今日の一景
(78)
「花譜の館・別館」へようこそ。
四季の風景
夏
庭園の紫陽花たち
紫陽花
(あじさい)
Ⅶ
紫陽花のいと赤らけし鬱捨てで
(あぢさゐのいとあからけしいぶすてで)
[注・それぞれ古語で、「いと」とはたいそう、「あからけし」とは赤味がかっている、
「いぶ」とは憂鬱、「すつ」とは「顧(かえりみ)ない」、「で」とは打消しの意の接続助詞で、ないで、なくて、の意]
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雲低く棚引くがごと額の花
(くもひくくたなびくがごとがくのはな)
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額の花活けて部屋にも雨の降る
(がくのはないけてへやにもあぬのふる)
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ご完読ありがとうございました。
(梨雨)