今日の一景
(129)
「花譜の館・別館」へようこそ。
四季の風景
秋
十三夜
(じゅうさんや)
こと
後の月
(のちのつき)
(10月6日の夜の月)
天性に争ふことなし後の月
(てんせいにあらがふことなしのちのつき)
[注・それぞれ古語で「てんせい」とは天から授かった性質、生まれつき、
「あらがふ」とは反対むする、反抗する、の意]
1
後の月
蔵書の ホトトギス・新歳時記・稲畑汀子編 によりますと
季語
後の月
(のちのつき)
陰暦9月13日の夜の月をいう。
8月15日夜の月に対して後の月というのである。
後の月を賞するのはわが国のことだけのことで、とくに十三夜を祀る理由は諸説あって定かではない。
すでに肌寒を覚えるころで、月光もいよいよ澄みわたる感じがある。
栗や大豆が熟れる時季にあたるのでこれを供え、栗名月めいげつ)、豆名月ともいう。
十三夜
(じゅうさんや)
と説明されています。
後の月明日の予定のぎっしりと
(のちのつきあすのよていのぎっしりと)
2
ご完読ありがとうございました。
(梨雨)