今日の一景(34)
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四季の風景
春
水芭蕉
(みずばしょう)
根方より水清め初めけり水芭蕉
(ねかたよりみづきよめそめけりみづばせう)
[注・「ねかた」とは古語で、根元、の意]
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ミズバショウ
蔵書の 草木花・歳時記・春 によりますと
水芭蕉
(みずばしょう) (みづばせう)
ミズバショウ サトイモ科
ミズバショウは何といっても、湿原を埋めつくして咲く白い幻想的な 花 が魅力的である。花というのは正確には花序の苞で、このような形の苞を仏像の光背に見立てて、仏炎苞(ぶつえんほう)という。ほんとうの花は直径3~4ミリとごく小さく、苞の内側に伸びる肉質棒状の花序の頭にびっしりとつく。
唱歌 「夏の想い出」 にうたわれ、尾瀬ヶ原が有名になって花のイメージが強いが、花は雪解けが終わる4月ころには咲きはじめる。今では観光資源として各地で植えられるので、本来の自生かどうか紛らわしいところも少なくない。
太い地下茎のある多年草。低山から亜高山にかけ、開けた湿原や林間の湿地に群生する。花序は高さ10~30センチ。葉は花に贈れて開き、「芭蕉」の名のとおり大きく、長さ1メートルを超すものもある。日本では兵庫県以北の多雪地帯に見られ、千島列島、サハリン、ウスリーにも分布する。 < 清水健夫 >
と説明されています。
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尾瀬に尚変はりなし水芭蕉
(おぜになほかはりなしみづばせう)
[注・「なほ」とは古語で、同じく、同じように、の意]
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(梨雨)