花譜の館・別館
House of flowers tablature
annex
Flower photography by Riw
No_62
韮
(にら)
の
花
1
ニラ
[韮]
学名
Allium tuberosum
分類
ネギ属
開花時期
8月、9月、10月
花の色
白
名前の読み
にら
分布
原産地は中国の西部。
日本へは弥生時代に渡来。
古くから畑で栽培され、また野生化もしている。
生育地
畑、草地
大きさ、高さ
20~30センチ
2
花の特徴
花茎を出し、真っ白い花をつける。
花被片は6枚である。
葉の特徴
葉は平たい線形で、強い匂いがある。
栄養分にも富み、健康野菜として人気がある。
実の特徴
花の後にできる実はさく果 ( 熟すると下部が避け、種子が散布される果実 ) である。
この花について
属名の Allium はニンニクの古いラテン語名である。
種小名の tuberosum は 「 塊茎のある 」 という意味である。
その他
古事記には加美良 ( かびら ) 、万葉集には久久美良 ( くくみら ) として記載がある。
栄養分にも富み、健康野菜として人気がある。
種子は韮子 ( きゅうし ) という生薬になり、腰痛、遺精、頻尿に使う。
葉き韮白 ( きゅうはく ) という生薬になり、強精、強壮作用がある。
俳句では 「 韮 」 が春の季語、「 韮の花 」 が秋の季語である。
以上【みんなの花図鑑】品用
3
4
韮の花背く人また臨む人
(にらのはなそむくひとまたのぞむひと)
注・それぞれ古語で
「そむく」とは、うしろ向きになる。背中を向ける。
「のぞむ」とは、対する。真向かう。
の意
5
6
7
8
全ての画像は、2017年9月15日、北九州市立白野江植物公園・花の谷にて撮影したものです。
本日のお運びまことにありがとうございました。
梨雨