今日の一景
(45)
「花譜の館・別館」へようこそ。
四季の風景
夏
鉄線花
(てっせんか)
こと
クレマチス
Ⅰ
2014
蔓はなれ空に遊ぶやクレマチス
(つるはなれそらにあそぶやクレマチス)
1
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2
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クレマチス
蔵書の 草木花・歳時記・夏 によりますと
季語
鉄線花
(てっせんか) (てっせんくゎ)
鉄線(てっせん) クレマチス 風車の花(かざぐるまのはな)
クレマチス キンポウゲ科
5月の庭で、垣根や庭木に蔓や葉柄(ようへい)をからめて野火、細い蔓に不釣り合いな大型の花が咲く。冬には落葉し、細くて硬い蔓は針金同然となるが、生きている。これを鉄線とよぶ人が多いが、本来のテッセンは中国産の原種の1つであり、庭で栽培される園芸品種は、この属の学名をそのままにクレマチスとよんでいる。大きな花弁と見えるのは花弁化したがく片で、4片、6片、8片などがある。花色も青、紫、赤、桃、黄、白などと豊富。初夏には一度にたくさん咲き、品種によっては、秋まで何回か少しずつ咲くものもある。
本物のテッセンは、中国名を鉄線蓮という。花被(かひ)は6片で、クリーム色、または淡紫色。花の直径は5~
8センチと小型で、見栄えもしないので栽培は少ない。日本の山野には、花被が8片で花の直径が10~15センチもあり、花色が白または淡紫色のカザグルマ(風車)があるが、山草愛好家が時おり栽培する程度。
園芸品のクレマチスは、中国のテッセンや日本のカザグルマおよび世界各地からの原種を交雑してヨーロッパで作りだされたもので、さまざまなタイプと花色を持っている。これが輸入されて、国産の多くの品種も作られてきた。
花の後にはコンペイトウ形の果実ができ、淡褐色の長い羽毛が渦巻き状についていて、乾燥すると広がり、風情がある。
クレマチスは手間をかけて育てるよりも、放任栽培のほうが庭木にからんで自然に育ち、失敗が少ない。
< 鳥居恒夫 >
と説明されています。
鉄線の咲いて誉の紫紺かな
(てっせんのさいてほまれのしこんかな)
3
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この紫紺の6弁のクレマチスは民家の庭先で5月5、11日に撮影したものです。
いきさつについては、5月2日、豪邸の庭から溢れる花を撮影のため散策中
白い八重咲きのクレマチス
品種名・八重咲き・白万重(しろまんじゅう)
を発見しましたが、敷地にふみこまなれれば
いい画像が撮れないため、庭に出ていた婦人に許可を得て、同花を撮影しました。
この時、高い位置にこの
紫紺の6弁のクレマチス
は蕾でした。
以降の撮影の許可も得たため
蕾の開いたこのクレマチスを、5、11日に、白のクレマチスとともに撮影し、
画像が集まったため投稿できると、判断したものです。
白の八重咲きのクレマチス
白万重
については、明日投稿いたします。
4
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(梨雨)