「花譜の館・別館」へようこそ。
House of flowers tablature
annex
Flower photography by Riw
№275
藪蘭
(やぶらん)
1
ヤブラン
(藪蘭)
=
リりオぺ
学名
Liriope muscari
(L.platyphylla)
和名
ヤブラン
(藪蘭)
分類
キジカクシ科 ヤブラン属(リリオペ属)
しょうじょうたりすきやにあきのしのびよる
蕭条たり数寄屋に秋の忍び寄る
(せうでうたりすきやにあきのしのびよる)
注・
「せうでう(形動たり)」とは、物寂しいさま。
「すきや」とは、茶室。
の意
2
3
ヤブラン
(リリオぺ)
とは
{特徴}
ヤブランは、日本各地の林床などで普通に見られる常緑性の多年草です。
ほぼ一年中同じ草姿を保ち、性質が強く、丈夫で手のかからない植物なので、
古くから緑化や造園の植栽材料として広く利用されています。
耐寒性と耐暑性が強く、日なたから日陰まで幅広い環境に適応し、病害虫の被害もほとんど見られず、
土質もあまり選びません。
革質の細長い葉は、しなやかで堅く、8月から10月には長い穂を伸ばして、
青紫から白色の花を咲かせます。
ジャノヒゲ
(Ophiopogon japonicus)
に似ていますが、ジャノヒゲは青紫の実がなり、ヤブランは黒い実がなるので区別できます。
ヤブラン属(Liriope属)には5種あり、日本には、ヤブラン、ヒメヤブラン(L.spicata)の3種が自生しています。
斑入りや花色の異なるものなど20ほどの園芸品種があります。
最もポピュラーで栽培や流通の多いのは、明るい黄色の縦線の縦縞が入る斑入りヤブランで、
‘ゴールド・ハンデッド’
(Gold Banded)
とも呼ばれます。
※科名 : ユリ科で分類されることもあります。
以上解説は、【ヤブラン(リリオペ)とは-育て方図鑑・みんなの趣味の園芸・NHK出版】引用
4
5
全ての画像は、昨日(2018年9月13日)、庭園・芦屋釜の里・小茶室の「吟風亭」の小庭にて
撮影したものです。
本日のお運びまことにありがとうございました。
梨雨