今日の一景
(75)
「花譜の館・別館」へようこそ。
四季の風景
夏
白野江の若き紫陽花たち
紫陽花
(あじさい)
Ⅴ
紫陽花や青雲の志の及ばざる
(あぢさゐやせいうんのしのおよばざる)
1
Image may be NSFW.
Clik here to view.
Clik here to view.

アジサイ
蔵書の 草木花・歳時記・夏 によりますと
紫陽花
(あぢさゐ) (あじさい)
七変化(しちへんげ) 四葩(よひら)
アジサイ アジサイ科(ユキノシタ科)
梅雨時の花は紫陽花に代表される。野生のガクアジサイのなかで、装飾花ばかりになったものがアジサイである。
花弁に見えるのは4枚のがく片で、その中心部に直径1~2ミリの花冠がある。4枚のがく片から、四葩、また花の色が日々微妙に移り変わることから七変化ともよばれる。『万葉集』には「味狭藍」または「安治佐為」と表記されており、語源については「あづ(集める)さい(真の藍)」とするほか、さまざまな説がある。紫陽花と書くのは当て字で、白楽天の詩「招賢寺に山花一樹あり 人その名を知るものなし 色は紫色に花は香気を宿し(略) よりて紫陽花と名づく」によっている。平安時代の学者・源順(みなもとのしたごう)がこの紫陽花をアジサイと解し、以後それが広まったといわれている。
しかし、アジサイはれっきとした日本原産の園芸植物で、高さ1~2メートルの落葉性小低木である。幕末に長崎に滞在していたシーボルトが、アジサイの学名に自分の愛人だった"お滝さん"の名をとり、オタクサと命名した話は有名。
ヨーロッパに渡ったアジサイは、改良が重ねられた系統が日本に里帰りし、西洋アジサイと呼ばれてさかんに栽培されている。装飾花が大型で花色も桃、赤、白など鮮明な単色のものが多く、日本のアジサイと趣を異にするが、植物としてはアジサイそのものである。 < 鳥居恒夫 >
と説明されています。
2
Image may be NSFW.
Clik here to view.
Clik here to view.

3
Image may be NSFW.
Clik here to view.
Clik here to view.

4
Image may be NSFW.
Clik here to view.
Clik here to view.

あぢさゐのところどころに浅みどり
(あぢさゐのところどころにあさみどり)
5
Image may be NSFW.
Clik here to view.
Clik here to view.

6
Image may be NSFW.
Clik here to view.![イメージ 4]()
Clik here to view.
7
Image may be NSFW.
Clik here to view.![イメージ 5]()
Clik here to view.
あぢさゐののちの幽みのうす化粧
(あぢさゐののちのくらみのうすげせう)
8
Image may be NSFW.
Clik here to view.![イメージ 6]()
Clik here to view.
ご完読ありがとうこざいました。
なお、登載の8画像は、いずれも先月12日、北九州市立白野江植物公園
において、咲き始めたまだ色淡い紫陽花を撮影したものです。
(梨雨)