今日の一景
(146)
「花譜の館・別館」へようこそ。
四季の風景
秋
エリカ
幼時より流離の憂い花エリカ
(ようじよりりゅうりのうれいはなエリカ)
[注・「りゅうり」とは故郷を離れて遠くさすらうこと、の意]
1
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2
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エリカ属
インターネットの ウィキペディアフリー百科事典 によりますと
エリカ属
目
ツツジ・Ericales
科
ツツジ・Ericaceae
属
エリカ・Erica
エリカ属
エリカ属(学名 : Erica)とはツツジ科の植物の属のひとつ。700種類以上の種があり、その大部分は南アフリカ原産で、残りの70種程度がアフリカのその他の地域や地中海地方、ヨーロッパ原産である。
特徴
多くの種は高さ20-150cmほどの低木であるが、E. arborea、E.scopariaのように達する種もある。エリカの群生地としては、北ドイツの自然保護地区、リュー舐るがー杯でが有名。また小説『嵐か丘』の館の周囲に生えていたのもエリカね英語ではヒース(heath)と呼ばれている。
主な種
・ジャノメエリカ(学名E. canaliculata)
名前の由来は、花の中の黒い葯(花粉袋)が蛇の目に見えることから
・スズランエリカ
花がスズランに似ている。
と説明されています。
俳句上
いつもの 花の俳句図鑑 によりますと
季語
エリカ
エリカ ツツジ科
[植物・特徴]
南アフリカおよび地中海地方原産、日本へは昭和の初めに渡来し、鑑賞用に栽培されている。葉はスギのような針状。花は壺形または鐘形で、色は淡紅色、白色、桃紅色などさまざまなものがあり、穂のように枝にたくさんつく。ヨーロッパではクリスマスやイースターの切り花として利用されている。
[作句のポイント]
枝に無数についた小花が印象に残る。黒褐色の葯がよく目立つ。切り花や鉢植えにされることが多いので、周囲の情景とあわせて詠むとよい。
と説明されています。
汚れなき白きエリカに針の雨
(けがれなきしろきエリカにはりのあめ)
3
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4
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蒼空晴れてエリカほってと晒しけり
(そらはれてエリカほってとさらしけり)
[注・それぞれ古語で「ほってと」とはたっぷり、「さらす」とは日光や雨風のあたるまましておく、の意]
5
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なお、登載の画像のエリカの種は
エリカ・ホワイトデイライト
と思われます。
咲き始めは純白の花で、次第に先端から赤味がさしてきます。
ご完読ありがとうございました。
(梨雨)