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四季の風景・夏-花菖蒲(はなしょうぶ)2014・Ⅰ-北九州市立白野江植物公園

 
今日の一景
(64)
 
 
花譜の館・別館」へようこそ。
 
四季の風景
 
花菖蒲
(はなしょうぶ)
 
 
昨夜母を折り見舞ひせり花菖蒲
(きぞははををりみまひせりはなさうぶ)
[注・それぞれ古語で、「きぞ」とは昨日の晩、「をりみまひ」とは病人を見舞うこと、の意]
 
 
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ハナショウブ
 
インターネットの ウィキペディアフリー百科事典 によりますと
 
ハナショウブ
 
キジカクシ・Asparagales
アヤメ・Iridaceae
アヤメ・Iris
ノハナショウブ(広義)
I. ensata
変種
ハナショウブ
I.ente var.ensata
学名
Iris ensata Thunb. var. ensata  (1794)
シノニム
I. nsata Thunb. var. hortensis
(Maxim.) Makiko et Nemoto (1931)
I., kaempferi Siebold ex lemaine  (1858)
 
ハナショウブ
   ハナショウブ(花菖蒲)はアヤメ科アヤメ属の多年草である。シノニムはI, ensata var, hortensis, I, kaempferi,
 
解説
   ハナショウブはノハナショウブ(学名I. ensata var. spontanea)の園芸種である。6月ごろに花を咲かせる。花の色は、白、桃、紫、青、黄、など多数あり、絞りや覆輪などとの組み合わせを含めると5000種類あるといわれている。大別すると、江戸系、伊勢系、肥後系の3系統に、原種の特徴を強く残す長井古種(長井系)を含め、4系統に分類でき、古典園芸植物でもある。他にも海外、特にアメリカでも育種か進んでいる外国系がある。
 
   近年の考察では、おそらく東北地方でノハナショウブの色変わり種が選抜され、戦国時代か江戸時代はじめまでに栽培品種化したものとされている。これが江戸に持ち込まれ、後の3系統につなかった。長井古種は江戸に持ち込まれる以前の原型を留めたものと考えられている。
 
   アヤメ類の総称として、ハナショウブをアヤメと呼称する習慣が多くみられる。(施設名、創作物などで)。一方でショウブと呼称してハナショウブを指すこともあるが、菖蒲湯等に使われるショウブは、(古くはサトイモ科)に分類される別種の植物である。
 
見分け方
   堀切植物園には、ハナショウブ・カキツバタ。アヤメ・稲妻の見分け方として、次の掲示がある(2005年6月現在)。
 
抜粋
外花被の模様での見分け方
      アヤメ        
 外花被片に網目模様がある
    カキツバタ     
外花被片に網目模様なし   外花被片に白い斑紋がある
  ハナショウブ   
外花被片に網目模様なし  外花被片に黄色い斑紋がある
 
   なお、「いすれがアヤメかカキツバタ」という慣用句がある。どれも素晴らしく優劣は付け難いという意味であるが、見分けがつけがたいという意味にも用いられる。
 
と説明されています。
 
 
 
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陰と陽窺ひ知るや花菖蒲
(いんとよううかがひしるやはなさうぶ)
[注・「うかがふ」とは古語で、ひそかに様子を探る、の意]
 
 
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俳句上
 
蔵書の 草木花・歳時記・夏 によりますと
 
季語
花菖蒲
(はなしょうぶ)  (はなさうぶ)
菖蒲園(しょうぶえん)  菖蒲池(しょうぶいけ)  白菖蒲(しろしょうぶ)
 
ハナショウブ   アヤメ科
 
   花菖蒲と菖蒲は紛らわしい。6~7月の梅雨時に催される菖蒲祭はハナショウブの展示会で、端午の節句に菖蒲湯に使われるのはショウブ科のショウブである。また季語で菖蒲園、菖蒲池といえば、ハナショウブ、さらに、ショウブは古くはアヤメとよばれ、漢字では菖蒲と書かれたから、いっそう紛らわしくなる。ともに剣形の長い葉を持つが、花の形が異なり、ショウブは葉状の苞(ほう)の腋(えき)から黄緑色の短い花穂(かすい)を出すだけである。また葉を千切って匂いをかぐと、ショウブには独特の芳香があるが、花菖蒲にはない。
   ハナショウブは、南西諸島を除く日本全土のほか、シベリア東部から中国東北部、朝鮮半島の山間湿地に自生するノハナショウブを改良した、日本国産の園芸植物である。
   改良は江戸時代初期から始められ、花色はもちろん、三枚の外花被片(がいかひへん)が大きい3弁咲き、内外花被片が大きくて紋様をもつ6弁咲き、雄しべと雌しべが弁化した八重咲きなど、多くの品種が作られた。これらの品種は、育成された土地の名をとって江戸系、肥後系、伊勢系に大別され、現在では500品種以上が知られている。
   ノハナショウブは高さ40~60センチで、太い地下茎のある多年草。葉の中央脈が隆起して目立つのが特徴。花は古代紫とよばれる色で、外花被片の中央下部に黄色の線状紋があり、寿命は3日ほどである。
                                                      < 清水健美 >
 
と説明されています。
 
 
 
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花菖蒲豊けきあそびの心哉
(はなさうぶゆたけきあそびのこころかな)
[注・「ゆたけし」とは古語で、余裕がある、の意]
 
 
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筑紫野に梅雨入り宣言花菖蒲
(ちくしのにつゆいりせんげんはなしょうぶ)
 
 
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ご完読ありがとうございました。
(梨雨)
 

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