今日の一句
(87)
「花譜の館・別館」へようこそ。
待望の一輪
椿
虞美人
(ぐびじん)
1
椿
グビジン
[虞美人]
学名
Camellia japonica `Gubijin'
秋咲き 牡丹咲き 雄しべは割れて弁と混在 中~大輪
北九州民家の栽培種
2
3
大寒や床しき椿物に成す
(だいかんやゆかしきつばきものになす)
大寒
(だいかん)
とは
1月の季語。
二十四節気の一つ。
小寒から数えて15日目、たいてい1月20日頃にあたる。1年中で最も寒さが厳しいころである。
今年の大寒は、1月20日であった。
注・それぞれ古語で、
「ゆかし」とは、手に入れたい。欲しい。
「ものになす」とは、自分のものにする。成し遂げる。
の意
4
椿の「虞美人(ぐびじん)」は、庭園・「芦屋釜の里」の名花で、およそ3年前から狙っていたのですが、
上に咲く椿の「紅荒獅子(べにあらじし)」の下に、しとやかに下向きに咲き、黒シミいっぱいで、
被写体の状況が悪く、撮影に失敗し続けてきました。
この花を撮影するには相当の難関があることは、過去の実績から解っていました。
ネットでも、素晴らしい「虞美人」の画像は見たことがありません。
昨日(2017年1月21日)、小茶室に咲く、ヒイラギナンテンを狙って行った時、
立礼席にて、職員の方から、もう、綺麗な椿の「虞美人」が咲いていると教えられました。
先に申しましたように、この花を狙い続けてきましたが、
咲いていても、下向きに伏せ、しかも風にあたり、黒シミがひどく投稿できたものではありませんでした。
昨日は一輪のみでしたが、真横に向いて咲いており、モデルにしては優良で、
即、投稿することにし、撮影に熱中しました。
本日は、ご完読まことにありがとうございました。
梨雨