさまざま。花の形が金魚が口を開けているように見えることから、この名がついた。
[作句のポイント]
その名のとおり、異らしいという形容がぴったりくる可憐な赤い花。香りもまた良い。梅雨の湿気の多い時期、ひとときの涼味をそえる風流な花である。
と説明されています。
4
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金魚草世間の水に慣らひける
(きんぎょさうせけんのみづにならひける)
[注・「ならふ」とは古語で、馴染む、の意]
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ご完読ありがとうございました。
(梨雨)