「花譜の館」へようこそ。
荒ら屋にピンクのガーベラ活けにけり貴き愛の言葉託して
(あばらやにピンクのガーベラいけにけりたふときあいのことばたくして)
[注・「あばらや」とは古語で粗末な家、の意
ピンクのガーベラの花言葉は、崇高な愛や美、}
本歌は東日本大震災に対する鎮魂・かつ復興応援歌です。
1
10月26日
の
日誌
後述
本日のテーマの花は、今月、快晴の23日、福智山ろく花公園の植木市のテント内で撮影したガーベラです。
ガーベラの花期は4~11月と長いのですが、俳句上の季は夏となっています。
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ガーベラ
インターネットの ウィキペディアフリー百科事典 によりますと
ガーベラ
目
キク・Asterales
科
キク・Asteraceae
亜科
ムティシア・Mutisioideae
連
ムティシア・Mutisieae
属
ガーベラ・Garbera
学名
Gxerbera L
ガーベラ
ガーベラ(Gerbera)は、キク科ガーベラ属の総称。多年草。狭義にはアフリカセンボンヤリGerbera jamesoniをガーベラとすることがある。
特徴
温帯な地域および、熱帯アジアやアフリカなどに分布し、野生で約40種が存在する。(特に南アフリカが多い)。花のもちが良く、フラワーアレンジメントでも比較的多く用いられる。
花色はピンク、赤、白、黄色、緑、オレンジなど豊富にある。
語源
発見者であるドイツの植物学者ゲルバー(Traugott Gerber)の名前からとられた。
園芸種の一般的な特徴
ヨーロッパで品種改良され、切花や植木用に栽培されるものが多くある。こうしたものは花期4-9月頃、暖地ならば4-11月頃(ただし真夏は中断する場合あり)が多い。
切り花用として流通している品種は2000種以上あり、そのうち90パーセント以上がオランダなど日本国外から輸入された品種である。ただし、切り花のほとんどは、輸入された品種である。ただし、切り花ほとんどは、輸入された苗などを日本国内の農家が栽培したものである。
花の直径から大輪・小輪に分類され、それぞれに花弁が糸状になった「スパイダー」タイプがある。また、弁の形状から「一重」「半八重」「八重」に判別することができ、花弁が退化した「球状」タイプの品種もある。
花言葉は『崇高美』『神秘』。
と説明されています。
ガーベラの時に暗ららか時に綺羅
(ガーベラのときにくららかときにきら)
[注・それぞれ古語で、「くららか」とは暗い、「きら」とは華やか、の意]
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4
俳句上
蔵書の 草木花・歳時記・夏 によりますと
季語
ガーベラ
ガーベラ キク科
ガーベラは、ラテン語名(学名)のゲルペラ属を英語読みしたもので、主に南アフリカ産の原種から作られた園芸品種の総称である。
1878年、南アフリカのトランスヴァール地方で、イギリスの探検隊により発見された原種は高さ数十センチ、全体に細い柔毛があり、茎の頂部に橙赤色の頭花(とうか)をつけていた。その後、紅紫色、白色などさまざまな花色や花の大きさの異なるものが発見され、1910年にイギリスで園芸品種の育成が始められた。
その2年後の大正元(1912)年には日本に早くも導入され、民間の育種家によって改良が試みられた。とくに大正12年に作られた濃赤色八重咲き品種の[ニッポン]は、欧米にも輸出されたほどの名花として有名。
第二次世界大戦後、全く新しい系統の品種が作り出され、現在、鉢植えや花で売られるものはすべてこの系統になってしまい、花壇で育てられることは少なくなった。多年草だが、寒さの厳しい地方の場合、路地植え冬越しはできないが、冬が暖かで夏も極端に暑くならなければ、5月から霜の下りるころまで花を楽しむことができる。< 鳥居恒夫 >
と説明されています。
忙中に閑ありガーベラの花
(ばうちゅうにかんありガーベラのはな)
[注・「忙中閑(ばうちゅうかん)あり」 とは忙しいさなかにもわずかな暇はあるものだ、の意]
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ご完読ありがとうございました。
(梨雨)