「花譜の館・別館」へようこそ。
House of flowers tablature
annex
Flower photography by Riw
№251
中高木に開花する花で、
生れたては白、時間がたつにつれ赤く変化する一日花。
光が強いほど、変化は早い。
酔芙蓉
(すいふよう)
中庸の朝夕事や酔芙蓉
(ちゅうようのあさゆうごとやすいふよう)
[注・「中庸」とは論語・擁也に出てくる言葉、どちらにも偏らないでほどよいこと。中道。
「あさゆうごと」とは古語で暮らし。の意]
中庸
中庸は徳の至れるものなり
ちゅうようはとくのいたれるものなり・・・・
なにごとをするにも、やりすぎてはいけない。
そうかといって遠慮しすぎるものも良くない。
ほとほほどに行動するということが、最高の人徳というものであります。
出典
『 論語・擁也 』
【故事百選より】
1
花は半開、酒はほろ酔い
花は半開を看、酒は微酔に飲む
いちばんよい見どころであるといえるし、
酒はほろ酔い気分位で度を超さない位の分量を飲むのが
適量だといえましょう。
酒を呑み過ぎて醜態を演ずるようではいけません。
出典
『根菜譚』
【故事百選より】
スイフヨウ
[酔芙蓉]
学名
Hibiscus mutabilis Versicolor
分類
アオイ科 フヨウ属
2
両画像は、2018年8月16日、庭園・芦屋釜の里の倉庫前にて撮影したものです。
この画像の花は、とびぬけて早く開花した一番花の1輪です。
今は真っ赤な花ガラになっています。
もう花はついておらず、開花本番まで、あと一月は待たねばなりません。
本来ここの、スイフヨウの開花期、は9月半ばごろから10月にかけてです。
8月に咲くとは、猛暑続きで、花の開花も狂ってしまったようです。
1は、13時09分、順光の南から
2は、14時03分、逆光の北から
撮影したものです。
今は猛暑で光が強く、色の変化が相当に早いです。
秋本番ともなれば、夕刻・閉園(午後5時)頃、にほろ酔い状態の画像のようなピンク色の花が見れますよ。
本日のお運びまことにありがとうございました。
梨雨